ファンタジー座談会本室 part3

文字数 8,195文字

・描写と説明のバランスは、みなさま、どのように気をつけていらっしゃるのでしょうか。


・ハイファンタジーに手を出そうとした人が、読んでおくといい小説、見ておくといい映画というのはありますでしょうか。

また、初めてファンタジーの世界に連れて行かれた、作品があればお聞きしたいです。

2017/12/13 21:21

あと私、まずい飯描写フェチです……。

冒険者が保存のために堅~く焼いたパンを持ち歩いてて、もう切れるレベルじゃないから布に包んで岩にたたきつけて割る、とか描写されたら痺れてしまう……。

それをいかに美味く食べるか、冒険者サバイバルクッキング……あ、楽しそう……。

っていうか、これダンジョン飯だ。

(まずい飯描写があると、うまい飯描写も映えるかも! という話がしたかった)

2017/12/13 21:24
なるほど。まずい飯があるとうまい飯が映える。わかる……。
2017/12/13 21:28
>秋永さん

「その世界の常識」として登場人物がごく自然に見聞きするものや行動していくことの、描写と説明のバランスで気をつけていること……ですか。む。難しい……。
ただ。わりとト書きで説明するんじゃなくて、エピソードで伝えていくことは大切かな、と思います。
設定で決めてしまうと、どうも、ト書きでだだー、と書いてしまうんですけれど。
たとえば、「ヤンノレク騎士団年代記」というのを書いた時、これはわりと宗教観が世界観の中心にあった話で、序盤で、とにかく、エピソードでその宗教の感じを伝えることに拘りました。──これも性格が悪い女神が出てきた話です、そういえば(笑)。
2017/12/13 21:24
>(翻訳のお仕事は)ご自身のファンタジー世界を自由に創作するのとはまた異なる大変さや楽しさなどなどありましたでしょうか?


ご質問ひとつこちらへお運びしました。

2017/12/13 21:30
流れ、早いですね(笑)。
黒名さん、こんばんわ、初めまして~♪
2017/12/13 21:31

>異世界の神々と宗教

秋永さんのおっしゃるとおりなんです。

怪しげな新興宗教しかない世界もありだけど、神話がしっかりしてると文化の統一感が出しやすいですし、異世界感出しやすいですよ~

2017/12/13 21:27
ご飯に対する感情や反応を描く、まずい飯があるとうまい飯が映える……
これはご飯にかぎらない描写の秘訣ですね……
私もやってしまいがちなのですが、ただご飯を比喩や形容詞で飾るだけでは、読んでいて心が動くものにならない。もう格別に美しい言葉が並んでいれば別ですけど。
2017/12/13 21:29
まずいご飯は、描写しても、食べなくてすみますし(笑)。食べるのは絶対にいやです<まずい飯(笑)
2017/12/13 21:31

>ひかわ先生


作品のご紹介、ありがとうございました!

専門学校で小説の講座を持っておりまして、書く仕事を志す学生たちに、すこしでもよい道を示せないものかという思いから、つい「読んでおいたらお得なものを知りたい!」というような強欲なご質問をしてしまいました。

(とにかく読め!そして書け!という先生もいらっしゃいますしわたしもそう思っているのですが、私は飴担当かもしれません…)


流行の作品を好きになって、自ら興味を持って魅力的な芋づるを引っ張って行ってくれたら言うことはないんですが、いま畑から顔を出している作物だけでも目移りしてしまうのか、クトゥルフは知っていてもラブクラフトは知らない(名前すら知らない場合もある)という若い人が、本当に少なくないですね。

ただ、好きなものに時間を使うべきなのはもちろんで、若い子たちは大変忙しそうです。そしていつも疲れている…

おすすめの作品、まずは私も触れてみて、学生に勧めてみようと思います。恥ずかしながらトールキン、読んでおりませんでした><

2017/12/13 21:34
たけうち先生、質問搬送ありがとうございますー!
2017/12/13 21:32
黒名さん、いらっしゃいませ。


流れはやいですね。

お仕事でしたり猫ちゃんずを撫でたり赤子を抱っこしたり……など、皆様、どうぞご自由になさってくださいね。

オンライン座談会は見る側も時間差だったりするので、自由に書き込み・読めますから……

2017/12/13 21:32
>指輪物語のレンバス
……僕の中では完全にカントリーマアムを大きくしたやつです。初めてカントリーマアム食べたとき、「小さいレンバスじゃん!」と思ったのを思い出します。

>大草原の小さな家
これに出てくるので一番美味しそうだと思ったのはスペアリブと豚の尻尾! 現実世界の話だけど確かに異世界ファンタジーグルメのような感覚で読んでたなぁ……。

>「まずい飯描写フェチ」
栗原先生の話聞いて、「美味しそうな描写」の真逆の描写も必要だな〜と気づきました。不味いと美味いの対比は大事ですね!
2017/12/13 21:31
私はレンバス、何故かゴーフルで脳内リプレイされます……(笑)

ダンジョン飯はイカ食べる話が好きでした。そういえばあれも「マズイ飯」のエピソードですね。
2017/12/13 21:37
>藤沢さん

読みたくないものを読む必要はないですよ(笑)。「指輪物語」、わたしの周囲でも、「実は」で読んでない人も結構、います(笑)。で、そういう人に無理矢理読ませても、トールキンも喜ばないと思いますし、実際、ピーター・ジャクソンが映画化するまで、トールキンの名前を知っている人もそんなにいなかったし。わたしの周囲には、トールキン研究会の「白の乗り手」の会員同士で結婚した友人もいて、その結婚式場で、「トールキンってどういう人ですか」と聞かれて、困って、「ええと、オックスフォード大学の言語学者で」と説明したら納得されたという……。
ただ、それより、自分の好きなモノ、芋づるでのめり込むようなものがないほうが問題です。特に、今はコンテンツ多いし、コンテンツ疲れをするんだと思うんですよね。自分に集中して、自分の好きなところに焦点を合わせることができる人間勝ちというか……そんな気がします(笑)♪
2017/12/13 21:35
>秋永先生

その世界の常識」として登場人物がごく自然に見聞きするものや行動していくことの、描写と説明のバランス


その世界の常識的なことを説明するには、やはり登場人物の目というか感想を通してするのが一番やりやすいです。すんなり入れます。○○は退屈だとか良いものだとか気に食わぬとか。説明は少ない方がいいですが、描写だけでは想像しにくいようなときに補助的にちろっといれてます

2017/12/13 21:34
豚の尻尾!
膀胱は空気を入れてボールにして遊んで、豚は尻尾だけもらってローラが自分であぶるんですよね…ああまた読みたくなった…
2017/12/13 21:38
>黒名さん

ファンタジー、翻訳するのは大変だと思います。でも、そのおかげで、わたくしたちはいろんなファンタジーを読めるので。どうぞ、よろしくお願いします♪
「ダーコーヴァシリーズ」、はい、もう四半世紀経っていますが、あの体験はすごく貴重でした。たぶん、あの、マリオン・ジマー・ブラッドリーさん、という方の文章が、わたしの性分にも合っていたような気がします、なんだか、訳しやすい人と訳しにくい人、みたいな相性って、ありませんか? わたしは、なんだかブラッドリーさんと文章とか物語のリズムの相性がすごく合っていた気がするんですよね。すごく訳しやすかったのを感じました、ナマイキを申しますが(笑)。
2017/12/13 21:41

豚の尻尾よかった!

あと、雪に落として固める飴……

2017/12/13 21:42

はじめまして、一般ユーザーの堂島と申します。


ちょっと本題からズレてしまうのですが、藤沢先生のご質問に加えて「今、オススメのファンタジー本」などおありでしたら、ぜひお伺いしたいです。

2017/12/13 21:45

Doujima

ダンジョン飯は上手いですよね……ほんと上手い。

RPG的なファンタジーでメジャーなモンスターが、解体するとなんとなく我々が見たことのあるような料理になって、なんとなく想像出来る飯になる……上手い。

そして割と微妙だったりまずいことがあるのもいい。

2017/12/13 21:45
>「その世界の常識」として登場人物がごく自然に見聞きするものや行動していくことの、描写と説明のバランス


なんか、茫洋とした質問で申し訳ありませんでした…… みなさまを困らせてしまった気がする……(笑) でも、その他の話題の中にも、私の質問の回答がたくさん含まれているように思います。

2017/12/13 21:42
で。特に、「ホークミストレス」は、主人公が好きで♪ 訳していて、すごく共感しましたし。なにしろ、ヒトサマの書いた小説を、まるまる一冊、書き写すようなものじゃないですか。すごく勉強になりました。書く根性もついたし。
翻訳って面白いな、と思うのは、自分以外の人の書いた世界を自分の言葉で書き写して書き直すような作業なので。創作の面白さには通じています。
もう亡くなられた方ですが、浅羽莢子さんという友人がいらしたのですが──。彼女にとっては、たぶん、翻訳、というのは、創作に等しいものだったんじゃないかな、と今も思います。彼女は、ファンタジーの設定マニアで。地図から系図から歴史から、なんだかすごいものを作ってらして、いつかそれを読みたかったんですけれど──。
2017/12/13 21:45
堂島さん、いらっしゃいませ。
2017/12/13 21:52
ローラたちが膨らまして遊んでる「膀胱」って何だろ? と思って調べて衝撃を受けた子どもの頃が懐かしい……

>「神話がしっかりしてると文化の統一感が出しやすい」
これ、RPGゲームをするとき、チュートリアルに入る前その世界の神話がザーッと説明されてるのを思い出しました。確かに世界観と宗教観は密接にリンクしてますもんね。
2017/12/13 21:53
堂島さん、いらっしゃいませ。
2017/12/13 21:56
みなさんリロードしたりしてて重たくなってることがあるかもです。

そういうときはちょっとお時間おいてみてくださいね。すみません。

2017/12/13 21:56

今が旬のファンタジー本、チェックできておりません……!

これだけは! と図書館島を買いましたが、私がアドバイスを必要としている……。

2017/12/13 22:06
ちょっと重いですね。いまうちのネットが重くなる時間なので相乗効果でタイムアウトになってました。

異世界にハマった作品、私のは古すぎてほぼ絶版なのでお薦めしにくい……

最初にハマったのはアンドレ・ノートン「魔法の世界エストカープ」、C.L.ムーア「暗黒神のくちづけ」。

それからゼラズニイの「アンバーの九王子」シリーズ。ゼラズニイは最近27年ぶりの新訳「虚ろなる10月の夜に」が出ましたが!

2017/12/13 22:03
>堂島さん

いらっしゃいませ♪ 今、ぷちはまりしているのには、中国の上海テレビ局が作ったファンタジードラマで、「擇天記(たくてんき)」というLalaTVで放映中のものがあります。本じゃないけれど(笑)。
基本、エキゾチックなものに惹かれるんですよねぇ。ここでないどこかの文化・神々・いろんな魔術や体系──これは中国風のファンタジーで、美男美女がいっぱい出ていて。どうやら、日本のアニメに影響されているような主題歌だったりで。面白いです。「擇天記(たくてんき)」の、「擇」という字は、ごちゃごちゃしているものをほぐす、見つけ出す、探る、というような意味らしくて。ようするに天に手を伸ばして、必死で何かを探してたぐり寄せる、というようなタイトルらしい。そういう漢字が使われるのも面白いな、と思ったり。完全な異世界ファンタジーのドラマです。
本だと、「面白い」と紹介するのだと、どうもハードル高くなるのですが(笑)。
最近、わたしが読んだ、という意味で、最近、書かれたものではないですが──。
アトリエサード、から最近、三冊、翻訳で出た、ホジスンの「異次元を覗く家」「幽霊海賊」「グレン・キャリグ号のボート」……ホジスン好きのわたしとしては薦めざるをえませんが、お読みになって面白いと思うかは……ええと。まぁ、わたしに聞くのが、ということで(笑)。特に、「グレン・キャリグ号のボート」がわたしはお薦めです♪
2017/12/13 21:59
旬のファンタジーは私も全然チェックできておりません……!

好みもニッチなので人様にお薦めしにくい……

2017/12/13 22:08
「グレン・キャリグ号のボート」、どういう話かというと、難破した船の乗組員たちがひたすら怖い怪異に出会うという──そのイメージがすごい。ホラーっぽいんですが、最後は恋愛、しかも熱愛・純愛にもつれ込むところがホジスンでして(笑)。そこが好きです、わたしは。すごい想像しちゃうのに、純情さんなホジスンさん──♪
2017/12/13 22:13
わぁ。気がついたら、もう、十時ですね。びっくり。
2017/12/13 22:15
ホジスン読んでみます。

私はケモナーなので縞田先生のオススメも聞きたいです……。

2017/12/13 22:15
>堂島さん

こんばんは。今オススメの、というのとはちょっと違うのですが、読書案内書としてジョー・ウォルトン「図書室の魔法」上下はお薦めできます。イギリス物で魔法は実在するかどうかの境界線なのですが、主人公が作中で読む本のリストが凄いです。孤独を知る読書家は胸を抉られるような物語です。

2017/12/13 22:14
十時。

夢中になっててたらあっというまです。

長時間皆様をパソコン前に引き留めていて申し訳ない……。

女性作家座談会メンバーそれぞれ離脱いたします。

皆さま、どうぞご自由に、掲示板的にお使いくださいませね。

もちろんお話続けてくださっていてもよいのですが、ほら、誰かが消えないと、みんなも消えづらいっていうのがあるので、するーっと抜けるよー。笑。

2017/12/13 22:18
あと。翻訳書ばかりで申し訳ないですが、G・ウィロー・ウィルソン、という、アメリカのイスラム教徒の女性作家さんによるファンタジー作品で、2013年に、世界幻想文学大賞長編部門を受賞しています。初めて読んだイスラム圏ファンタジーで、中東の国で、インド系・エジプト系、などなどでいろいろと肌感覚であるのだな、というのもわかるファンタジーでした。マーベルのコミックライターとしても有名な方であるらしく、物語の進め方は本当に「漫画」っぽく、それが悪くはないけれど、とてもベイシックな物語の終熄の仕方をしてしまって、せっかくここまでの世界なのにぃ、という欲求不満は感じるのですが。それにも増して。やはり、このイスラム社会に基盤がある世界構成が魅力的……
2017/12/13 22:20
>佐々木先生

ケモナーにお薦めしたいロビン・ホブの六公国シリーズ……「騎士の息子」から始まる六冊……なんですけど、辛い話で……凄い作品なんですけど中盤の展開が辛い。でも、モフは豊富です。主人公は狼と魔法の絆を結ぶのです……

2017/12/13 22:21
あ、タイトルが抜けてしまった。「無限の書」です。創元社から出ていますね。
2017/12/13 22:23

私も抜けて、皿など洗って寝ますね~。

メモが大変潤った……楽しかった……。

またちょいちょい覗かせてくださいませ。

2017/12/13 22:28
どうも滝口流と申します。(先月初めて商業出版をさせて頂いた新人です)

とても面白く読ませて頂いております。


最近コンテンツが多いという話は痛感していて、古典・新作ともになかなか手を付ける一歩が踏み出せない状態となっています。

芋づる式に触りたいと思う前に、たくさんの選択肢がありすぎてどこに触れるか、触れたとしてどこまで漁ってみるかなど、迷ってしまい逆にどれから手をつければいいのかわからない状態であるというのが自身の課題です。

現代は楽しいことが多すぎる……!


そこで皆様方に質問なのですが、作品の摂取に対して意識的に気をつけていることなどはありますでしょうか?


この世の中には古典、新作、小説、映画、さまざまな媒体やさまざまなジャンルで無限の作品が存在します。

そこで先生方の作品を楽しむスタンス(興味を持つところから、実際に観賞中まで)を特に話題の垣根なく、教えて頂きたいです。

2017/12/13 22:17
私はもう少ししたら抜けますね〜。

ケモナーにお薦めのファンタジー、意外に思いつかないなあ……。

2017/12/13 22:25

滝口先生、こんばんは~!

ご質問について、考えておきますね。

簡単に言うと、本は「自分の魂を信じる!」で、映像コンテンツは「とにかく量!」です。

2017/12/13 22:33
擇天記、面白そう…気になります。
イスラムファンタジー、無限の書…
「図書室の魔法」も!
先生方の推薦文つきだとどれも観たく読みたくなってしまいますね。

そして
>自分に集中して、自分の好きなところに焦点を合わせることができる人間勝ちというか……そんな気がします(笑)♪

これができている人は本当に強いですね。私はずいぶん時間がかかってしまっているな…
コンテンツの洪水の中で、自分の好きなものに自信を持っていきたいです。
2017/12/13 22:24
滝口先生こんばんは。縞田と申します。

作品を楽しむのには自分の「好き」を一番にしています。好きでないものを摂取しても身にならないので……

2017/12/13 22:32
>なんだかすごいものを作ってらして

浅羽莢子先生の翻訳作品というと私には『ゴーメンガースト』でした。ゴシック・ファンタジーのこんな物凄く緻密な世界観の作品を一体どうやって訳してるんだろうと思ったものですが、そういう情熱があればこそということでしょうか。なんだか納得です(笑)

それは読んでみたかったですね・・・・・・。

>書き写して書き直す

翻訳が「創作だ」と思う瞬間あります。とても頷けます~><
そして、自分の小説を描くのに勉強になるというのも。

>訳しやすい人と訳しにくい人、みたいな相性

私はまだ経験が浅いのでどの作品も必死で……(笑)
原作者さんのリズムと一体になれるような翻訳経験、してみたい。。。滅茶苦茶気持ち良さそう。

>ホークミストレス

主人公大好きです。
ロミリーはシリーズの中でも印象に残っているキャラです。

封建的文化習俗がガッツリあったり、魔法や生態系の違う、全然馴染みのない異世界感がとてもある世界なのに、登場人物の悩みや理想が現代の私たちにも通じるものがあって感情移入できるのが『ダーコーヴァシリーズ』の優れた所でもあるのかもしないですね。

というか、優れたファンタジーってそういうものなのか。

マリオン・ジマー・ブラッドリーで邦訳ものだとアーサー王物語を再解釈した『アヴァロンの霧』シリーズも好きでした。

あの作品のアーサーとランスロットのシーンでBLに目覚め(自重

2017/12/13 22:40
こんばんわ、滝口さん♪ 初めまして♪
……ある意味、考えるな、感じろ、かも(笑)?
ご縁、というのもありますし。その時、「楽しい」と感じるものに出会ったら、そこで楽しむのが一番かなぁ、と。「擇天記(たくてんき)」なんて、そういうところから来ました。Jcomで、たまたまチャンネル合わせた時、「薄命の美少年」という役柄に目をむいて、つい、見始めたのがきっかけです(笑)。
で、映画好きの友達から聞きましたけれど。ただいま、映画が好きだからって、手当たり次第にケーブルテレビで映画を録画していると、一年で、一生かけても見られないほどのコンテンツが集まるそうです。……今のおたくは気の毒というか。物理的な絶対的な壁によって、すべてを網羅することがもはや不可能なのが、現代のコンテンツ滝なのですねぇ──コンテンツが雪崩を打っている。なので。
創作する者は、自分の創作に役立つものへの臭覚を養うべきかな、と。
たとえば、それぞれ、関心があることって違います。
神さまに惹かれる方は、神さまっぽいことが書かれているコンテンツや資料へ。わたしは、とにかく、興味が惹かれて、「わからない、なぜ、こうなんだろう?」と思ったことについては、最低限、五冊は本を読むことにしています。
その五冊は、小説ではなくて、ノンフィクションの本であることが多いです。
最近は、後漢の光武帝について興味を惹かれているので、ちょっと読みたいな、と。光武帝って、紀元前に奴碑の解放を行っているんですよ。なんでそんな昔に、そういうことをしたのかな、と。で、そうしたことについて知っていくと、それに関して書かれた小説も読みたくなります。
底にはまず、知識があったほうがいい。そうしたほうが、より楽しめるし、自分にとって不要な本も振り捨てられます。そんな感じ、かなぁ……。
2017/12/13 22:35

こんばんは。一般ユーザーのきたのと申します。大変興味深く拝見しています。

私は、世界観設定が苦手なファンタジー小説書きです。

最近、悩んでいるのが、作中における魔法の、呪文の作り方です。

浪漫のある、格好良いものを書きたいと思うのですが、うまく形になりません。アドバイスいただけたら、幸いです。


理想としては、若い読者さんの記憶にのこり、ふとした時に呟きたくなってしまうような呪文です。

2017/12/13 22:46

kitanokunikara

流れがはやいので7000字こえたところで次の会場を開けました。

皆様、次の会場に移動をお願いいたします。



2017/12/13 23:12
すみません、猫落ち……猫が構えと──。所詮、神などは無限の愛を求められるのです、しくしく。そんなわけで、ちょっと猫落ちします……
2017/12/13 23:13
滝口さん

きたのさん


いらっしゃいませ。

2017/12/13 23:14
>縞田先生


ありがとうございます。

ロビン・ホブの六公国シリーズ……「騎士の息子」から始まる六冊……

めもめもめも……

2017/12/13 23:15

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登場人物紹介

ひかわ玲子


小説家・翻訳家。

レコード会社のプロモーター、ライターを経て、M・Z・ブラッドリーの『ヘラーズの冬』『ホークミストレス』を共訳(氷川玲子名義)。1988年、「バセット英雄伝 エルヴァーズ」を『ドラゴンマガジン』に連載し、小説家デビューした。「女戦士エフェラ&ジリオラ」や「三剣物語」などのシリーズがあり、剣や魔法が登場するファンタジー(ヒロイック・ファンタジー)を得意とする。

縞田理理


ファンタジー小説家。人呼んで人外小説家、或いは変タジー作家。
2001年秋に第二十二回ウィングス小説大賞でデビュー、現在に至るまで小説ウィングスで活動。
好きなものは妖怪と妖精と動物と怪獣。
著作は新書館ウィングス/中央公論新社C☆NOVELS/集英社オレンジ文庫から刊行中。
既刊「霧の日にはラノンが視える」「ミレニアムの翼」(新書館ウィングス文庫)、「グウィノール年代記」(中央公論新社C☆NOVELS)、「僕たちは同じひとつの夢を見る」(集英社オレンジ文庫)、「不死探偵事務所」(新書館ウィングス・ノヴェル)etc.

原作「台所のドラゴン」(みよしふるまち作/ジーンpixiv連載中)

たけうち りうと


もの書き。第一回ホワイトハート大賞受賞『INTENSITY』でデビュー。

商業誌作品:小学館『こゆるぎ探偵シリーズ』・講談社『ウスカバルドの末裔』他

介護体験記『介護は戦だ! GB包囲網作戦』

note・PIXIVにてエッセー・小説・イラスト・音楽・写真を掲載してます。

書いたり描いたり、撮ったり創ったり。遊び好き。

藤沢チヒロ


漫画家、編集者。

千葉県柏市出身、札幌市在住。

2000年秋田書店コミックミュウ

「ゴンドラの上」でデビュー。

国際興業バスやJR北海道バスの広告を手掛けるほか、学習漫画や広告漫画、TV番組のイラスト等で活躍中。


藤沢チヒロクリエーターページはこちら

佐々木禎子


小説書いてます。

札幌出身・東京と札幌を行ったり来たりしています。

1992年雑誌JUNE「野菜畑で会うならば」でデビュー。

BLやファンタジー、ホラー、あやかしものなどのジャンルで活躍中。

「ばんぱいやのパフェ屋さん」(ポプラ文庫ピュアフル)「ホラー作家宇佐見右京の他力本願な日々」「薔薇十字叢書 桟敷童の誕」(富士見L文庫)「宵越し猫語り 書き下ろし時代小説集 」(招き猫文庫) など。


チェブラーシカが好き!!


佐々木禎子クリエーターページはこちら

ばんぱいやのパフェ屋さん特設ページもあります。

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