(一)-2
文字数 227文字
休憩に戻ってきた八人の少女たちは、部屋の真ん中に置かれたテーブル席について用意された食事を始めた
食事の準備を終えた配膳係の高齢女性が部屋を出て行くと、少女たちは食べながら話を始めた。
「アイとセンペットって今日来てなかったけど、どうしたの?」
最近やってきたばかりの少女の一人が言った。
それに対し「知らないの? 夕べ捕まったんだと思う」とテーブルの向かいの席に座る少女が答えた。
「なんでカムラはそのことを知っているの?」
最初の少女が尋ねた。
(続く)
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