立ちはだかる部員たち
文字数 1,326文字
翌日の放課後、部室には、4人の姿があった。
心底驚く宗介であった。
テキトーに誤魔化しつつ、宗介は3人の姿を見る。
始まったばかりの段階で、既に宗介のキャパは限界を迎えつつあった。
コンコン――と。
突然部室のドアをノックする音が響いた。
ひなたはトトト……と駆け出して、ドアを少しだけ開け、外の人と何かを会話する。
そして、勢いよく振り返った。
一同がキョトンとする中、部室には、二人の少女が入って来た。
突如として湧いて出た新入部員。
これにて、地球防衛部の部員は、総勢6名に。
しばし、考え込む宗介。
諦めた。
もはや自分が笑っているのか怒っているのか泣いているのかも分からなくなる宗介であった。