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46話① 英二's キッチン「タコライス」
作者の顔が、苦悶の表情を浮かべて歪んだ。その額には脂汗が垂れていた。
無言のまま、武松はより一層右手に力を込めた。もはや相手がただの作者であろうが伝説的なバカであろうが、関係なかった。
トークの最中、作者に見下ろされたという屈辱、作者に言葉の暴力で嬲られたという汚辱が、そのすべてを忘れさせていた。
武松の右手にどんどん力が加わっていく。ますます作者の顔が苦痛に歪む。そして──、