第1話 ポケモン、キミに決めた！
文字数 2,356文字
2018/10/01に投稿したエピソードです。
細かい部分に若干変更があります。
どうもヒロトです。今回からようやく攻略の始まりだ。
というわけで始めるぞ。
どうもリフィアです。
始めて早々ピカチュウに説明を丸投げするな。
自称ポケモン博士と慕われてるオーキド博士が世界観について説明するぞ。
本当は900種類程いるのに151種と発表したからってそんな言い方しちゃ駄目だよ。
900歩譲ってもおまえの言い方の方が酷いぞ。
さて主人公の名前だが既に決めてある。
どんな名前？
人名ですらない。
この主人公は不眠不休でフィールドを歩き回る程のスタミナと悪の組織に堂々と立ち向かえる鋼のメンタルを持っている。
まあゲームの世界だし多少はね。
つまりこの主人公は幻想の姿であり、本体は別の何処かに眠っているんだ。それをこの旅で見つけ出さなければならない。
何か勝手に変な設定を作り始めたよこの人。
で、これがライバルの名前だ。
今度はげんじつ？
ライバルは旅先で減らず口を叩きながら何度も勝負を挑んでくるが、勝たなければストーリーが進まない為、必然的に毎回主人公に負けることになる。
まあ、そうなるね。
それがこの世の現実だ。勝利した事実は揉み消されてしまう。
何度立ち向かったってその理不尽が覆ることはない。
ライバルは常にこの世界の現実と戦わなければならない。
とりあえずライバルがそのうち病んできそうなことは分かった。
さて、ようやく壮大な旅が始まるんだな。俺なんだかワクワクしてきたぞ。
主人公はファミコンでなんだかピコピコしてるよ。
では軽くこの町の人物紹介だけしておこうか。
まずはおかあさん。
主人公が旅立った後はポケモンを休ませるだけの回復マシンと化す。
もう少しマシな言い方ないんか。
シリーズ恒例の「かがくのちからってすげー」のデブ。
せめてモブって言ってやれ。
ライバル。
それだけかい。
看板。
人物ですらない。
ライバルのおねえさん。
初代では名前がなかったがリメイクでナナミと判明したぞ。
趣味はお茶で特に紅茶は遠くの都会まで買いにいくほど好きなんだ。
ポケモンのお世話もとても上手で殿堂入り後はポケモンの毛繕いもしてくれるんだ。
ライバルの居場所とかどうでもいいから俺はおねえさんの情報が知りたい。
ナナミさんの扱いはとても不遇で公式イラストも存在しないほどだ。
ドット絵から見るに緑色の服にヘアバンドを着用していることからブリーダーのような見た目だと思われ‥
長えーー！！
何でおねえさんだけ饒舌なんだよ！ライバルにも少し分けてやれよ！！
ごめん、嫉妬させちゃったよな‥済まない。
会話が成立しねえ！！！
草むらに入ろうとすると、ポケモンではなくオーキド博士が飛び出してくるぞ。
町中見渡してもいなかったのにどこから現れたの？
方向的に主人公の家から来たようにみえる。確かアニメ版の裏設定ではいつも母親と一緒にいることから‥いやこれ以上は言えない。
おい、気になるじゃねーか。
で、ようやく最初の三匹を選ぶ場面だ。さてどれにしようか。
「先に選ばせてやるぜ」とか言って、主人公が選んだポケモンと相性がいいやつにするつもりだぜ。あんな美人なおねえさんもいるし本当腹立つわこいつ。
おねえさん関係ない。
それで結局どれを選ぶの？
ファイアレッドだからヒトカゲとかありきたりだしゼニガメは可愛いしフシギダネは弱点多いしゼニガメは安定してるし‥
ヒトカゲだ。ありきたりで悪かったな。
ええ～～っ！！ヒトカゲにすると序盤かなりきついよ！？ゼニガメならそこそこ安定してるし何より可愛いからずっと癒されっぱなしだよだからそっちにしよ‥
シャラッッッッチューーー！！
また噛んだ！？
ヒトカゲにすると確かに序盤が辛いが、それは一匹での無双を防ぎパーティで突破することに繋がるんだ！
それがこの企画の趣旨だと言っただろ！
うっ、論破してきやがってむかつく。
さてヒトカゲにニックネームを付けていくぞ。
ふーん、どんな名前？
せっかくだからゲームのキャラにするか。
まずヒトカゲは最初のパートナーであり主人公だ。あと炎タイプで赤いイメージがあるな。進化すれば空も飛べる。ここまで言えば分かるな？
主人公で赤くて空を飛べるってあの方しかいないしょ。有名な赤い帽子被ったヒゲの人だね。
‥‥外れだ。
は、はくれいって何！？
詳しく説明すると数時間かかるが、はくれいとは20年以上愛される東‥
結構でーーす！！
さてこのヒトカゲのステータスだが能力値はそこそこ良個体だが性格が「がんばりや」か‥、できれば「ひかえめ」が良かったが仕方ないか。
何？おまえの好きなタイプとか誰得なの？
ああ‥済まんな！俺はやり込み勢だからつい確認しちゃうんだ。
ぐ‥見下されてるみたいでむかつく！
研究所を出ようとすると、調子に乗ったライバルが勝負を挑んでくるぞ！
記念すべき初戦闘！絶対に勝つよ！！
この戦いは小細工は不要！ひたすら『ひっかく』で攻撃するのみだ。
相手は『しっぽをふる』を使ってきたり隙があるのだ。
何だ簡単だね。
相手は『しっぽをふる』ばかり使ってくるし残りHPはこちらが断然有利！
次のターンでとどめだ！
いけーーーーーっっ！！
負けてんじゃねえか！！！
ゼニガメの『たいあたり』がきゅうしよにあたった、つまりクリティカルヒットで2倍のダメージを受けたうえ、『しっぽをふる』の防御ダウンが重なり逆転されてしまった。
あとはおまえが絶対勝つ等と敗北フラグを立てたのも原因だ。
私のせいなの！？
私が悪いのか！！？？
まあ落ち着け。
このライバル戦は唯一負けてもストーリーが進むイベントバトルだ。
ライバルは今後主人公に全敗することになるからここで華を持たせてやったのだ。
何だその親切心は！？
ではキリもいいので今回はここまで！
ご観覧ありがとうございました。
ご観覧ありがとうございました。
(後味悪‥)
