第51話 居酒屋NovellJam
文字数 2,622文字
作業用にパネルを増やしていて、その中にいつもの感圧パネルそっくりの普通のディスプレイが紛れこんでおったのだ。
冷静になれば普通にわかるのだが、しかしこういう状況下ではそういうことを見落とすことはありうる。
白色黒蛇さんも夜遅くまでお疲れさまですわ。それに声援でM☆A☆S☆Hさんやワラさんがスネークのスタンプ見つけてつけてたり。著者さんの「鉄研でいず!」Tシャツがスパークしてるように見えたり。
でも結局、みんな夜まで持ち越した作業を黙々とすすめる作業配信になってますわね。居酒屋というより。
小説を書くには勉強は何かと必須であるのだ。一見勉強のあまりいらないように見える作品世界でもロジックの矛盾を避けるためにはしっかり下調べしておかないと読者を失望させる。楽に調べないで書ける小説などないのだ。
もともとあの作品はその下調べのうんちくを地の文に混ぜ込んで非常に整理の悪い作品であったのだ。それを整理し巻末脚注に追い出そうという判断をしたのはナミノフさんの良い判断であった。というかそれを自分でやらない我が著者が情けないのだ。なにしろこれは二度目のことであるからの。
小説の優位点としてスタッフロールの短さを上げるナミノフさん。たしかに関わる人間を最小限にできるのはたしかにそうですわね。最少ユニットとして極端に言えば著者一人でも制作プロジェクトを完遂可能ですわ。コンテンツを作りコントロールするうえでその身軽さは大きな利点です。
しかしナミノフさん、その我が著者の「プリンセスプラスティック」を発刊当時に書店店頭で見ていたというのも感慨深いのう。当時「ARIEL」という女性形ロボットの作品があったのだがなぜシファは女性形女性サイズという小型化をした理由について我が著者に聴いておる。
スパイ・アクションみたいな物語も可能になるからの。大型ロボットはロボットアクションしか出来ないが、人間サイズになれば潜入救出任務も可能になる。当時門田泰明さんの「黒豹ラッシュダンシング」シリーズが興味深かったのだ。その結果、シファは要人の密着警護任務につき、さらにはその後のプリンセスプラスティックの中で国会に証人喚問されて国会の委員会に出席、なんと議員たちに直接答弁するなんてシーンもあるのだ。
シファさんも大変だなあ。シファさん、正規空母建造費よりも高額の建造費って言うから数兆円かかってますよね。それで配備されてさまざまな任務に投入されるって。その上でご飯食べてお風呂入ってさらには人と恋に落ちるとか。色々とひどいっ。
大学にも通ったからの。シファさまは新淡路総合芸術大学、ミスフィは防衛大学校。その学生時代にもいろいろあったのだ。そのなかには舞台となる時代の22世紀で大学サークル主催の乗り鉄旅行にも参加しておるのだ。
つづきます。