8.女王陛下のティールーム
文字数 2,587文字
幾度かの爆発音の後、城をも揺るがす大轟音が鳴り響き、それからしばしの静寂。
或いは死んだか・・・?
ごごごごご・・・
まず初めに出てきたのは、アーマに肩を借りながらよろよろと歩く別乃世の姿。
さすがは魔神王と感嘆の意を表すが、影そのものの見た目故にその様子は誰にも分からない。
だが続いて現れたその姿には、さすがに驚きを隠せなかった。
そこには別乃世ほどではないが、同じくよたよたと歩く妖精王の姿が。
ここは女王の客室。
来客と談笑を行うための、清楚な造りのテーブルと椅子。
用意されたお茶に合うよう、テーブルの上にはクッキーの盛られた皿が並べられていた。
無条件降伏となると、また問題が生じます。
降伏勧告を無視し続けた上での戦争開始、そして直前での全面降伏となりますからね。
圧倒的武力により脅しをかけて、戦争せざるを得ない状況に追い込み屈伏させた・・・
侵略戦争と近隣諸国に取られかねません。
ぴしゃあん!