邯鄲 マスターシーン
文字数 910文字
・PC②の悪夢
PC①②の【秘密】を誰かが獲得した直後に発生します。
PC②は子供の姿で、大人の男女に可愛がられています。男女は日本人ではなく、夫婦のようです。
場面は転換します。昼、女性は家の中で家事をしており、PC②の胸に「体がたくさんあったら、たくさんお母さんの手伝いができるのに」という思いが去来します。その時、PC②は自分の身体が複数人に増えていることに気が付きます。女性はそれを見て非常に驚きます。その晩、夫婦が「それは大切な個性だけど、家族の前でしか見せないほうがいい。不思議なことが嫌いな人は、たくさんいるから」と注意します。
月日は巡り、自分を育てた夫婦がPC②の目の前で亡くなっています。彼らを殺害した覆面の男がその傍らに立ち、「大人しく子供の命を差し出せば、この忍者ですらない弱者共も死なずに済んだものを。お前も忍者だがまだ弱者。成長の芽を摘ませてもらうぞ」と言い放ち、PC②に猛スピードで攻撃してきます。PC②はそれを上回るスピードで覆面の男の攻撃をかわし、身体を増やして男を取り囲み、親を殺された憎悪と人を殺す歓喜を胸に秘め男の心臓に一撃を――ここで、PC②は目を覚まします。先ほどの体験は、PC②が見たただの夢でした。
……本当に?
ここでGMは、エニグマ「PC②の半生」を公開します。
・レイトン・セタリア推参
「レイトン・セタリア」のハンドアウトが公開された直後、または3サイクル目の1シーン目に発生します。
PC③の元に、レイトン・セタリアが数名の分身を伴って現れます。「レイトン・セタリア」のハンドアウトがまだ公開されていなければ、ここで公開してください。
レイトン・セタリアのひとりは棺のような物品を担いでいます。レイトンに尋ねると、「どうしてかわからないけど、交渉の材料に使えるかもしれないと思って。ただの勘だ」と答えます。
レイトンの何人かは言います。「PC①は強敵だ、あんたの協力がないと勝てないだろう。あんたはPC①に集中して、枕はこっちに任せな。それにしても瀬戸物で枕作るとか、やっぱ東洋人は狂ってんね」
このタイミングで、PC③はレイトンと【居所】を交換してかまいません。