先生ロボの日常
文字数 1,351文字
しかし、先生ロボは信じられない素早さで、ユーリィのジャンピングニーキック(飛び膝蹴り)を受け止め、さらに地面に押し倒して組み伏せた。
他のクラスメイトたちも、
「先生ってやっぱりスゴイ!」
「けど、ユーリィくんもカッコいいなあ」
「やっぱり先生だよ! なんでもできて憧れちゃう!」
と褒めたたえている。
その後、クラスメイトが次々に先生ロボに挑んでは返り討ちにされ、体育の授業は終わった。
僕らは水場で水を飲みながら、休憩していた。
先生の言うことには間違いはない。
先生は僕らみんなのことを思ってくれているんだ。
・・・あの日まで、僕らはみんなそう思っていたんだ。