第21話 という夢を見た。

文字数 4,335文字


毎週の剣の講習
もうとうに型は大体やりつくし新たに教わるものはなくなっていた。
講習に来ると、最初は型を一通りやって、ガンコーに修正点あれば直してもらって、その後模擬戦。1対1から2対1,3対1まで。これが最近のやりかた。

「おまえら、もう充分だよ。ここじゃこれ以上になれないぞ?どうする?それとも、一応槍とかもやる?」
んーー、顔を見合わす俺ら。

「俺達って、ほとんど戦闘らしい戦闘しないんですよねー、大体魔法でぱぱつと仕留める、主に女子たちがw。
それに戦闘狂ってわけでもなく、逆に、全員が”すろーらいふ愛してる!”系なので、まったり生きる方向なんですよねー」

・・・・「なんなんだかよくわからんが、世の中舐めているようでムカつくんだが、、、多分、だが、特に危険な獲物と戦うことをしなければ、今ぐらいの強さでどうにかなるとは思うがな。ダンジョンとか潜らないんだろう?」
ぶんぶんぶんぶん!!思いっきり首を左右に振る3人。
「ほかから誘われても却下します!!」+激しく首肯する2人。

「ん、まぁ、、、もし、もし趣味としてとかでもっと習いたい、ってんなら、この街にも道場はあるぞ、小さいけど。」
「ありがとうございます!でも、どっちかっつーと魔法のほうが面白いんで」
「確かに、、人生全ておもしろいかそうでないかで生きているような奴らだからなぁおまえら、、」
失礼な!!美味しい不味いもありますよっ!!かわいいかわいくないってのも!!

「しかも、そんなんでなんでかしらんが、うまくいっているんだから、、よくわからないんだよなぁおまえらって、、、
ちなみにこの街の7不思議になっているぞおまえら。」
・・・・・・
イマイチどういう意味合いで、なのかが不明だし、聞きたいとも思わないし、、、

「で、おまえらに新人の指導やってもらったら?って話も出てるんだが、、お前ら全員感覚派だろう?」
「いえ、僕は論理重視ですよ?」神田
「いや、その論理が、、一般人にはとてもついていけるもんではないんで、聞く者には感覚以上のなんか?とかしか思えないんだわ、、残念だが。おつむに差がありすぎるってのもなぁ」

んじゃなんかありましたら、ということで、今まで世話になったことのお礼を言い、掲示板の”不人気依頼”を覗いても残ってないので街をぶらついてから帰った。



週に一度の暇つぶしが無くなってしまった。勿論魔法研修の方など、ダゲーが出てきてからやめた。なんかの拍子にバレたら不味いからね。

「まずい、俺ら完全無欠のニートだぞ?」
「女子たちは家の仕事豆にやってるよねー、俺らが出る幕なし!!つか手をだしたら叱られるし!!」
「レベルが数段違うからなー、、、どうしよ?俺らの立場?」
「ネーヨそんなん最初からw」
「「むぅ、、」」

「そうだ!こんなときはっ!お猫様っつ!!ミケーー!!」
ぼん!と現れるミケ。煙と音と共に現れるのが沖田に受けたので、ミケは現れるときはもっぱらこうしている。忍者風。白の忍者装束でも小田に作ってもらおうかな?


「郊外にまたたび畑を作るにゃ!」
「庭に結構植えてくれたじゃん、最初からそこそこ大きな木をめっけてきてさ。もう結構なってるよね?充分だよね?タマや姫んちにもわけるくらいあまってるよね?」
・・・・・
「ミケ、こっから海って遠いの?」
「ひとがどれくらいかかるか知らにゃいが、一瞬にゃ!」
・・・・・・
「狩りにでも行く?」
「肉も余ってるしなぁ、、週二度の狩りで充分だよな?」
・・・・・・・
神田式(ダゲー式)が怖いので魔法の練習とかは言い出さないオレと山田

「仕方がない、魔法の練習やるか、、、」神田
ニヤついてるよな神田、、

ミケ監督の元、神田指導でやりました。

でも結構よくなった。死ぬほど、ってのは結果出るのすっげー速いよねー、死にたくないからねー





「地」のエネルギーが無くなっている処
土中から湧き出てきた電線みたいのがたくさん束になってる、みたいなのが、、、一部を形状代えて襲ってくる
向こうでの戦闘機の正面形状みたいな
「昔の戦闘機みたいな
「そうだな
先に戦っていた女が同意見を
「へ?なぜお前知ってんの?
「おまえこそ!
戦いながら問う

電線状のものをぶっちぎって終了

「なぜお前が知ってんだ?俺のもとの国の過去だぞ?お前はどこから来たんだ?
「日のいずるところの国だ、っつーか、お前こそなぜダゲー魔法使ってんだ?!!
「なぜダゲーを知っている!
「知っているも何も、今うちの国にいるぞ?
「へ?何百年も前に死んだんじゃないの?
「昔のことは知らんが、ずっと昔からうちの国にいるみたいだぞ?毎日飲んじゃ寝、食っちゃ寝、している

「あれ?おかしいなぁ?俺、今、昔ダゲーの住んでいた邸を買ってそこに住んでるんだが、そこにダゲーの研究施設があってだな、転移陣みたいな装置があって、、、その国の者達がいうには、
ダゲーはすっげー魔法ができるので、それに独自のいい加減な論理をあてはめて主張していたという、他の魔法使い達は皆そんなの信じられず、相手にしていなかったと。ダゲーも自分の理論は主張するが、あまり魔法を見せる、なんというか、”俺の魔法すげーだろ?見ろよ!!”的なのはまったくなく、なので、ダゲーの魔法を実際に見たものなど少数だったらしい、
で、いつの間にか消えていたんで”魔法陣でどっかに消えたんだろ?”で終了だったとのこと。
なのに、
なんで生きてんの?なんでお前の国にいるの?

「知らんがな、、
「聞きにいかんとならんかなぁ、、(かといって、ココにミケ呼び出して転移っつーわけにはいかないなぁ、、見せたくないなぁ)おまえ、国に帰るの?
「うむ、ここを片付けたら仕事は終いだ。一緒に来るか?
「いいのか?軽いな?
「まぁ、うちの国は来るもの小浜図?去るものは追い剥ぐ、だからな!
・・・・・・・・・・・・・・まぁ、逃げるのは簡単だからなー

「んじゃ、お前は転移トカ使えるの?
「無理。走る。強化で。
「飛べない、と、、、
いきなりにもつを脇に抱えるようにその女を抱える。
「にもつじゃねぇー!!
という叫びを聞きながら浮き上がって、どっひゅーん!!マッハ1、マッハ2、マッハ3♪はっはっはーーー!!!
抵抗をなくせば速度の意味などっ!!はーはっはっはっはっはーーー!!



という夢を見た。
と、朝食終えて皆で居間でまったりくつろいでいるときに言った。

「どこよその厨二病丸出し国家って?」山田
「知らんがな、無いんじゃね?あるわけないだろww夢だよ夢、リアルだったけどなー」俺
「「「・・・・」」」女子2名+神田

「うほん、神山くん、覚えていないの?日本史」小田
ん?苦手な日本史で厨二病?戦国時代かな?平安時代の陰陽師も厨二系だな?
かわいそうな目で見られているが、、、思い出せない、、、

古代、東を表す「日が出るところの方角にある国」と飛ばれた日本。ちょうしこいて「日が出る国の王から日没国の王へ」とか親書を中国に送り呆れられたそうな。当時の中国は世界で最もと言える大国。吹けば飛ぶような小島のなかの一部にだけある小さな国が、そーゆーことをした。
レベルで言えば厨二相当だが、現実に存在した国。それは我らが日本のとーいとーい祖先共、何あほうなことやってたんだ!!陸続きだったら絶対滅ぼされてったわ!!!!

理解後、
「でもそんな厨二、この世界には無いんだろーから」
「いや、聞いたことあるというか、ダゲーの書に
「「またダゲーかっつ!!!」」やまだー気が合うなー
「異世界転移に有利な場所らしい、、どこにあるのかは書いていなかったが。」
あるのかよ、厨二国。あなおそろしや!!

ということでお猫様♪
【ミケは知っていた】
で、皆と一緒にいってみませう厨二国!!



「私アナスタシア、貴方方の言う厨二病国首都でこの喫茶店をやっています。その厨二病国ってどういう意味ですか?」
「とても美しく素晴らしい国、という意味です」
笑うな山田神田、呆れるな沖田小田
・・・疑惑の目の持ち主はアナスタシア、その視線の先はオレ

店の前での立ち話もなんだから、皆を促し店に入る。
ほう!これは、、、オレらの世界の喫茶店? 皆もびっくり、、
「きれいでしょう?うちは、外来人のデザインなんですよ」

気になるメニューは?
コーヒー、紅茶、ジャスミン茶、緑茶、果物汁、、しる?、まぁいいや、、野菜汁、、、
パンケーキ、ダンドーイッチ、弾道?、、まぁいいや、誤訳だろ?、、キャッチャーケーキ、、、、なぜショートがキャッチャーになる?野球オタクか!デザイナーは!!まぁいい、どっかに野球を紛れ込ませたいという執念は受け取った!キモいけど。

「このキャッチャーケーキって、どんなんですか?」
「ホールケーキを8分割したものです。クリームベースで、果物が挟まってます」
「んじゃそれとコーヒーで」
皆もそれぞれ注文した


あ?
「これ?、、すか?、、??・・・・あの、この原型みせてもらっていいっすか?」
「え?いいですよ?まっててね今持ってくるから」
皆、もう答えはわかってるんだけど、、確認したいよね?で、目で問う、うんうん!!と皆。
はい来ました!!
キャッチャーミット型のホールケーキです!デザイナーあほかっ!!!!勿論外のクリームはカカオでもすこしいれたんだろ?皮の色だわっつ!!!

うまかったけどw
コーヒーも本物でうまかった!なぜマルネラにはないんだろう?


お会計して外に出る、
さて、どっちに行こうか?

焼き鳥の匂い、、、レバーかな?
「え?レバーなら、パテペーストね!、パンに付けて食べると美味しい!!
「あれかぁ、、あれねぇ、、、ちょっとなー・・」
「お、山田も?ナカーマ!!
ペースト派3名、駄目派2名、最近この別れ方多くね?
「レバーはやきとりか、ニラレバみたいに、しっかりレバー食ってる感があるやつがい!」
「禿道!」
「「「えー」」」
「それもいいけど、やっぱパンにパテペーストよねー、なんかレバ臭くないのがいいかなーでもレバなの」

「うちの喫茶店の前で食い物の話で盛り上がっているのはやめてください、とりあえず中に入りましょう、作りますよ?」
なんかアナスタシアさんに促されて再度、、、誘導上手だなー

「で?パテですか?ありますよ?何か混ぜますか?」
「え?まぜるのもあるの?、、んじゃ両方で、、それとパテを付けるパン」
「貴方方が言っていた焼き鳥は作れます、でもニラレバってなんですか?」
「細長く匂いがきつい葉っぱで、それとレバと、にんにく少々?を油で炒めたものです」
「そういう葉はみたことないですね、代替え品でもいいですか?」
「「勿論」」



からん
アナスタシアさんが入り口をみた。
二人連れが入ろうとしたが、中の空気の匂いに「うっ」として踵を返しでていってしまった

中華料理始めました       うそですw
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