2020/03/12 13:32

文字数 682文字

だいたい、ひとと会って、「どういう学問やってきた?」と訊かれて、「ぶ、文学……」と言うと「違うでしょ」と言われるし、「て、哲学です……」と言うと、「君のそれは社会学でしょ?」と言われるしその通りで、もっと言うと、哲学と言っても、僕が学生時代、遊びに行って学んだ哲学は、『政治思想』と呼ばれるジャンルなんである。地元の政治なんて知りたくもないくらい嫌いだけど(だいたい、みんな僕をバカにしているしそれを隠そうともせず扱うので、そんな奴らに投票する筋合いはない)、小説を書いていると、僕が読んできた本が政治的なものであるのが、困ったことに隠せないらしい。それならそれに詳しいかというと、実存的な問題に取りかかっていたうちに時は無情にも過ぎ、すべては忘却の彼方。小説に書こうとしても、間違えるわ、間違えるわ。センセイが読んだら「おれの話、ひとつも理解してないだろ!」と、怒られる。学び直そうと思っている、本気で。怒られたくないってのもある(笑)。基本を間違えてること、忘却してること、たくさんありすぎて、今、連載中の『文芸部は眠らせない』も、加筆修正をしていかねばならない。……じゃ、なくてこれ、文学の話じゃなかったっけ? と、いうと、今度は、それもそれで違うセンセイから学びに行ったのをベースに書いていたので、こっちでも怒られる。どこに軌道修正しても、怒られるの、不可避(笑)。あと、僕はえろいのにいつも欲求不満なのが、ばれてる。つまり、僕はどうしようもない人間なのではないか、と。どうすりゃいいんだwww
2020/03/12 13:32 コメント(-)| 随想遊戯
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