儚き一生

文字数 400文字

昨日、久しぶり公園に出かけた

今年はステイホームの実践と梅雨明けの遅れが重なり、家の中にいる時間があまりに長過ぎた

カラダが太陽の光を求めている!

とは言え、コロナの感染拡大を防ぐためにも、出来るだけ人混みは避けなければならない

そういうわけで、私の取れる選択肢は限られ、人があまり居なさそうな近所の公園に行くのが最も手っ取り早かった

公園に行くと、未来を担う若人と社会を支えたご老人の姿が散見された

そして足下には、いくつものセミの亡き骸が横たわっていた。いや、より正確には、天に腹を向け堂々とその一生を終えていた

空には飛行機雲。これまた儚さの象徴だ

人はなぜ儚さに惹かれるのだろうか?

おそらく、日々の暮らしの中で、諸行の無常さを直感的に感じ取り、少なからず我が身に重ね合わせているからであろう

儚きゆえに物悲しくも晃々と美しい

このように、我々の脳は複雑に思考している
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み