第2話 街道の夜

文字数 6,884文字

 ――それは三日前、夜半の屋敷へ向かう最中のこと。

 この夜、クライヴは中々寝付けなかった。
 ベッドに横になり、瞼を閉じるも、意識が沈むことはない。真っ黒な部屋で何度か瞬きを繰り返す。右の部屋からは静かな談笑の声が遠く、左の部屋からは大男を思わせる豪快ないびきの低音が聞こえてくる。耳障りな環境音にため息をつきながらも、なんとか眠らねばと寝返りを打った。
 やがて鼓動が落ち着くと、空っぽになった頭の中に、四時間前の記憶が蘇ってくる。
 グローカスへ誘った時のメルリアの姿や声、笑顔だ。以前のように発作に邪魔されなかった事はよかった。よかったのだが。脳裏に、「いいの?」と目を輝かせるメルリアの表情が浮かび上がる。あんなに眩しい笑顔を、自分に向けられるとは思わなかった。
 本当は、ミスルトーで言おうとした言葉のように……。メルリアの旅が決着した後、グローカスへ来ないかと誘うつもりだった。しかし、口をついて出た言葉は予定していたものとは違った。早まってしまった。メルリアは祖母との約束を大事にしている――それはよく理解していた。だから、違う言葉を伝えてしまった。
 持て余した右手でベッドシーツのしわを一つ伸ばした。
 恐らく自分はメルリアに嫌われてはいないのだろうし、警戒されている様子もないだろう。であれば、自分の気持ちを伝えるべきだろうか。いや、それは早急だろうか――。考えれば考えるほど、ほんのわずかに沈んだ意識が、より鮮明に変わっていく。気づけば眉間に皺が寄っていた。頭を空っぽにしなければ眠れないと分かってはいても、どうしても気になってしまう。
 試しに目を開けてみた。なんの抵抗もなく、なんの重みもなく、すんなり開いていく。ベッドシーツの白や床に置いた自分の鞄、カーテンのわずかな色の濃さなどもはっきりと見て取れる。
 眠れそうもない。ため息をつき、ゆっくりと体を起こした。力が抜けた足が重く熱い。体の方は十分に疲れていると主張してきた。もっとも、脳の方は眠る準備ができていないのだから、仕方がない。部屋の扉を静かに押し開け、階段を下りた。

 時刻は深夜一時をちょうど過ぎたばかり。
 酒場のフロアはしんと静まりかえっていた。
 街にある酒場とは異なり、街道に面する宿酒場は、大人数の利用は御法度だ。グループ利用は二名まで、迷惑行為をする客は客と見なさず即退出。夕食時の中年男のような面倒ごとは、この時間では許されない。
 客らしい客はおらず、受付の男がうつらうつらと船を漕ぐ。カウンターの奥でグラスを磨く初老のバーテンダーが、男を見てやれやれと肩をすくめた。
 宿酒場の扉が、古びた音を漏らしながら開いた。それに反応して、受付の男がぴんと背筋を伸ばす。
「い、いひゃっらいまひぇ」
 しかし男の声は弱々しいものであったし、ろれつは回っておらず、目もはっきりと開いていない。やがて男はうっすらと目を開くと、安心した笑みを浮かべて、再び船を漕ぎはじめた。
「おかえりなさい」
 受付がかけるべき言葉を、バーテンダーが口にした。客は静かに頷き、真っ直ぐにカウンターへ向かう。不意に、その足取りが止まった。その視線はバーカウンターの奥、宿泊部屋へ繋がる階段へ向く。
 ちょうど階段を下りてきたクライヴと、外から戻ってきたシャムロックの目が合った。
 メルリアのことで頭がいっぱいになっていたクライヴだったが、シャムロックの存在に気がつくと、緩んだ顔を強ばらせる。口を固く閉ざし、気を引き締めた。
 シャムロックは視線を逸らすと、カウンターの中央からやや右に逸れた椅子に腰掛けた。バーテンダーは手早く支度を済ませ、彼に琥珀色の酒が入ったグラスを差し出す。グラスに揺蕩うのは、濁りのない透明な氷だ。球体のそれは、グラスをくり抜いたかのように、底の琥珀色をありありと映し出す。静寂の中、その氷がパチパチと音を立て酒へ溶けゆく。それは火に焼べた薪が爆ぜるような音と似ていた。それをじっくりと目に焼き付けた後、彼はグラスに口をつけた。
 そんな背中に向けて、一歩、一歩と伺うように、クライヴは歩を進めた。緊張は歩を進める足取りに現れ、時々、意図せぬ場所に足を落とす。わずかに体のバランスを崩しかけたが、椅子の背に手をつくことでやり過ごした。
 ……まさかこの男がいるなんて。
 クライヴは視線を足下に落とす。メルリアといる時には聞けない話があった。発作の話ではないし、自分のことではない。ただ、頭の中に浮かんだ疑問の答え合わせがしたかった。機会をずっと窺っていたが、恐らく今がその時なのだろう。
 シャムロックの背中に視線を向ける。今は黒い外套を身につけていない。とはいえ、上も下も靴の色に至るまで、相変わらず黒ばかりの服装だが。
 嫌な緊張だ。クライヴは迷うように目を伏せる。口はへの字に固く閉ざしたままだ。きつく閉じた唇が薄い色へ変わる。
「お飲み物はいかがいたしますか」
 そんな中、カウンター越しにバーテンダーが声をかけてきた。クライヴは慌てて顔を上げると、遠慮するように苦笑を浮かべる。
「あ、いや……、酒じゃなくて、水を一杯、いただきに来ただけで」
「構いませんよ。ご用意いたしますので、お掛けください」
 バーテンダーは穏やかに言うと、クライヴに座るよう促した。
 クライヴは曖昧に会釈し、周囲の様子を確認した。外から聞こえてくる足音もなければ、階段から下りてくる人の気配もない。二階の廊下を歩く足音も聞こえない。硬い表情のまま、一席分間隔を置いて椅子に腰掛けた。
 バーテンダーがグラス一杯の水をクライヴに手渡した。クライヴは礼と共にそれを受け取る。妙に喉が渇いたなと自覚しながら一口含んだ。常温に近い、ちょうどいい温度だった。体の熱を奪いすぎることなく、体内へ吸収されていく。
 形だけの息をつくと、シャムロックを窺い見た。彼は手慣れた様子でグラスを手にしている。こちらへ視線一つ向けずに、溶けゆく氷の末路を見澄ましていた。その瞳の赤は濃い。宿を出る直前、宿に着いた直後の顔色の悪さは窺えない。それに、彼は日中眠そうにしているが、今は欠伸一つ漏らさない。目もはっきりと開いているから、そもそも眠気を感じていないのだろう。昼間は調子が出ないと言っていたが、この様子を見ると、その言葉はあながち間違いではなさそうだ。
 やっぱり……。クライヴは息を呑む。魔女の村にいる時、シャムロックと会ったのは決まって日暮れ以降だった。日中姿を見かけたことはない。加えて、今は光を避けるような黒い外套を身につけている。これはアラキナから渡された実験作のようだから、確証は持てない。
 けれど……、もしこの仮説が本当ならば、どうすればいい?
 誰に問うでもなく、クライヴは胸中に零した。
「なにか、俺に話があるようだが」
 シャムロックはその赤い瞳だけを動かし、こちらに視線を向けた。
 背筋を走るぞくりとした悪寒と共に、クライヴは居心地の悪さを覚える。まただ。またこの感覚。まるで心を読まれているかのようだ。それとも、自分の顔に出ている? 咄嗟に顔を擦りたくなるが、頭を振る。
 そんなもの、分かるはずがない――そのまま、視線をカウンターへ逸らした。気づけば、そこにいたバーテンダーは姿を消していた。背後からはいびきが聞こえる。受付で船を漕いでいた男は、テーブルに突っ伏して完全に眠っていた。
「……『俺の疑問には全て答える』、そう言ったよな」
「ああ。クライヴが聞きたいのなら、俺は今でも構わない」
 シャムロックはグラスをカウンターに置いた。グラスの中の氷が揺れて溶け、火花のような音がより一層大きく響いた。
「お前……、吸血鬼、なのか」
 クライヴは氷に視線を向けながら、呟くように問う。視線を合わせないのは、自信がないからでもあったし、そうであってほしくないと思ったからだ。
 ――クライヴが旅に出る五日前のことだ。
 彼が旅支度を進めていると、母親が突然、真面目な面持ちで言った。
 一つ、特別気をつけて欲しいことがあるの。赤く濃い瞳を持つ人物、やたらと黒い格好を好む人物、夜型を豪語する人物、昼間眠そうにする人物、夜にしか姿を現さない人物には気をつけなさい。それら全てが当てはまる場合は特に。彼らは『吸血鬼』である可能性がとても高いから、と。
 クライヴは半信半疑だった。本当にそんな種族が存在するのか? するとしても、このヴィリディアンに住んでいるのか? 吸血鬼という存在は見たこともないし、聞いたこともない。とはいえ、母は冗談を言わないし、嘘をつく性格でもない。せっかく忠告してくれたから、気に留めておこう程度の認識だった……のだが。
 シャムロックの存在が、母の忠告に当てはまると気づくと、半信半疑ではいられなくなった。もし本当ならば、信頼しきったメルリアの様子も気がかりだ。だからこそ、杞憂であればいいと思った。
「そうだ」
 しかし、その思いとは正反対に、シャムロックははっきりと言い切った。躊躇も遠慮もなく。
 クライヴは目を見張り、咄嗟にシャムロックの表情を窺う。彼は真っ直ぐこちらを見ていた。笑うでもなく、悲しむでもなく、怒るでもなく、驚くわけでもない――その表情に付随する感情は見当たらない。ただ、然有らぬ顔だった。
「しかし、『吸血鬼』という呼び名は、人を襲う選択をした者への蔑称だな」
 シャムロックは伏し目がちに話すと、グラスの縁を指先でなぞった。中の氷は歪な形に姿を変えている。それを見つめながら、濃度が薄く変わったウィスキーに口をつけた。口の中を湿らす程度飲むと、また音を立てずにグラスを置く。
「正しくは『月夜鬼』――元々はここでもそう呼ばれていたはずだ」
 瞬きを二、三度繰り返した後、クライヴは黙り込んだ。どう反応したらいいのか分からなかった。
 シャムロックは自分の問いかけをはっきりと肯定したが、正体が暴かれたところで全く動揺しない。
 まただ。また、この感じ。胸の奥がざわつく嫌な感覚が広がっていく。
 シャムロックは弁解するでもなく、ただ事実だけを述べる。こちらに行動や思考を指示するような事は決して言わない。暗に決断を委ねているように。だからこそ、どうしたらいいのか分からなかった。彼は見え透いた嘘をつく悪人ではないし、善人な顔をしてこちらを油断させる不届き者でもない。それだけは明らかだ。
 クライヴは困惑を飲み込むと、慎重に問いかける。
「吸血鬼って呼び方は蔑称だって言ったよな。どういう意味だ?」
「先ほど伝えた通り、生きるために人の血を奪う選択をしたか否かだ。もっとも、大昔は人を襲う月夜鬼は存在しなかったらしいが――」
 シャムロックは思考を巡らせるように、目を閉じた。やがて静かに息を吐き、おもむろに深紅色の目を開く。
「俺はその選択をしない。屋敷にいる月夜鬼も同じだ」
 シャムロックは強い口調で言葉を返した。その深紅が揺れることはない。
 質問を投げかけたクライヴの方が緊張してしまいそうなほど、シャムロックは毅然とした態度を貫いた。図太い神経をしているのか、それとも後ろめたいことが一切ないのか。恐らく後者なのであろうと薄々気づいていたが、それを受け入れるだけの余裕はない。
「メルリアは……、知ってるのか。シャムロックが人間じゃないって」
「おそらくは知らないはずだ。メルリアには屋敷で話すつもりでいる」
 屋敷で――その言葉に、クライヴは表情を強ばらせた。
 このまま一緒にいてもいいのだろうか。誘いを断れるタイミングは今しかないだろう。けれど、本当に発作の答えを持っているとしたら? この件に関しては八方塞がりだ。シャムロックに縋るしかない。
 困惑、疑惑、迷いに、金色の瞳が揺れる。先ほどの言葉通りなら、シャムロックという吸血鬼――月夜鬼は、こちらに危害を与えるつもりはないのだろう。彼を信じるべきかもしれない。
 けれど。クライヴは逡巡の後、真っ直ぐに笑顔を向けるメルリアを思い浮かべた。彼女の純真さが今は眩しく、そして同時に羨ましくもあった。疑うことを知らないかのように、危なっかしい一面は持ち合わせているものの、彼女ならこうした迷いを抱えることもないのだろう。しかし、自分はメルリアではない。自分で納得して乗り越えなければならない。
 戸惑いに揺れる瞳が、シャムロックの姿をわずかな時間捉える。月夜鬼という異種族であるが、見た目は人間と大差ないようだ。
 種族が異なれど言葉は通じる。先日エルフ達に多分に世話になったように、理解し合えないわけではない。それぞれ異なる特徴を持つだけで、本質的な部分はきっと変わらない。要は、シャムロックという人物が信じられるかどうかだ――そこまで思い至ると、クライヴは一人頷いた。何度か視線が泳ぎ、カウンターにあるグラスと、奥の酒瓶を行き来する。膝の上で握り拳を作り、意を決して顔を上げた。シャムロックは相変わらず、こちらを静かに見据えている。
「一つだけ教えてくれないか。どうしてシャムロックは俺に対して『こうするべき』だとか、決めつけや意見をしないんだ?」
 クライヴは真っ直ぐな視線で問いかけた。彼の言葉の真意を読み取ろうと、わずかな表情や声色の変化を見逃すまいと集中する。
 自分のことがどうでもいいと言われたらそこまでだが、この返答で、彼の人間性が少しでも読めないかと考えた。賭けでもある。
 思ってもみない言葉にシャムロックはわずかに動揺の色を見せたが、それも一瞬のことだった。表情や態度から動揺を瞬時に消すと、彼は姿勢を正す。
「思うことはあるが、あえて言わないだけだ。俺が何を言おうとも、最終的な判断はクライヴ自身が下すものだ。他人である俺が指図することはできない」
 まるで突き放すような物言いに、クライヴは言葉を詰まらせる。本当に他者に興味がないだけなのか。質問を間違えただろうか。何か違う事を聞くべきか――。依然シャムロックの動作に集中しながら、クライヴは頭の片隅で考える。迷いと共に、作った握り拳から少しずつ力が抜けていく。
 やがて、シャムロックは伏し目がちにカウンターのグラスを見つめる。氷は完全に溶け、その場所が丸い透明色に変わった。周囲に飲み込むような琥珀色が覆う。丸い輪郭がぼやける様に目をやりながら、彼は口を開いた。
「……人の心は他人が縛るものではないし、縛れるものでもない。誰にもそんな権利はない。あってはならない」
 掠れた声でつぶやくと、シャムロックはグラスの酒を口に含む。透明色と琥珀色がわずかに混ざった。
 クライヴは、その反応に初めて感情の揺らぎを見た気がした。シャムロックは普段からあまり表情を変えない。いかなる時も平常心を保ち、己のペースを崩すような様子は見せなかった。だからこそ、クライヴは今の揺らぎに人間臭さのようなものを感じた。恐らく、最後の言葉は本心から出た言葉なのだろうと理解もした。
 感情が読み取りづらいだけで、それぞれ異なる特徴を持つだけで、本質的な部分は自分たちと何ら変わりはないのだ――先ほど、頭に浮かんだ言葉を繰り返した。
「なんていうか、すごいな。それが正しいって分かってても、中々そうは思い切れないというか……。昔聞いた、教会の説法を思い出したよ」
 クライヴは固まった表情を少し解すと、膝で作っていた握り拳を完全に解いた。
 シャムロックの言葉や意思はとても立派な考えであるが、それを実際に実行できるかどうかとなると話は別だ。まるで、教科用図書のお手本のような――子供の頃、教会で聞いた説教と近いところがあるように思えた。
「案外、修道士――というか、神父とか務まりそうだよな」
 冗談めかして言うと、隣でゴトリと重い音が立った。
「……畏れ多いことを言うな、俺は月夜鬼だぞ」
 妙なことを口走ってしまったか、とクライヴは思ったが、シャムロックの声に怒りは感じられない。少し速いペースで喋っただけだった。
 念のため彼の方を窺う。複雑な表情をしていた。その表情にほっとすると、クライヴは口元だけで苦笑した。役職の難しさは理解しているが、例え話に対して「畏れ多い」と表現するなんて、ちょっと大げさすぎないか――と。
「さて……。そろそろ休むといい。遅い時間になってきた」
 受付付近の壁掛け時計から、カチリと分を刻む音が鳴る。時計の長針と短針は、それぞれ反対方向を示していた。
 時刻は一時三十七分。随分と長い時間話し込んでしまったようだ――。グラスに半分ほど残っていた水を一気に呷る。口の端からこぼれた滴を腕で拭い、クライヴは席を立った。
「シャムロックは寝ないのか?」
「元々、俺はこの時間に調子が出る。あまり眠くはないな」
「そうか……」
 彼は本当に月夜鬼なのだと……月夜鬼とは、本当に人間と生きる時間が違うのだなと改めて感じながら、クライヴは部屋へ戻った。

 抱えていたわだかまりがひとつ解けたおかげで、部屋に戻ったクライヴの意識は、あっという間に沈んでいった。
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登場人物紹介

◆登場人物一覧

┗並びは初登場順です。

┗こちらのアイコンは公式素材のみを使用しています。

メルリア・ベル


17歳。

お人好し。困っている人は放っておけない。

祖母との叶わなかった約束を果たすため、ヴィリディアンを旅することになる。

フィリス・コールズ


16歳。

曖昧な事が嫌いで無駄を嫌う。
シーバの街で、両親と共に「みさきの家」という飲食店を経営している。

クライヴ・ローウェル


22歳。

真面目。お人好しその2。

理由あって旅をしており、メルリアとよく会う。

ネフリティス


27歳(人間換算)

都市に工房を持つエルフの錬金術師。

多少ずぼらでサバサバしている。

イリス・ゾラ


21歳。

隣国ルーフスの魔術師。闇属性。

曲がったことが嫌い。

リタ・ランズ


16歳(人間換算)

魔女の村ミスルトーで暮らしているエルフ。
アラキナのストッパー兼村一番のしっかり者。

ウェンディ・アスター


不明(20代後半くらいに見える)

街道の外れの屋敷で働くメイド。

屋敷の中で一番力が強い。

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