詩小説『風をまとって』3分で日常の景色。営む全ての人へ。

エピソード文字数 367文字

風をまとって

地下鉄の出口を抜けて、
群青の風浴びて。

着いて出る鼻歌は、
微かな乾いた音。

いつかどこかで出逢った歌。
名前も知らないが留めていた。

片手に珈琲、歩く白壁沿い。
ツタはこちらへと垂れていました。

交差点で、離した手、振る手、繋がれた手。
青信号に切り替わり、
様々物語歩き出します。

階段を引いて、風をまとって。
空まで続いていく。
空まで登っていく。
今、空へと駆け出す。

誰もが眠りに着いた夜更けに。
人知らず、降り注いだ雨、
車を濡らした。

迎えた朝に、粉雪をつける。
ドアを開けたなら、冷たい音。

舞い上がった、氷の粒。
日に照らされて、光った。

ヤカンの湯気と、溶ける音。
私を濡らし、潤う。

階段を引いて、風をまとって。
空まで続いていく。
空まで登っていく。
今、空へと駆け出す。
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登場人物紹介

主人公はあなたです。それぞれの恋愛模様を『詩小説』で。

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