第11話 榛名春奈、倉庫内作業中④
文字数 1,618文字
春奈は、目まぐるしく変化する状況に対応し切れず、その場に立ったまま呆然としていた。
『スキルを発動します』
そこへ、剥ぎ取りの効果を持ったスキルが彼女へ向けて放たれてゆく。万全を期し、初心者である当真をナビゲートする為に、AIハルナがスキルの行使を代行していた。
そして、AIハルナがスキルを使用すると、間髪入れずに春奈のブラウスのボタンが弾け飛んだ。
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呆気に取られて、ポカンとしている春奈。だが、彼女が呆然としている間にスキルの効果で身に付けていた衣服が、どんどん脱がされていく。
背後から喝采が上がっている…春奈は黙ったまま、それを他人事のように聞いていた。
その口から疑問の言葉が漏れる。なぜなら、彼女の胸のボタンが弾け飛んだ直後、
そして今の春奈は、下着を着けたままではあったが、そのGカップの乳房が勢い良く外へと飛び出している状態だ。
慌てた彼女は、反射的に手で胸をガードする。
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しなやかに、美しく流線を描く背中。成熟した女性しか持ち得ぬ、豊かで艶のある肉体。
目の前にある、榛名春奈の真っ白な背中。それを見て興奮する当真。
そして次の瞬間、彼は興奮のあまり榛名春奈の両腕を、グイッ! と掴みながら
当真の声を受けて、4本ある内の1本が榛名春奈のブラジャーをガシッ! と掴んだ。
目の前でブラを掴まれ驚いた春奈は、瞬時に当真の両手を振り払い、
そして、彼女はブラを片手で押さえて防御の姿勢を取った。
当真は必死の思いで、榛名春奈の両腕を掴んでいたのだが、あっさりと振り解かれてしまう。
『剥ぎ取りを第2段階へ移行…
誰よりも戦況を冷静に見つめていたAIハルナ…その
『剥ぎ取りを再開します』
そうAIハルナが宣言すると、
スポポンッ! と、まずはスカートとストッキングが一緒に剥ぎ取られた。
続けて、ポイッ! ポイッ! ポイッ! ポイッ! と、靴と靴下が剥ぎ取られる。
3本の