第一章

文字数 7,954文字

杉三音楽祭り

第一章

「今年も大勢の参加者が集まってくださいました。今回初めて来てくれた人も、何回も来てくださっている人も、一緒に音楽祭りを盛り上げていきましょう!」

司会者はそんな事を言っているが、年々、このイベントをやっていくにつれて、参加人数が減ってきているなあと、客演指揮者として招かれている広上麟太郎はそう思ってしまう。確かに、第一回目の時にはそれなりに参加者は来てくれたけれど、さすがに13回目を超えてしまうと、新しく参加してくれる人は減ってしまう。そうなると、自動的にやれる楽曲も減ってしまう。そして、お客さんたちが、つまらなくなったなというのは目に見えている。

「それでは、本年も指揮者であります広上麟太郎先生にご挨拶をいただきます!」

仕方なく縁台に上がって、席についてくれている参加者たちの顔を見るのだが、彼らの顔を見ると、高齢者ばかりで、これではパンチのある演奏はできなさそうだなあなんて思ってしまう。

「えー、本年も音楽祭りを開催できることになりうれしく思います。これだけの人数の人が参加してくれるイベントはほかに例がありません。今年も、今まで以上に盛り上がれる演奏を、お届けできるように頑張りましょう!」

とりあえず挨拶はしたけれど、毎年同じ言葉を言っているのにも飽きてしまう。

この音楽祭りでは、麟太郎が用意したオーケストラと、自主的に挑戦したい人が申し込んで合同演奏という形になっている。だけど、自主的にというのは全くの間違いで、実際はオーケストラのメンバーたちが連れてきた門下生であることがほとんど。それも、時間に余裕がある高齢者ばかりである。仕方ないよ、なんて言ってくれるメンバーもいるが、せっかく募集したのに誰も来てくれないのは悲しすぎる。

「じゃあ、早速練習を開始いたしましょう。それでは、第一曲目となります、威風堂々の楽譜を出してください。」

「はい!」

参加者たちは、思い思いに楽譜を取り出して、楽器を構える。麟太郎は指揮棒をとってタクトを振る。せめて、もう少し若い人がいてくれれば、この演奏も文字通り威風堂々になってくれるのになあ、と思わずにはいられない。勿論、金管の人たちは一生懸命吹いてくれるんだけど、年齢が高すぎて、音にハリがないというか、曲にパワフルさがまるで出ない。あーあ、もう少しパワフルな音を出してくれる人はいないのかなあ。それに、ここだけの話、これだけの人数と言ったけど、用意した参加者席には空席も多数みられるので、たくさんの人数、なんてまるで違うのである。

「ほらほら、この部分はもっと強く強く!そんなへなちょこでは通用しませんよ!もっとでっかい音を出して、メリハリをつけましょうね!はい、もう一回!」

もう一度威風堂々の演奏をさせるが、やり直すどころか、さらに音が小さくなっているじゃないか!

「もう一回もう一回!これじゃあ、フォルテッシモになってない!」

またやり直すと、さらに小さくなってしまう。

「皆さん、やる気あるんですか。これじゃあ、威風堂々になってません!」

思わず指揮棒を床に落とした。

「先生、お気持ちはわかりますが、皆さんの年齢を考えてください。」

司会者が思わずそっと言って、あ、そう言えばそうだったとがっくりと落ち込んでしまった。

そうだよな、参加メンバーさんたちのほとんどが70歳を超しているんだっけな。体力的に無理か。改めてメンバーさんたちの顔を見ると、もうくたくたにくたびれてどうしようもないという顔をしている。

「すみません、次行きます。次は、G線上のアリアですね。」

これであれば、まだ形になってくれるけど、自分の中では威風堂々のようなすごいのをやりたい気持ちがぬぐい切れない。なんか、もしかしたら次の演奏会では、もう威風堂々なんてやらないでくれという苦情も出てきそうだ。そうこうしているうちに、すべてのプロムグラムが、静かなバロックとかそういう曲に統一されてしまうのではないか?なんていう予感も感じさせた。そうなると、自分がやりたい曲をやれる日は、永遠に来なくなるかも?

とりあえず、今日は予定されたプログラムの曲をとりあえず一度合わせてみましょうという趣旨で集まってもらったけれど、最初の威風堂々に時間をかけすぎたせいで、全部の曲を合わせることはできなかった。フィナーレにベートーベンの交響曲第七番を演奏する予定だったのだが、これを練習する前に、ホールを次の団体に貸す、撤収時間が来てしまった。

「今日はここまでにしますが、来週はベートーベンの交響曲をやりますから、よく練習してきてくださいね!」

ぞろぞろと帰っていくメンバーさんをみながら、自分もどっと疲れてしまった。そういえば、自分も、昨年音楽学校の指導者をすでに若手に譲ってしまった。まあ、一生懸命やってきて、それなりにやってくれた学生もいて、それなりにオーケストラ公演もやって、表彰台にも乗ったけど、終わってしまえばただの人になってしまう。それだけは、絶対になりたくないから、この演奏会の指揮者として立候補したのに、やりがいなんて何もない。回を重ねればまた広がるよ、なんて甘く考えていたのが間違いで、気が付けばもう、13回目になっている。と、いうことはつまり、音楽学校を引退してもう13年たったんだ。時の流れは早すぎるもので、自分も始めたばかりのころはふさふさに生えていた髪が、今は一本もなくなっている。

頭の毛一本、自分の思う通りにはならないので、オーケストラを動かすには、もっともっと大変なことは重々承知なんだけど、ついつい、感情的になって、疲れ果ててしまうのである。

「今日はどうもありがとうございました。皆さん、楽しんで頂けたようで、次の練習にはもっと意欲的にやってくれると思いますから、、、。」

なんて、司会者が話しているが、そんなことは本心、言わなくても結構だった。まあ、一応言わなければいけないことになっているのだろうから、そういうんだろうけど、できれば聞きたくない。

とりあえず、司会者と、主宰している富士市の市議会議員さんのご挨拶は、馬の身に念仏のつもりで聞き流し、機材を片付けてホールを出て行った。富士市って、こんな立派なホールを備えているのに、音楽に興味を持ってくれる人は、意外に少ないなあ、なんかもったいないなあと思わざるを得ないほど、立派なつくりだ。そんなわけだから、さらにがっかりしてしまう。そして、こんなところに指揮を頼まれても、ただの人への転落は、少しずつ近づいてきているような気がする。

ホールから、ホテルまで車で送りましょうか、なんて司会者が話しかけてきたが、歩いて帰るからいい、ときつく断った。そうするとさすが音楽家であって体力ありますな、なんて感心していたけれど、余分なことをいうな、と内心ではムカッときて、怒ってやりたいくらいだった。

とはいえ、ホールから歩き出したはいいものの、すぐ着くと思っていたのに、なかなかたどり着けなかった。去年もここを歩いたつもりなのに、いつまでもたどり着けない。やっぱり年を取るということはそういう事で、本当に恐ろしいな、と考え直す。頑張って歩こうと何とか歩いてみたけれど、とうとう疲れ果てて、歩けなくなってしまい、すぐそこにたっていた、ドトールコーヒーに入ってみる。



「すみません。だからわかんないんだよ。読んでくれたっていいでしょう。読んでくれたって!」

ドトールコーヒーの入り口を開けると、聞こえてきたのはこういう言葉だった。な、なんだと思った。聞こえてくるのは間違えなく中年男の声であるが、なんとなくやくざの親分でもきているのだろうか?と思われるほど乱暴な口調である。

中を観察してみると、しゃべっているのは、黒っぽい和服を着た、車いすの男性だった。あれれ?車いすのやくざなんて、珍しい人がいるもんだ。東京ではなかなか見かけないやくざだ、なんて気がした。

「だからさ、僕、読めないんだよ。注文聞きたかったら、初めから読んでくれないか。そうじゃないと、この店で何が売っているのか、さっぱりわからない。」

店員が、変な人ねえこの人は、とういう顔で彼の顔を見ていた。

「もう、あなたね。少なくとも、養護学校とかそういうところに行かなかったの?歩けないとしても、そういうところに行って、文字を読めるように訓練してもらうのが、当り前なのよ、日本では!」

「うるさいな、学校なんて、居眠りするだけで、何にも楽しくなんかないよ。言っちゃえば、百害あって一利なしだ!もう、四角い建物に閉じ込めて教えておくだけの学校なんて、何も役に立たん!それより、早く読んでくれ。早くお茶飲みたくてたまらない!」

「はあ、、、。ほんとに変な人。どこの途上国から来たのかしら。そんなこと口にするなんて。」

このやり取りを聞いて、この人はやくざの一門ではなさそうだなと麟太郎は思った。

「失礼ですけど、代読して差し上げますから、何が欲しいのか言ってくださいますかね?」

と、彼に声を掛けてみる。

「え、ほんと!やってくれる!じゃあ頼む頼む。もう、学校の事なんか聞いている暇があったら、早くよんでくれればいいのによ、変なやつ扱いして、ちっとも先へ進まないのさ。こんな議論は時間の無駄だ。早く読んでくれ。」

その表情は、純粋な子供顔にそっくりで、やっぱり何か他意があるとか、たくらみがあるとか、そういうことはなにもなさそうだった。

「はい、いきますよ。じゃあ読みますからね。えーと、ブレンドコーヒーが、380円、アイスコーヒーが350円、アメリカン350円、アマレットコーヒー380円、、、。」

麟太郎が代読してやると、彼は嬉しそうに聞き入って、

「よし、じゃあ、たまにはアマレットコーヒーでも飲んでみるか。アーモンドの香りが付いたやつだよな。よし、じゃあ、アマレットコーヒー二つ。」

「え?二つですか?」

麟太郎が思わずそういうと、

「そうだよ。手伝ってくれたからそのお礼よ。」

と、彼は言った。

「そうですか。ありがとうございます。それなら、お言葉に甘えてそうしようかな。」

麟太郎はそうすることにした。

「はい、アマレットコーヒーがお二つですね。お席までお持ちしますから、しばらくお待ちください。」

「ありがとうございます!」

嫌そうな顔をしていう店員に、彼はでかい声であいさつをした。

「ついでですから、一緒に飲んでいこうや。」

と、彼がそういうので、麟太郎もそうすることにした。基本的に、麟太郎も一人者なので、だれか必要な人がいるわけでもなかったから、時間も気にしなくていいのである。

麟太郎は、彼の車いすを押して、近くのテーブル席に座らせた。この時はもう、彼をやくざの一人とは思わなかった。どうしても、男性が和服というと、高級な茶人とか、実業家とか、そういう人を連想をしてしまうのだが、時には暴力団の組長、つまりやくざの親分が、和服を着ている映像を見たことがあるので、それも連想してしまうこともある。でも、この人はそうではなさそうだ。

「ところでさ、君の名前なんていうの?」

と、彼がそう聞いてきた。

「あ、こっちが名乗るべきだったかな。僕は、影山杉三だ。あだ名は杉ちゃんだ。誰からでも杉ちゃんと呼ばれている。青柳教授以外はな。だから杉ちゃんと呼んでくれ。よろしくね。」

と、彼が名前を名乗ったが、ずいぶん老けた名前だなあと思った。確かに杉ちゃんというあだ名がついていなかったら、やくざの一人に間違えられそうだ。

「あ、僕は、広上麟太郎といいます。」

「敬語なんて使わなくていいよ。僕、敬語使われるほど、偉い奴じゃないし。学歴もなければ、職歴もないし。それでに、かっこいい肩書も何もないし。」

丁度この時、例の店員が、コップに入ったアマレットコーヒーを持ってきた。

「あ、どうもありがとうね。ついでによ、こういうやつも、コーヒーを飲んではいけないという法律はどこにもないぞ。だから、読んでくれと言ったら、すぐに読んでくれればそれでいいだよ。」

杉三が、そういうと、店員はコーヒーだけおいて、逃げていくように去っていった。

「変わった人だな。まあでも、外国ではそういう人も少なからずいたよ。日本のように単一言語だけしか表記されていない国家は少なかったな。」

麟太郎は、そうつぶやいた。

「そうだよね。日本が遅れているだけだよね。いまどき、単一民族の国家なんて、あり得ない話だよね。あとは、北朝鮮くらいなもんだよな。僕の友達も、外国行った人がいっぱいいるからな。結構、原住民とか、少数民族の話はよく聞かされたもんさ。」

「へえ、杉ちゃんはいろんな人と付き合いがあるんだねえ。外国へ行くって、アメリカに留学した人が多かったの?」

麟太郎がそう聞いてみると、

「そうだねえ、アメリカへ行った人は割と少なくてさ。大体の子はドイツとか、フランスに行った子が多いかな。」

と答えた。日本人が外国と聞くと、一番初めに口にするのは、アメリカ合衆国であることがほとんどであるので、ヨーロッパの国家の名を挙げた人は珍しい。

「なるほど。ドイツというと、医学留学でもしたのかな。フランスは、ファッションの都として有名だから、ファッションデザイナーにでもなったのかな?」

「あ、違うよ。どっちでもないよ。美術学校に行ったり、演奏活動をするために行ったんだって。」

ぴんとくるものがあった。

「パリの美術学校かな?」

「あー違う違う。ベルリンの美術大学だよ。名前は忘れた。てか、そんなのどうでもいいや。」

「へえ。比較的硬派だな。むしろその逆であることのほうが多いんだ。音楽はドイツで、美術はフランスであることが多いんだけどな。ベルリンの美術学校なんて、割と古いことを教えたがると言って、ドイツ人の学生にもあまり人気がないと聞いたことがあったよ。逆に、僕も経験あるけれど、フランスでは、音楽の好きな人はあまり多くないという気がしたんだけどねえ。まあ、最近の事だから、少し変わってきているのかな。僕がいたころとはまた違うのかなあ?」

「へえ、君、詳しいね。結構ヨーロッパに行ってるの?」

「結構というか、よく行ったよ。てか、日本よりそっちのほうが音楽の本場だもの。僕はもともと、コンダクターをずっとやっているから。」

麟太郎は初めて自分の職業を明かした。

「そうなんだね。まあ確かにそうだよね。でも、馬鹿にされることも多くて、大変だったんじゃない?」

職業を口にしても、何も驚かない杉三に、麟太郎はちょっと驚いた。基本的に、コンダクター、つまり指揮者と名乗れば、大体の人は、恐れおののいてしまうことがほとんどだから、こうして誰に対しても態度を変えない人は珍しいのである。

「ほらあ、日本人は、音楽に対して遅れているっていう意識のある人がどうしてもいるからね。ヨーロッパでは。」

「まあ、それは戦前。今は結構偉い先生たちが、礎を築いてくれたから、それに乗っていけば結構道に乗れる。」

「ふふん。それは、身分が高くて、金持ちであって、親が音楽に対して十分金をかけることができる階級ならではの言葉だ。そんなら、本当に音楽家と言えるとは限らないな。」

この言葉に対して、麟太郎はまさしくそうだと思ってしまった。そして、それに便乗しなければ音楽家としても道は、成立しないことも知っている。しかし、それに対して、答えられるか、というとしっかり言えるかというと、、、恥ずかしいことにそうとは限らない。いや、そうでないものが音楽家と名乗ってしまうことが多いなあと、最近麟太郎は感じ始めていた。だからこそ、富士市の音楽まつりで、タクトを振るとお約束したわけだが、果たして、富士市民が喜んでくれるような音楽を提供してあげているだろうかと、疑問に思ってしまうのであった。

「杉ちゃん。君はどうしてそういうことを言えるのかは知らないが、音楽というものが、金持ちの特権になっていて、一番聞いてほしいと思う一般の人が手を引いてしまっているものになっている。今はCDもあって、気軽にコンサートにもいけて、聞ける確率もかなり高くなっているのに、それがどんどん遠ざかっているような気がするんだ。僕も、コンサートを何回もやっているが、お客さんたちは、お年寄りばっかりで、聞いてほしい人は、全く来ない。本当は、若い人たちにも、心の癒しとして、使ってほしいものなのに。」

「まあ、そうだよな。それは認めるよ。それはね、若い奴らを無理やり遠ざけて、余分なことばっかりさせている教育機関が悪いんだ。学校の先生が、変な身分意識を作っちゃうからダメなんだよ。どこどこ高校が偉くて、どこどこ高校が馬鹿なんて、明治憲法にはなかった、新しい身分制度が定着しちゃってるから。それで、一生自分が馬鹿だと自信を無くして生きることを強いられるから、音楽から遠ざかっていくんだよ。わかった?」

麟太郎が、音楽家らしい愚痴を漏らすと、杉三が普通の人では絶対しない説教を始めた。

「でな、お前たち音楽家ってのは、初めにそういう世界から、親が引き離してくれているから、そういう苦しみも味わったこともないし、そういう現場を見たこともないから、なんでみんな音楽聞いてくれないのかよっていう、馬鹿馬鹿しい愚痴を漏らす。だから、いつまでたっても、音楽というのは普及しないのだ!いいか、そのギャップを埋めることが、音楽家にとって目下の急務ということさ。」

「うん、それは確かに知っているというか、最近感じ始めているよ。だから、僕もこっちで活動を開始したんだし。しかし杉ちゃん、君はなんでそういうことを知っているんだ?誰か身近に音楽学校に行った、友達がいたのか?」

麟太郎は、思わずこの疑問を言ってみた。一般的な人は、そういうところを指摘する人はほとんどいないはずだ。

「ああ、いったというか、行きそびれた奴なら知ってるさ。僕たち以上に低い身分とされたせいで、音楽やりたくても全然できなくて、ついに体までぶっ壊してしまった奴をな。

本当に、綺麗な奴で、どっかの外国の俳優さん並みだってさ。倒れなかったら、なんといっても世界一難しいピアノ曲を書いた作曲家の曲をパカパカと弾きこなして、大盛り上がりになるってさ。」

世界一難しいピアノ曲と聞いて、またピンときた。その作曲家の曲を弾きこなした人物は、日本にも世界にも一握りしかいないはずだ。しかも、俳優さん並みときいて、また誰の事なのか絞れてきた。

「あのさ、杉ちゃん。その人は、もしかして、磯野水穂さん、俺たちが大学にいたときは右城水穂さんと呼んでいた人ではないのかな?」

思わずそう聞いてみると、

「そ、そうだけど、なんで奴の事を知っているんだよ?」

と、答えるので、まさしく図星だったらしい。

「実は、俺と、彼は大学で同級生だったんだよ。最も、卒業した後、俺はドイツの大学で勉強しなおして、水穂は、演奏家としてやっていったんだけど。」

「それならさ、ちょっと頼みがあるんだ。今すぐ製鉄所に来てくれないかな。」

そう聞かれて、一瞬ポカンとしてしまうが、杉三が深刻な話をし始めたので、それを聞き取ると、

「よし、すぐ行こうか。」

と、決断した。
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