第13話 交響曲第5番 第4楽章

文字数 1,055文字

交響曲第5番を検索すると、ベートーベンが延々と続きます。それからチャイコフスキー、ショスタコーヴィチ。

NOVEL DAYSで『交響曲第5番』という作品が投稿されました。

私にとって5番といえばマーラー。その作者さんのタグにもマーラーが。すぐに読みました。出てきました。マーラーの第4楽章。

ベニスに死す』は、1971年に公開されたアメリカ資本のイタリアフランス合作映画。監督はルキノ・ヴィスコンティ。テーマ曲にグスタフ・マーラー交響曲第5番の第4楽章「アダージェット」を使用し、マーラー人気復興の契機となったことでも名高い。(Wikipediaより)

静養のためベニスを訪れた老作曲家は、ふと出会ったポーランド貴族の美少年タジオに理想の美を見い出す。以来、彼は浜に続く回廊をタジオ(ビョルン・アンドレセン)を求めて彷徨うようになる。

ある日、ベニスの街中で消毒が始まる。誰も真実を語らない中、疫病が流行していることをようやく聞きつける。それでも彼はベニスを去らない。

白粉口紅白髪染めを施して若作りをし、死臭漂うベニスを彼はタジオの姿を追い求め歩き続ける。ついに彼は倒れ込み、ひとり力なく笑い声を上げる。翌日、疲れきった体を海辺のデッキチェアに横たえ、波光がきらめく中、彼方を指差すタジオの姿を見つめながら彼は死んでゆく。

マーラーの第4楽章は、この映画の感情的表現において、ほぼ主役ともいえる役割を果たした。

さて、彼(ビョルン・アンドレセン)はその後どうなったか? ドキュメンタリー映画が公開された。映画『世界で一番美しい少年』は、ビョルンの波瀾万丈の半生(転落と再生)を追った作品だ。


 観たいような観たくないような……パソコンが家にきて、ホームページで最初に検索したのがビョルン・アンドレセンだった。Windows95……全然ヒットしなかったが、今では変貌した写真まで載っている。



「あの映画に出演したことは後悔していないよ。でももし15歳に戻れるなら、NOと言うだろうね」


大人たちに性的に食い物にされた“世界一美しい少年”~『ベニスに死す』ビョルン・アンドレセン 【毒家族に生まれて】

50年前、「ルーヴルに飾るべき」とまで評された美少年の人生は、名声と引き換えに汚された。

https://www.elle.com/jp/culture/celebgossip/g35475943/born-into-a-whutering-family-bjorn-andresen-210216/?slide=1より引用


 


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登場人物紹介

作者

英幸《えいこう》

亜紀 英幸の義母

英輔 英幸の父

美登利

瑤子 亜紀の従妹

幸子 英幸のママ 英輔の前妻

香《こう》

三島 英輔の会社の部下

圭 英幸の友人

葉月

夏生

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