第１６話：実家の改修と御岳山の噴火、大雪

　一方、政権与党の民主党は、改選前の２３０議席から約４分の１、前回衆院選の３０８議席からは５分の１以下の５７議席となった。その他、現役閣僚８人が落選するなど信じられない程の壊滅的な大敗を喫した。１２月２６日、自由民主党総裁の安倍晋三が、内閣総理大臣に再就任した。これにより自民党、公明党の自公連立政権による第２次安倍内閣が発足した。この年も１２月３０日昼過ぎ千葉裕一と千葉末吉は、九十九里の実家に帰った。

　すると家の改修工事が終わり見違えるほど、きれいになっていた。全て和室で一番広い１６畳の部屋は板張りのリビングとなった。そこに４人掛けのソファーと大きなテーブルと６つの椅子まで揃えられ立派なリビング・ダイニング・キッチンになっていた。千葉裕一が、金かかったろうと両親に聞くと、おじいちゃんが、３分の２の費用を負担してくれた。俺は、３分の１の費用を出したと語った。千葉裕一が高かったろうと聞いた。

　すると３百万円位と告げた。それでも地元の工務店が、大サービスで中古の木材や残っていた材料を集めて安く直してくれたと教えてくれた。そして、年末の昼は、魚釣りに行き、少し寒いが、大海原を見る人、釣りをする人に別れて数時間過ごして自宅に帰ってきた。今年も買っておいた鯛の１つを刺身、もう１つを塩焼きにし、大晦日、こたつで酒盛りをした。酒を飲みながら両親が、何で、あんなに遠くの鴨川にある老人施設に入ったの聞かれた。

　そこで、千葉末吉が近くに亀田総合病院があり希望した老人施設も亀田総合病院系列だと話した。それを聞き、なーる程ねと納得した。それに冬が、暖かいと母も大喜びしていたと告げた。費用の振り込みはと聞かれ全て任され俺がやることになっていると言うと、ご苦労さんと言ってくれた。そんな話をしていると除夜の鐘が鳴り、新年が明けた。２０１３年の正月を迎えて、今年は、ちょっと事情があって女房を連れてこられなかった。でも、また、連休、夏休み紹介かたがた、また来ると千葉裕一が千葉末吉に伝えた。

　１月２日、千葉末吉が、兄、裕一を昼過ぎ、駅まで送ると別れ際、両親の事は、くれぐれも宜しく頼むなと言った。２０１３年から千葉県武村郡大網白里町が、市制施行し大網白里市に移行した。５月１０日、島根県出雲市の出雲大社で、祭神が仮殿から本殿に遷座される「本殿遷座祭」挙行「平成の大遷宮」された。出雲大社では、６０年ぶりの遷宮となる。８月１０日、日本国内で２００７年８月１６日以来、約６年ぶりに４０度を越える気温を観測する猛暑となった。

　山梨県甲府市、高知県四万十市で日本国内、史上４位となる４０.７℃を記録した。観測９２７地点の中で２９０地点で猛暑日となった。８月１２日、高知県四万十市で、日本国内観測史上最高気温となる４１℃を観測。９月１日、家庭向け電気料金値上げされ値上幅は、北海道電力は７.７％%、東北電力は８.９％、四国電力が７.８％大きかった。１０月２日、伊勢神宮の内宮で御神体を旧殿から新殿へと遷す式年遷宮の主要行事「遷御」が行われた。

　外宮遷御「１０月５日」の翌日には、２００５年から続いている第６２回式年遷宮の関連行事がすべて終了した。１０月９日、台風２４号から変化した温帯低気圧が日本海を通過しフェーンが現象が発生した。新潟県糸魚川市で１０月初の猛暑日３５.１℃を記録。９２７気象観測地点のうち１４０地点で３０℃を超えた。そのうち５１地点で１０月の最高気温を更新した。

これを聞いた千葉末吉が奥さんに
「人は、生きてるのじゃなくて、自然によって生かされるだけだとつぶやいた」
「海の魚、陸の米、麦、野菜、果物などの自然の恵みをいただき神様によって生かされている」
「妻が、確かに、ここで生活してると、それが実感してわかるのですねと納得してくれた」
「米が美味いから酒も美味いと言い、地元の清酒を奥さんに注いであげた」
「鯛、以外にも、小アジのから揚げ、イワシの煮つけなど海の幸がテーブルにのった」

　こうして新年を迎えた。朝早いうちに初詣に行き、こうして２０１４年が始まった。１月１６日、静岡県浜松市の１４市立小学校の児童９０５人と教職員４１人が下痢や嘔吐などの症状を訴えて欠席。そのうち児童５人の便からノロウイルス陽性反応が出た。２０１４年２月１７日までに１３校が学校閉鎖の措置を取り、同市教育委員会が同２０日から４日前後、全市立の幼稚園と小中学校の給食を停止する措置をとった。