登場人物

文字数 925文字

イサーク・ヅィンマン
…ベルリンの音大のユダヤ人助教授。ベルリンで生まれ育ったベルリン子。若者たちとオペラの演奏活動をしようとするが妨害される。

エミール・シュナイダー
…ベルリンの音大生。声種はテノール。1945年の終戦時は30歳。先祖代々仕立て屋の息子。ヅィンマン助教授の教え子で、オペラプロジェクトの「ラ・ボエーム」ではロドルフォ役。相手役のソプラノが見つからず困っていたところ、隣のアパートのソプラノのお針子・マリーを見出し同棲する。

マリー・ブーランジェ
…フランスのアルザス・ロレーヌ地方の村からベルリンの服飾学校に出てきた少女。1945年時は27歳。実家は代々のパン職人。自分に自信を持てない娘。

アンナ・ドゥリック
…マリーと同郷でベルリンに出てきた女優志望のメゾソプラノの娘。終戦時は29歳。ビヤホールで働き芸術愛好家のナチス党員の知り合いもできる。ボエームではムゼッタを演じる。

イヴァン・クラスノーコフ
…ウクライナ出身の美大生。声はバリトン。ボエームではマルチェッロを歌う。終戦時は31歳。プロジェクトが散り散りになり戦争がはじまると故郷ウクライナでナチスのゾンダーコマンドとなる。

ゲアハルト・シュミット
…東プロイセンのケーニヒスブルク(現在のカリーニングラード) 出身のバリトン。オペラプロジェクトではショナールを歌う。プロジェクト解散後はケーニヒスブルクに戻り、赤軍と対峙する。

ミリヤナ・アシュバン
…美術学科のデザイナーの卵の女子大生。ベオグラード出身のセルビア人。オペラプロジェクトでは演出助手兼舞台監督補佐他雑用一般諸々を担当。終戦時は29歳。

キム・スギョン
…日本名・金田雄一。朝鮮半島生まれの青年。済州島出身。声種はバス。ボエームではコッリーネ役でを歌う。声楽家を目指しベルリンの音大に留学していた。

信野善次郎
…日本人バイオリニスト。裕福な家の出で、ベルリンではバイオリン&ピアノ弾きとしてカバレットに出入りして楽しく過ごす。オペラプロジェクトではコンマス。シンノなので「シン」と呼ばれている。

エミリア・ブーランジェ
…終戦の年1945年に生まれた女性。おばさんについてフランスからベルリンにやってきた。『ベルリンの壁』建設を目にする。
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