詩小説『主婦と公園』3分の日常。全ての大人へ。

エピソード文字数 415文字

主婦と公園

ベビーカーの屋根降ろす時、Tシャツから見えた胸元も。腕抜きと袖の間、見え隠れする肌も、綺麗だ。

日焼けした鎖骨。ジーンズの形。サンダル履きの足指も。結わえた髪が光った。

シャボン玉、公園に飛んで行った。
ゆらゆらと揺れてから。

シャボン玉、公園に飛んで行った。
瑞々しい泡、光って。

あやすように撫でる頭。
叱るように見つめる瞳。
子供に還って子供と話す声。

急に現実を見せつけるように、険しい顔、雑な手つき。君のうなじに浮かべた汗すら光って見える。それくらい素敵。

砂山に積み上げたたまらない想い。
公園の砂場に崩れ落ちたこの気持ち。

ブランコに揺られるその綺麗な横顔に、
女を探した。子供を探した。大人を探した。

乙女なんていない。いや、それよりも素敵。

シャボン玉、公園に飛んで行った。
ゆらゆらと揺れてから。

シャボン玉、公園に飛んで行った。
瑞々しい泡、光って。

ただ、見惚れていた。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

主人公はあなたです。それぞれの恋愛模様を『詩小説』で。

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み