こんばんは。
昨日は眠くてすぐに落ちてしまったのですが、2位に選んでいただいた喜びをじわじわと噛みしめております。
拙作にご投票いただきました皆さま、そして選評やご感想をいただきました皆さま、どうもありがとうございました。
そして同じく2位になりました河瀬さん、おめでとうございます^^
I 満たされぬ夜の数だけ排卵し黒百合の花腐乱せし夏
上の句は、本来の役割(受精)を果たすことなく、経血として流れされる内壁、必要とされぬまま消えていくモノ、叶わぬ想いの悲哀を詠みました。
こちらは、河瀬さんや藤沢さんが鋭くイメージを感じてくださいましたね。
「頭に入って離れない」「気持ちが悪くてgood」なども、最高の褒め言葉でしたw
下の句では、短いワードの中に、可能な限りイメージを伝えられるように、「誰が」「いつ」「どうした」を盛り込んだつもりです。
「誰が=黒百合」 高山植物のイメージから、高嶺の花、隔離病棟や学園寮生活の少女
「どうした=腐乱」 女としての成熟、性的な堕落
「いつ=夏」 少女が大人になる季節、ムワッとした空気感
さらに、なぜ受精せず終わるのか、という理由に「百合」という単語が隠喩として効いてくるのではないでしょうか。
しゃりおっとさんが鋭いご意見を寄せてくださり、ドキっとしましたw
ヤドナシさんの、染色体が普通の百合より多いという情報は、恥ずかしながら存じ上げませんでした;
神秘性が増して、ますます魔性の花という印象になりますね。
言葉選びや文法の甘さもご指摘いただきましたので、また次回に活かしたいとおもいます。
いや~、短歌って本当に面白いですね!(水野○郎かっw)