四章 9

文字数 589文字

七月一九日
 一八時○一分~一八時一六分→土橋と名乗る男が教授室を訪れ、滝沢誠について尋ねる。

相田真紀
 一八時一六分~一八時五五分→女生徒が入室。徳田、趣味に勤しむ。
 一九時○四分~一九時一九分→何者かが押し入り徳田を殺害。男根を切り取り、心臓を一突き、その後腹を十字に引き裂いている。

殺害現場
 【所見】犯人の痕跡なし、返り血もほとんど浴びていない模様。警察が押収したのか、持ち去った可能性が高い。
 犯人が持ち去ったのか不明だが、コレクションの写真はない。扉に釘→気を付けないと怪我をする。
 凶器は刃渡り二○㎝程のサバイバルナイフのような物だと推測される。
 事件の少し前(日付は不明)、教授の元奥さんに徳田の居場所を尋ねる電話があった。女の声だった。
 
七月二二日
 一八時四四分→梨香子が何者かに殺害される。背中から一突き。
 一八時五二分→土橋さんが梨香子を発見。すでに脈はなかった。

 【所見】当日は雨で、地面はぬかるんでいたが現場には土橋さんの足跡しか残っていなかった。犯人と梨香子の足跡は消されていた。梨香子は土橋さんの名刺を握り締めていた。しかし名刺には梨香子の指紋しかついておらず、犯人が土橋さんに罪を擦り付ける為に握らせた模様。
 凶器は徳田殺害に使われた物と同じである可能性が高い。
 また、現場から逃げていく女が目撃されている。

 
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