第9話「Just Like Paradise」Part2

文字数 7,730文字

「「海で?」」
 奇しくもはもった裕生と詩穂理。赤くなる詩穂理。
「うん。千葉のほうに泊まれる所あるから夏休みになったら海水浴に行かない? なぎささんと美鈴さんも呼ぶつもりよ」
「綾瀬も? そいつはいいな。長い時間かけてアクションの良さをわかってもらえば」
 裕生が自分の相手役として運動神経のいいなぎさを同じスーツアクターにしようと狙っているのは詩穂理も知っている。
 それでも自分を差し置いてなぎさのことを言い出す彼に寂しさを感じていた。
 周りにわかるほど見事に落ち込んだオーラを発している。気がつかないのは例によって裕生だけ。
「しかしなぁ、男が俺一人ってのは」
「それなら火野くんとか大地君を誘ったら?」
「!?」
 まりあと詩穂理のそばによろうとしていたなぎさと美鈴の耳にもその言葉が入る。
「そ、そうだよ。みんなで海に行こうよ」
「きっと楽しいよ」
 文字通りアドリブで乗ってくる。まだ考えている裕生。
 それほど名前の出た男子と仲が良いわけではない。しかし
「そうだな。テスト明けだろうし。パァーッとやりたいしな。誘って見るか」
 夏の海の誘惑が勝った。裕生は二人に声をかけに行った。
「しっかりしなよ。詩穂理」
 檄を飛ばすなぎさ。
「そうだよ。チャンスだよ」
 美鈴も珍しく強く言う。二人とも自分に言い聞かせている部分もある。
「あ、ありがとうございます」
 詩穂理は考えを切り替えることにした。

「おーい。大地。火野」
 プールサイドの大樹と水中で女子と戯れている恭兵に大きな声をかけた。
「なんだ?」
 のっしのっしという感じで接近してきた大樹に対して恭兵は男からの声を無視。女子相手の戯れを続けていた。
 裕生の方もそんなに無理強いをするつもりはなく大樹相手に喋りだす。
「おう。高嶺に誘われたんだがな。夏休みに海に行かないかと。お前もどうだ?」
 いわれて大樹はまりあ。そして傍らにいる詩穂理に視線を向ける。
「槙原もか?」
「ああ。元々アイツのコーチをオレがすることになったから出た話なんだ」
 まったくこの空気の流れが読めていない裕生。
「わかった。俺も手伝おう」
「おう。そうか」
 交渉が成立した。大樹が来る。美鈴の鼓動が高鳴った。
(えー。大ちゃと海に? ど、どうしよう。嬉しいけど…水着姿を見られるのは)
 幼児体形を気にしていた。
 しかしその大樹は詩穂理に対して思いを寄せていた。
 妹はあくまで妹である。対して詩穂理は他人。つまり恋愛対象としては問題なし。
 おとなしいタイプが好みなのかもしれない。
「おーい。高嶺。大地がくるぞ」
 大声で叫ぶ裕生。これはさすがに恭兵も聞いていた。
「なん……だと? 高嶺? まりあのことかーっ?」
 彼はプールのど真ん中から飛び上がりの一気にまりあのそばに。
「まりあ。こいつらと海に行くのは本当か?」
「ええ。本当よ」
 ちょっと黒い笑みのまりあ。
「いく。君をこんな野獣どもと一緒になんて出来るか。僕が守ってやる」
(あなたが一番危ないんだけどね)
 もちろんそんなことは言わないまりあ。
「そう。それじゃなぎささんと一緒に参加ね」
「あ。キョウくん。よろしく」
「な?」
 さすがにまりあが一人で男二人を相手にするとは思っていなかった。
 しかし女子グループになぎさがいるとは。
「ま、まぁいい。なぎさは風見と一緒に遠泳でもトレーニングでもしてればいい。その間に僕は」
 さすがになぎさも慣れてきた。いちいちめげていられない。
(チャンスだ)
 静かに闘志を燃やしていた。

 まりあが協力するのは同盟であるからだ。
 だからこの行動は理解できる。しかし
(しかしあたしたちをまとめてくれるのはいいけど)
(これでまりあちゃんのメリットはあるの?)
 宿泊先がホテルか別荘かは知らないが人数が増えるほど負担が増えるだろうと考えた。
 とっさに乗っかった美鈴となぎさだがまりあの狙いはわからなかった。しかし
「ずるーい。それならぼくもいきたい」
 男が好きと公言する美少年が割り込んできた。
 その瞬間に詩穂理たち三人にもまりあの狙いが読めた。
「優介ならいつでも歓迎よぉー」
 両手を広げて抱きとめようとするまりあ。それを避ける優介。
 どうでもよいが水着姿である。かなり裸に近いのをまりあは失念しているのではないかと心配された。
 しかも公衆の面前でハグである。
 もっともこと優介に関しては羞恥心すら含めて全て投げ出してしまうところがある。
「え? お前が言い出したの」
 途端に渋りだす優介。そう。「渋る」のだ。「断念」ではなく。つまりいく意思はある。
「ええ。そうよ。私たちと男の子たちで。風見君。大地君。火野君」
「うーん」
 普通の男相手なら他の少女の名前を出すところである。
 だが同性愛者相手である。ひねりを入れた。
「お前と一緒だなんて死ぬほどいやだけど……彼らと海に行くのをスルーはさすがに出来ない。くそっ」
 女とみまどう美少年にあるまじき悪態だが、まりあは思わず微笑む。
「それじゃ行くのね?」
 せめてもの抵抗で優介は黙って頷いた。
 この女の策にはまるなんて…本気で悔しそうであった。

 このやり取りとを見て三人娘はうなっていた。
(策士だわ)
 舌を巻く少女たちだが自分にとってもチャンス。
 意中の相手。それを自分に引き寄せようと考えていた。

 しかしまりあに失策があった。
 誘う相手に制約をかけなかったのだ。

 この話が出てからしばらくして。
 風見家の夜。夕食をとりながら兄と妹の会話。
「アニキ。最近シホちゃんと仲いいね」
 詩穂理の味方の千尋は上機嫌で切り出す。
「ああ。勉強教えてもらっているからな」
 試験が近い頃合。一緒に勉強していた。
 こちらは逆に詩穂理が試験の度に手伝っていた。
「いつもお世話になっているんだからお返ししなくちゃダメだよ」
「わかってるよ。今度の海ではお返しにみっちりコーチしてやるつもりだが」
「海? 二人で行くの?」
 千尋は聞かされていない。
「いや。大地や火野。水木も。女はシホに綾瀬。南野が高嶺のところに泊まるとか」
 それを聞いて千尋は反射的に思った。
(こ、これはチャンス。この機会に二人をくっつけてあげないと。このアニキじゃはっきり告白しないと絶対にシホちゃんの思いは伝わらないけど、シホちゃんにそんな度胸はないわ)
 さりげに失礼な後輩にして幼馴染み。
「ねぇ。あたしもついてっていいかな?」
 あくまで妹がくっついてくるという立場だ。
「高嶺さえいいなら大丈夫じゃねぇか?」
「やったぁ。頼んで見るね」
 まりあも断れなかった。それで裕生が不参加ではまずいと考えたのだ。

 そして次の日の学校。昼休みのランチタイム。
「えーっっっ。千尋ちゃんお兄ちゃんと海に行くの?」
 絶叫する大地双葉。超のつくブラコンの言う「お兄ちゃん」は千尋の兄・裕生でなく自分の兄・大樹のことである。
「いや。間違いじゃないけど他の先輩たちも行くんだから」
「私も行きたい。行ってお兄ちゃんと海で親密になりたいもんっ」
「こらこら。さりげに危ない発言しないように」
 同じ学校になって落ち着くかと思えばますますブラコンに拍車のかかる双葉。それに苦笑する1年の親友。
「私もいきたい。チヒロ。お願い」
 アンナまで乗ってきた。
「私もお願い。千尋ちゃん」
「困ったなぁ…」
 二人にせがまれ断りきれなくなった。

 結局これも飲まされたまりあである。別に優介をめぐる障害にはならないからいいかという理由で承諾した。

 さらに家庭科室。
「まぁ。お兄さんと二人で海水浴。仲がよくていいわねぇ」
 双葉の話しを聞いても相変わらずおっとりとした栗原部長である。
「い、いえ。火野先輩とか綾瀬先輩とかも来るらしいんです」
「あら。由美香の弟君も?」
 もちろんこれは火野由美香に筒抜け。

「なんですって? 水木君がまりあと一緒に海へ?」
「いえー。正確には他にも一杯行くみたいですよー。風見先輩の妹と大地先輩の妹が留学生交えて喋ってましたぁ」
 相変わらず眠そうな口調の高須奈緒美。
「おのれ。一足先に手を出すつもりね。させるもんですか!」
 その憤慨振りを見ていたのが里見恵子。
 二人してまりあに直談判。
「まりあ。私も行くわよ」
「あ、あんたは自分のプライベートビーチに行けばいいでしょ」
「ふん。あんたの貧相なプロポーションを笑いに行くのよ」
 カチンときた。実際は平均なのだが確かに瑠美奈には見劣りする。
 しかしそれは瑠美奈の成長がいいだけの話である。
「いいわよ。受けて立つわ」
 どうしても瑠美奈相手は剥きになるまりあ。
「あたしも行きたい。行って美少年同士のカラミを見たい。独占はひどいにゃ」
「どこまで爛れた恋愛観の持ち主なのよ? そんなわけないでしょ」
「えー。それじゃ女の子同士」
 ふと三人して想像してしまった。「まりあ×詩穂理」とか「なぎさ×まりあ」とか「まりあ×美鈴」を。
「それもないわよっ」
 顔を赤くして否定するまりあ。
「信用できないにゃ」
 本気で言っているらしい恵子。とうとうまりあが切れた。
「だったら来なさい。そんなことないことをその目で見なさいっ」
 完全に釣られていた。

 さらにとんでもないところでは
「まぁ。生徒たちだけで海水浴に? それはちょっといけないわね」
 職員室では恵子がまりあたちの担任の木上に喋っていた。
「だったら先生もきてほしいんだニャ。引率がいれば大丈夫だし」
「そうねぇ」
 引率といわれてその気になってきた教師である。

 とある駅前。一台のバスが停車していた。
 試験が終わり無事に夏休みに突入。いよいよ海水浴当日であるのだが
「なんでこうなるのよ……」
 肩の大きく出たサマードレスのまりあが拳を握りつめてうめく。
 この海水浴の参加者。
 まりあ。詩穂理。なぎさ。美鈴。優介。裕生。恭兵。大樹。これが構想の段階にあった。
 それぞれカップルになり、もちろん自分は優介とムードを作る。それこそが目的だった。
 だが千尋。双葉。アンナ。美百合。由美香。さらには恵子。瑠美奈。はては担任の木上以久子まで。
 くわえて保護者という立場でまりあの兄。秀一。そして世話係で三人のメイドもいた。
「わたしは優介と二人っきりになりたいのに。何でこんな大人数に?」
 目論見と大きく違ってがっかりしていた。

「お嬢様。準備はよろしいですか?」
 尋ねてくるのはまりあたちの家の家事担当のメイド。中川雪乃であった。一緒にもう一人。小柄なメガネのメイド。竹芝八重香が。
 外であるがブリティッシュタイプのメイド服のままである。
 恵子がやたらに興奮しているのは言うまでもない。
「うん。そうね。案内して」
「はーい。陽香さん。そろそろエンジンをかけてくださーい」
 小走りに八重香が声をかけに行く。
「あいよ」
 唯一アメリカンタイプのメイド服の金髪メイド。高山陽香が魚屋のように威勢のいい返事をしてエンジンを暖めはじめる。
 それを見てから雪乃がまりあに切り出す。
「お嬢様。美百合様。由美香様。恵子様。アンナ様。千尋様には快諾をいただけました」
「そう。ありがとう」
 もちろんまりあはまりあで詩穂理。なぎさ。美鈴に声をかけていた。

「それでは皆さん。バスに乗ってください」
 八重香の高い声が乗車を促す。まりあたち4人娘はアイコンタクトを取る。そして散開。

「チヒロ。フタバ。一緒に座ろう」
 後部のシートにアンナが二人を引っ張りこむ。
「え? アンナ。私はお兄ちゃんと……」
 だがさすがに女の友情を選択。
 妹を連れて行かれた大樹だったが
「大ちゃん。こ、ここいいかな?」
「ああ」
 美鈴が大樹のとなりの座席を獲得。
 それほど積極的ではない大樹は、強引に詩穂理を誘うような真似はしなかった。

 そしてその詩穂理は
「あ、あのヒロ君。となりいい?」
「おう。いいぜ」
 まったく何も考えずに裕生は快諾した。
 詩穂理は一旦は笑顔になるが
(逆に言えば異性として意識されてないのかな?)
 それを思うと浮かれていられない。
 しかしそんなネガティブ思考はとりあえず置いとく詩穂理であった。

 なけなしの勇気を振り絞ってなぎさが恭兵の隣に座ろうとする。渋って美百合のそばに行こうとする恭兵だが
「由美香。一緒に座りましょう?」
「OK。美百合」
 三年生の親友コンビが隣同士になった。二人とも受験生だが息抜きに来ていた。
「姉さん。僕と代わってくれないか?」
 先日の一件で美百合相手はちょっと気後れがあったがなぎさよりはと。だが
「あんたはなぎさちゃんと座ること。これは命令よ。逆らったら」
 地獄のフルコースが待っている。恐怖した恭兵は命令に従いなぎさを隣に座らせた。
「がんばってね」
 一転してそんな優しい表情でウインクをなぎさに送る由美香。なぎさは赤くなる。

「水木君。私のとなりに座らない?」
 普段の女王様振りから想像もつかない赤い顔の瑠美奈。
「やだ」
 無表情で冷たく言い放つ優介。
(ああっ。わかっていたけどクールでステキ。もっと。もっと私をいじめて)
 優介相手に関してはM気質の瑠美奈。うっとりとしていた。が
「ひゃっ」
 顔を赤らめる。何者かが無遠慮に自分の胸をいじっている。
「きゃるーん。シホちゃんほどじゃないけとこっちも立派なんだにゃん」
 女子なのに「おっぱい星人」の恵子がいつの間にか瑠美奈の胸をもみしだいていた。
「ちょ、ちょっと。女同士で何する気?」
「もちろんあーんなことやこーんなとを」
 強引に隣の座席に座らせる。そしてまりあに対してサムズアップをしてみせる恵子。
 同じように右手の親指を立てるまりあ。

「優介ぇ。一緒に座りましょう」
 いつものように猫なで声でアプローチをかける。そして予想通り冷たく突っぱねる優介。
「やだよ。ぼくは火野君と」
「なぎささんが座っているわよ」
「む」
 優介が極端な女嫌いになったのは「女のわがまま」ゆえだった。
 例外がおとなしい美鈴と面白い恵子であった。
 ちなみに詩穂理もおとなしいが、あの巨乳が自分の姉たちを彷彿とさせて好きになれなかった。
 だからDカップの瑠美奈はこの点でも厳しい展開。反対にこっちでも例外の恵子。
 話がそれたが女のわがままを嫌った挙句、男に走った(?)彼は同じことをしたくなかった。
 だから強引にどかすようなことはしない。
「それじゃ風見君の」「詩穂理さんがいるわ」「大地く…」「美鈴さんのものよ」
 これが狙いだった。先に他の少女たちに座らせる。それでは行きようもない。
「それじゃ秀一さんのとなり」「先生がいるわ」
 確かに「保護者」同士で隣になっていた。
 全て雪乃の根回しがあった。
 そしてこれは同盟である少女たちの支援も兼ねていた。
 まりあに協力すると言う理由がある。それなら多少強引にも出れた。
 それぞれの相手のとなりに陣取り、優介をブロックするのである。

 ちなみに恵子にした根回しはもちろん瑠美奈の妨害。
 これで座席はまりあの隣しかなくなった。
 憮然としながら座る優介。まりあも静かに微笑んでいたが心中ではガッツポーズをとっていた。

 バスが走り出した。

 恭兵としては生殺しであった。
 まりあや美百合。それ以外にも美少女がたくさんいるのに姉の由美香どころか担任までいる。
 アプローチなんてかけられなかった。
 そもそも振られたばかりの美百合の前では……しかし血が騒ぐ。
「楽しみだね。海」
 なぎさが無難な会話を切り出した。もっとも海が楽しみなのは本心。
「お前、泳ぎすぎてムキムキになってたりするんじゃないか?」
 競泳で筋肉がついてたくましくなることもある。
 恭兵はなぎさ相手のときは辛らつだった。言い換えれば素を見せていた。
「そ、そんなことないよ、やだな」
 こんな会話でもできるのであればいい。なぎさはそう思っていた。

 お昼時。さすがにこれはサービスエリアを利用。だが
「大ちゃん。あの……持ってきたよ」
「ああ。俺もだ」
 大樹と美鈴は互いに弁当箱を差し出す。
 事前に連絡して持ち寄る約束をしていた。
「いただきます」
 ふたを開けると男が作ったとは思えないカラフルな弁当が。
(うわっ。美鈴のはこんなに綺麗じゃない)
 汚いという意味ではないが地味な色合いで占められていた。
「あ、あの」
「美味いぞ」
 口数の少ない大樹である。そしてお世辞のいえないタイプだ。
 それだけにその褒め言葉は重みがあった。
「あ、ありがとう」
「どうだ?」
 今度は大樹が聞いてきた。
「うん。食べるのがもったいないくらい綺麗」
「食ってくれ。そのために作った」
「うんっ」
 幸せという名のスパイスが寄り弁当を美味いものにしていた。

 食べた後で車の振動である。眠気を誘う。
 しかし少女たちはそんな状態ではなかった。
 女子高生の一団というのに静かになっていた。
 瑠美奈は無関心。まりあ。なぎさ。恵子はニヤニヤ笑い。
 一年生トリオは憧れで。三年生ペア。そして美鈴は見守る視線を詩穂理に送っていた。
 当人はこれ以上ないほど顔を赤くしていた。原因は裕生。
 居眠りした彼は詩穂理に寄りかかっていたのだ。密着である。
「やるじゃん。詩穂理」
「お幸せにね。詩穂理さん」
「いいなぁ。美鈴じゃ(大ちゃんに潰されちゃうし)」
「あううう。皆さん無責任ですよぅ」
 いつもほどきつい調子で言い返せないのは羞恥心。だが嫌がってはいない。
 二人きりならいくらでもだが、なにしろバスの中である。しかも毎日顔を合わせる面々。

 そしてまりあと優介だが…ずっと優介は窓を見ていた。
 おまけに携帯用音楽プレーヤーで耳を塞いでいるまりあのはなしかけに応じもしない。
 さすがにむっときたまりあではあるが
(いいわよ。水着で悩殺してやるんだから)
「ポジティブ」に捉えていた。

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