文字数 1,164文字

字下げ自体について言えることは、「」がある場合は(先頭)は下げないのね。「」自体を字下げはしないでしょ? 一ページ3000文字打ったとして、一体何回字下げしますか? ということ。相当数下げているという事は、内容がバラバラであるか、読みやすさの為に改行や空行を頻繁にしているということなのね。空行というのは、本来場面が変わる時に使うものなので、一場面であるなら、改行はしても空行はそんなに使わないもの。

場面というのは、例えば心情などでも変わったとみなす場合もあるが。同じ内容に関するものは、通常、文を繋げていくものなので、そんなに頻繁に字下げする場合は、かなり切れ切れの内容となる。内容が把握し辛いという事。改行する時に字下げをするのは、中身が別ですよという合図。読みやすさの為に下げているのではない。

そもそも、見やすさと読みやすさ、読み手のつきやすさは別物である。
見やすさというのは、読みやすさとは比例しない。そして分かりやすさとも違う。見やすさというのは、その字の通り見やすいかどうかである。これは日本語が元々縦書き仕様なのを、横書きにしていると見辛い為、本来の意味とは異なる空行を使うことで、調整していたりするもの。

読みやすさというのは、三点リーダーの多様や語尾重ね、句読点などが関係している部分。三点リーダーの使い過ぎは非常に読み辛い。なんで、そんなに間が必要なのか? 何故間を、文で表現できないのか謎である。

分かりやすさは、作風に関係してくる。文体や、構成、展開なども関係しているものである。例えば、方言が苦手な人が方言だらけの作品を読むと、読み辛いなと感じる。こんな感じ。

この三つは別物という事。今このエッセイで、空行を使っているが、本来は字下げで繋げていく部分。つまり、字下げと空行は同じ意味を表している。何故、字下げではなく空行を選ぶのか? それは、エブリスタが横組みしかないから。これを字下げを使い繋げたら読み辛いことこの上ないのだ。エッセイなので、web作法としては字下げの必要性がないと考えることもできるが、原稿で書いたら下げるべきである。

つまり、本気で作法いうなら、国文法にも習う必要がある。もちろんちゃんとしたところに応募するならば、そうしているはず。ほんとの人が、何か変だなと思いながらも、横書き(横組み)の為に読みやすさを重視して、無駄に空行や改行をせざるを得ない。まともに国語を勉強した人、現国を勉強した人、紙の本に慣れている人にとって、web小説は読み辛く書き辛いもの。

なのでそれが分かっている人は違和感があるなーとは思っても、あまり作法、作法言わないのよ。それを言う人というのは、根本的に国文法に対して無知なのか、紙の本を読んだことが無いのか、字下げの意味すら知らない人なのだろうか? と思う。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み