旅の終わりは…

文字数 661文字

桃園国際空港には現地時間の午前11時頃に到着した。

バスに乗り、高速道路を走り、台北市街へと入った。

私達は予約していたホテルの近くの停留所でバスを降りた。

車寄せを抜けると、シンプルだが品のあるエントランスがあった。

扉の前にはベルボーイがいて、扉を開けてくれた。

上を見上げると豪華なシャンデリアがあった。

ホテルオオクラ台北だ。
(正式名オオクラプレステージ台北)

親切な女性のベルガールに案内され、私達は豪華な部屋に案内された。

大きなダブルベッドがあり、カウチソファのある広い部屋、バスタブのあるバスルーム、広いバルコニーもあった。

ここまで豪華なホテルに泊まったのは私の人生では初めてであった。

荷物を置き、昼ごはんを食べに外に出た。

小籠包を食べに、王道の鼎泰豊(ディンタイフォン)に行った。

美味かった。

そして清潔でサービスも良かった。(これは台湾の殆どがそうであった)

四四南村(ししなむら)という古い建物と高層ビルの台北101がよく見えるスポットへ向かった。

写真映えのする古い建物と現代の高層ビルのコントラストは、まさに写真好きには楽しい場所であった。

夜は台北101へと昇り、大都会の台北の夜景と、それをバックにした冬美を撮った。

その後夜市に行き、ビールを片手に美味い屋台飯を食べた。

美味い飯、親切で温かい人々、私達はすっかり台湾の虜になった。

2泊3日の旅を終え、成田へ着いた。

東京駅行きへのバスに乗り込み、しばらくして窓際に座っている冬美を見ると、疲れたのかすでに眠り込んでいた。

私はその時、婚活の旅の終わりも感じたのであった。
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