4月10日─青龍学園─
文字数 607文字
【とある廊下】
あ、副会長！
何をしているんですか？
眺めていた携帯をサッとしまう
…………
騒がしい。気安く話しかけるな。
す、すみません！
無言でその場を去っていく
…うお～。こえーな、副会長って。
うん。生徒会長が優しいから、特になー。
そーいや、風紀委員と生徒会が仲悪いってマジ？
マジマジ！
触らぬ神に祟り無しってか？
【とある中庭】
れん君、おはよう。
おはよお。何か用？
良かったら、今日お昼一緒にどうかしら？勿論、親衛隊の皆と一緒に。
絶対に皆喜ぶわ。
あ、ごめんねえ？
今日は放送委員の仕事があって…
また今度誘って。
やーん、良いのよ。
お仕事頑張ってね？
(れん君の「ごめんねえ」で暫くはご飯三杯いけるわ！！！)
足早に放送室へと駆けて行った
やっぱりれん君かわいー！
大好き～！
ね～！あ、でも…
生徒会と風紀委員も格好いいよね！
貴女、前は編入先が良いって言って居なかった？
だって、イケメン天国なんだもん！
桃原くん、黒木くん、赤峰くん、青近くん…この学校に入って本当にラッキー。
本当にミーハーねえ。
【とある登校風景】
あ！青近さん、おはようございます！
…ああ。
今日もカッケーッス！！
そういえば、3年に何か変な奴が転入してきたらしいッスよ！
へえ。
青。よ、おはよーさん。
あっ！赤峰さん、おはようございます。
！？
おい、てめえ！青近さんに何馴れ馴れしく…
五月蝿えな。
す、すみません！！
歩みを進める
…ええの？
はい…？
何でも無いわ。
(いや、無意識なんかい！？)
