2019/10/08 16:25

文字数 935文字

更新されました、『夢浮橋モダン天鵞絨』第二挿話「Structure」です。各挿話のタイトルですが、第一挿話「Long Season」は、Fishmansのalbum名から取りました。そして第二挿話は、ジャズミュージシャンの菊地成孔さんがやっているセッションバンド、DCPRG(デートコースペンタゴンロイヤルガーデン)の曲名からの命名です。Structureとは、「構造」のことで、DCPRGのそのタイトルは、浅田彰さんの『構造と力』から、タイトルを取っている、と考えられます。『構造と力』といえば、スキゾキッズですね。ですが、それは『死神はいつも嘘を吐く』で話すような内容なので、ここでは省略。第二挿話は、構造ってタイトルがついているくらいなので、構成を気にしていただけると、嬉しいです。一話目からわかるように、第一挿話を、別視点から見た物語となります。と、言っても、第二挿話は、三人称、いわゆる神の視点と呼ばれる語り口になっています。今回の挿話で、「主人公は小説家」というお題が消化されます。続く第三話は、ただいま執筆中です。あ、第一挿話で銀色の目をしている、という設定も消化できましたね。よかった、よかった。浪漫というテーマなのですが、「日本が浪漫の時代? ああ、じゃあ、スチームパンクだろ!」というSF脳みたいなのが働いて、蒸気機関が発達した設定が、これからもたまに出てくると思われるので、注意して読んでください(笑)。そうそう、第二挿話でメインになるキャラたちは、僕のシリーズ『抹茶ラテの作法と実践』のキャラクターたちです。約一年ぶりに、書きましたよ、愛すべき抹茶ラテのキャラ。それだけで僕はほくほく心が温まります。第一挿話には、『偽典』から、苺屋かぷりこと、魚取漁子。それから、偽典で名前だけが登場しつつも、出てくることがなかった、下宿の管理人・やくしまるななおさんが登場しました(『偽典』には、ななおの妹であるやくしまるななみが、たくさん登場したのでした)。書いていて作者自身が楽しいので、それが伝わればいいいなぁ、と思います。それでは、『れとろ幻想譚-るるせ報告書-』でした。
2019/10/08 16:25 コメント(-)| れとろ幻想譚-るるせ報告書
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