如月真琴

文字数 4,335文字

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他の人はノータッチ!!

『えー、ここで臨時ニュースです。

 昨晩より観測されていた隕石がN県に落下しました。

 被害は半径100kmとみなされ、政府は事態の把握に努めています。

 また何か情報が入り次第――』

三行でおk
隕石

落下

わっしょいするなら今のうち


おk?

テラ把握した。
というわけでwwwムーちゃんwwww今から野次馬に行くよwwwwww
野次馬と聞いて。
……誰だっけ?
作者が誕生日プレゼントに送ったのに

なかなか使ってもらえないザッハちゃんだよぉ!

ああwwww君ねwwwwうんうんwwww今日は帰っていいよ
そんな……ひどぅい……!!
まぁ、無理に付いてくるというなら止めないけどな。
これが……優しさ……!!
ほら、ムーちゃん。

あんな野良犬には構わず隕石ウォッチいくよ。

◇ ◇ ◇

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着地地点――その中心部にて。

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フシャルルル……ギャルルル……アビャビャビャビャ……!!
フシャルルルwwwwww
ギャルルルWWWWWW
アビャビャビャビャ……!!(謎の連帯感)
フジュウ……ギャゥ……ルルルルルル……?
日本語でおk
ミュウミュウ……アルルル……ガウガウ
えーんてい^^
えーんてい^^
(言葉が通じてるううううううう!?)
流石私のマスターです。

まさかこんなにあっさり意思疎通してしまうなんて。

うんにゃ、私の思考をトレースしようとしてきたから、それを許可しただけ。正確にはお相手さんが私と意思疎通できるレベルになったってわけだね。

なかなかかしこい動物のようだwwwww

おぱんちゅ^^
(こいつ……高度ロリロリ語をもう極めたというのか……!?)
(すごい……この人、本物だ……!!)
ふむふむwwwふむふむwww

気に入った! こいつ、ウチで飼っていい?wwww

ちょWWWそれは勘弁してWWWW
こいつ、なかなかのポテンシャル秘めてるっぽいんだよなー。

ね?wwwちゃんとお世話するからwwww

もう……そんなこと言って、今まで何匹の人間を殺したと思ってるの?
十から先は覚えてない(キリッ
はぁ……パパの許可を取ってからね。
パパって誰だああああああ!?
わふにゃんこ!
◇ ◇ ◇

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それから四ヶ月が経過したでありんす。

未知の生命体はペットのように可愛がられ、すくすくと育ちました。

――周りの情報、能力を受け継ぎ、養分として蓄えられ……もちろん、その先に待つ危険さえ見越した上で、アリス嬢は飼っているのでしてよ。うふふふ……。

◇ ◇ ◇

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気に食わんな……お前の正義も、その信念も……。
へっ……俺の真の姿を見ても、そんなことが言えるかな!?
なっ――まさかお前はッ――!?
私だ。
お前だったのか。
ヒマを持て余した――
うわあああああ大変ですううううううう!!
騒がしいぞ。今はマスターとの大切な戯れの時間なのだ。
す、すみません……!

で、でも……あのエイリアンが……!!


どこにも居ないんです! 逃げちゃいました!!

に、逃したァ!? あの檻の中の中で!?
どうどう。まさかね……私とムーちゃんが丹念に作った愛の巣(ウルトラバリア四重結界。某巫女さんゲームの主人公でも割ることは出来ない堅牢な檻)がこんなにも早く訪れるとは思わなかった。うんうん、本当に賢い生物だ……。
……あんなバケモノが世に解き放たら、街はメチャクチャですよ!

すぐに追いかけないと!!

行くよムーちゃんwwwwwここからが真の野次馬ごっこだwwww
マスターの命令とあらば地の果てまででもぉ!!(ビクンビクン
◇ ◇ ◇

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『ハロー、聞こえていますか、わたしの声が』
『群れをなす生命よ、複数で我を取り囲むものよ――。

 武器を降ろしなさい。降伏しなさい。侵略されなさい。

 あなた達の勝ち目は――万に一つもありませんよ』

うおっ……なんだ、頭がいてぇ……!!

こいつ、脳内に直接ッ……!!

怯むな、武器を取れ、人類よ!

この未知なる生命を生かしておくな! 撃てえええええ!!

『人類……人類……人類……』


『人類よ、あなた達は侵略されるべきだ』
そう、アタシに侵略されるべきなのよ――ッ!!
なっ……姿を変えた!? 女の子!?
ひ――怯むんじゃない! 我々を騙そうとしているのだ!!
で、ですが……!!
ねぇ、人類。アタシの友達になってくれない?
ひぃっ……こっちに来るなぁあああ!!
アタシね……たくさん勉強したんだ。

人間の心、ロリロリビーストの心、挟持、生きがい、プライド、生存本能、哲学、知識、能力、社交性、数字、言葉、文字……いっぱい、覚えた。

それでね――気付いたの。私がオンリーワンの存在になるんじゃなくて、ナンバーワンの存在になって、これからの人類を引っ張っていくの。

あなた達も協力してくれるよね?
だ、誰がバケモノの言うことなど聞くものか!!

指導者は私一人で十分だ! お前のような訳分からんヤツに務まるか!!

そっか、これが喧嘩なんだね……アタシ、悲しいよ。

――じゃあ、今すぐ仲直りしようね。

うわあああああ!!

隊長! 隊長ーーーーッ!?

おめでとう、あなたもアタシの親友だね!
えーんてい^^
悪夢だ……これは悪夢だァァァァァァァァ!!
――あれ、どこに行くの?
◇ ◇ ◇

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おーやってるやってる。
うんうんwwww私の予想通りだwwww


アイツは人間の姿と声帯を手に入れた……。

もう、止められるのは私たちしか居ないのさ。

あれが……あのエイリアンなんですか……!?
んじゃWWWWサクッと倒しに行くかWWWW

家畜は育ててから食べるタイプなんでねWWWWW

待って。死ぬよ。
えっ
敵対すれば死ぬ。私の能力でフリーズさせれば問題ないけど、私が手塩にかけて育てたクリーチャーだ。何らかの防衛策を持っていた場合、返り討ちにあって殺されるかもしれない。――真っ向からツッコむなんて野暮なこと、ムーちゃんはしないよね?
アッハイ
(すごい……いつもインフレで押しつぶす性格のアリスさんが、いつになく冷静に思慮を巡らせている……!)
あれが食べごろなんてwwwwムーちゃんは本当にロリコンだなあwwww
(……そうでもなかった)
はぁい、パパ、ママ!

――みてみて、この身体! 凄いでしょう!?

あぁwwwwすごくwwwwぢゅふふwwwww



――うーん、私の理想とまでは行かなかったけど、まぁ許容レベルだよね。

ひどっ……これでもかなり頑張ったんですけど。
それよりさっきの戦闘、見ていたよ。

軍隊を相手にしてあの快勝、流石は……っと、そろそろ名前を付けないとね。

アタシは理絵。エイリアンだから理絵……いい?
普通親が付けるものだけど……まぁいいや。

それで、理絵。これから君はどうするつもり? 私たちと一緒に死ぬまでのんびり暮らすのもいいけど、見たところ、君には君のやることがあるようだ。私もムーちゃんも世界征服なんて無益なことは考えていない。――それでも、私たちに付いてくるかい?

世界征服が――無益? なんでそんなこと言うの?

……おかしいよ。優秀なリーダーが居れば、その分だけ世界は強固になっていく。ナンバーワンが必要なんだよ? それを無益だなんて……おかしいよ?

パパもママも――アタシのお友達になってくれるのよね?
…………。
…………。
あははwwwww面白いことを言うwwwww

ムーちゃん、私たちはどうやら彼女を自由奔放に育てすぎたらしい。

まさに箱入り娘……箱入りエイリアンだったかな?



――誰がナンバーワンなのか、再教育しないとね^^;

な……何よ!? アタシの言うことが分からないの!?

そ、そうなんだ……ふーん……あはは、ははは……パパもママも、大ッ嫌い!!!


――アタシと同じになっちゃえばいいのにッ!!!

侵略されて!! もう一回、家族になろうよ!
弱い――あまりにも弱い、一撃だ。

ガッカリだよ……絵里ちゃん。

なっ――あなたは誰!?
おや、親の顔を忘れるなんて……なんて不幸モノか!

君が進化したように、パパとママも本気を見せるときが来たようだ。

――来なさい、私たちの娘。真剣で相手しよう!!

すごい……あの速さでの連携合体、わちきじゃないと見逃してたわ!(退避済
えーい、よく分からないけど、アタシの能力はこれだけじゃないのよ!

全人類の魔人能力をこの身に宿しているといってもいいんだから……!!

未来だって、運命だって、不幸だって――全ての災厄を、受けなさい!!

ひええええええ!! 空から槍が降ってきたーーーー!!
無駄だよ……そんな弱っちい槍では物理ダメージも……その槍に塗られた呪いさえ、この甲冑を貫くことは出来ない。


――分かったかい? 私たちの最強の矛と最強の盾を備えたこの姿に、

君の勝ち目は万が一にも――有りはしないのだ!!!

そん……な……。

は、話が違うわ……!! パパとママの倒し方はあれだけシミュレートしたのに! 何もかも……無駄なの?? アタシの敗北なの?? みんなお友達になってくれるって……思ってたのに。

愛しい娘よ――よく聞きなさい。

お前の生き方は間違っている。友達とは、誰かを傷つけて手に入れるものではないよ。……みんなを守りたいという強い思いがあったとき、自然と手に入れるものだ。ムーちゃんも……ザッハトルテも……理絵も、みんな……私の大切な存在だ。――ならば、彼らは私のことを友達と思うだろうか?

ねぇ、ムーちゃん。一つだけ教えて。

――私たちは、本当の友達になれているかい?

ま、マスターは……マスターだけど……。

時にはふざけたり喧嘩したり……友達のように思う時もあった。こんな返し方しか出来ないけど……いいだろうか?

はははwwwムーちゃんは正直だなぁwww

――私はね、星の支配なんか求めていない。強さの先にあるのは、頼られるもの、チートで飾ったこの身が望むものは――真に友達と呼べる、相棒だけだ。

私はムーちゃんを親友だと思っている。

――ザッハトルテはどうだろうか?

も、もちろん! アリスさんもムーさんも大切な人だよ!

一度は敵対したのに、わちきに優しくしてくれた……人だから……。

――理絵は、どうだ?

私たちと友達になるということがどういうことか……理解したかい?

うっ……そんな……友達を増やせば侵略できるって、本気で思っていたのに……!!

そのためにはナンバーワンになって……もっともっと努力して……地球を担う存在になれるって……! それは――過ぎた望みだったの?

私たちに与えられた時間は長い。もう一度、家族をやり直さないかい?

もちろん、片方が支配するやり方ではなく、両方が納得出来るやり方で……だけどね。――何回だって喧嘩していい。その度に学んでいけばいい。……出来ると信じているんだけどね、私は。

パパ、ママっ……!!
こうして、アリス一家に新しい家族が増えましたとさ。

――めでたし、めでたし、でありんす。

おしまい。

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そこまで!

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登場人物紹介


『進化後』


【モード《龍喰アリス》】

「汝、冷徹なる鋼の龍王、神も魔も滅する異形よ!いまここに極黒の剣となりて、我が手に力を! 


《バハムート=エクス=マキナ》」


光に飢えた堕天の魔女ことアリスが、機構の屍龍妃であるバハムートと融合し一体化してしまったせいで更に厨二力に拍車が掛かってしまった姿。

通称『龍喰アリス』

昔見せた吸収合体とは異なり、龍化と擬人化を可能とするバハムートの細胞変換能力を応用して大剣と甲冑に変化した物を装備したフォルムとなっている。

大剣と甲冑の銘は《バハムート=エクス=マキナ》

実際の見た目は剣鎧共にきゃらふと産剣鎧のデザインが細々しく脆弱に見えるレヴェルの大きさ、分厚さ、重さ、を連想させる強靭且つ大雑把な構造故に剣や鎧というより『鋼塊』や『拘束具』のような印象を抱かせる。

小柄な少女である使い手は、そんな不釣り合いな『鋼塊』と『拘束具』による重さなど全く感じさせない神速じみた動きを可能としている。

『融合』というより『装備』といった具合の合体形態なので主導権は完全にアリスのものになっており、装備を通して剣鎧と化したバハムートの身体に内包された無限の『生命力』を常に吸収して飢えを満たしている状態にある。

しかしアリスの『異常(バグ)』の力を通す事によって、その『生命力』は本来のものと比べて桁違いに増幅されるらしく、この状態のアリスは攻守共にバハムート単体を遥かに上回る力を秘めているようだ。

そのためか『生命力』を吸われているにも関わらず剣鎧からドス黒い光が絶え間なく溢れ出ておりバハムートの力を今まで以上に引き出す事が出来て、更には剣による一撃は彼女の必殺技である《ライズ
オブ バハムート》に匹敵する。(つまり下手に加減を間違えると一振りで世界が次元ごと崩壊します)

この形態はアリスやバハムートの全形態の中で最も耐久力に優れた形態であり、それを活かしてバハムートの保有する『生命力』と巨大な剣と強靭な鎧にものを言わせた圧倒的な力に任せて相手の攻撃や能力ごと叩き潰すといった戦闘スタイルを得意とする。

また、この形態は、とある形態の繋ぎとしての役割も担っており、その形態を『蝶』に例えるならば、これは『繭』や『蛹』のそれに近く、例の形態の力を殻の中に隠し込んで封印しているような状態にある。

その影響か、このモードに移行したアリスは人が変わったかのような無口(クーデレ?)口調になる。


【戦う動機】

そろそろ本気を魅せようか


【イラスト】

きゃらふと様


【作者】

ダンゲロス界の最弱王!

脳内☆ロリロリ楽園幻想



「ハロー人類! アタシに支配されちゃいなよ!!」



地球外エイリアン・オンリーワンタイプ

○久須美 絵里(くすみ えり)

性別:女


吸収と進化を極めた結果、少女のような姿に変わったエイリアン。

人間と遜色ない頭脳と思考回路を手に入れ、

地球人として潜伏しながら侵略活動を続けている。


見た目年齢は10歳ほど。中身は17歳程度。

無駄に社交性が強くなったため、誰とでも仲良くなることが出来る。

エイリアン特有の能力も健在で、

触れた相手の能力や知識を吸収して更なる進化を遂げる。


最初は地球で唯一の存在になる予定だった彼女だが、

色んな知識を吸収していくうちに考えが変わり

周りから頼られる良い子になることで地球人を支配したいと思うようになった。

――まぁ、そのやり方がズレているのは仕方ないよね。



能力名:侵略ビーム

対象の脳細胞を全て塗り替えるビーム光線を発射する能力。

元の人格を破壊し尽したあと、自分と思考を共有する

新たな脳みそを与えることで対象を傀儡に。

良い子にならなくても友達は増やせるんだ!(超速理解)


なお、絵里が得た能力や知識は全て対象にも受け継がれる。




戦う動機:自分の居場所を見つけるため。




イラスト:ジュエルセイバーFREE

作者:如月真琴


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