それぞれのこだわり

文字数 385文字

土日は家族のなかでしお太が一番早くに出かけていくこともあります。

平日は中学校の部活、週末は地域のスポーツスクールで活動しています。

雨戸を開けて、しお太がまだ弱い朝の光で朝ごはんを食べていると、父・しおじが起きてきました。
電気つけろ。

暗い部屋で食べたら、栄養にならん!

何食べてるかわからん。

そう言って、ダイニングの電気をつけました。
暗いかなぁ……。
お父さん、いつもそう言わはるなぁ。

父ちゃんのこだわりやな。

じゃあ、おかあさんのこだわりはなに?
なんやろ……。
よく食べること?
うるさいっ
洗濯物を干しながら、わたしのこだわりってなんやろうと考えていていました。


そして、結婚当初からしおじにも散々伝えてきたことを思い出しました。

『「ありがとう」と「ごめん」を惜しみなく言おう。とくに身近なひとに!』
これがわたしのこだわりです。
ちなみに春休みの土曜日、しおすけはまだまだ夢の中。。。
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登場人物紹介

しおむすび しおむすび家 母 作者

しおむすび しおむすび家 母 作者

しおむすび しおむすび家 母 作者

しおじ しおむすび家 父

最近の趣味はAMラジオを聴くこと 落語鑑賞

いかにもおっさんですが実はスポーツマン

しお太 しおむすび家 長男

スポーツが大好き 特に球技

早起き 

しおすけ しおむすび家 次男

物心ついた時からあるアイドルを一途に推している(『ぼくの夢』参照) 愛嬌っ子 以前は「先延ばしBOY」という異名もあった

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