幽霊列車

文字数 7,317文字

 2.

「キシャ、キシャ」
 テスは呼びかけながら、形喰いから目をそらすのをやめなかった。機関車と影との距離は、その間にも縮まってくる。キシャが、自分を見てなどいないテスに答えた。
「くだらんことは聞くなよ?」
「キシャ、どうしておまえは化生や他の言葉つかいがいる所にだけ姿を見せるんだ?」
 まずため息が応じた。
「おまえにとって大切なのは……」
 ため息に続くキシャの言葉と話しかたに、はぐらかすような気配を察知して、テスは急にやるせない怒りと悲しみを感じた。
「……今、おまえが無意識のうちに、化生と言葉つかいを同列の存在と見做したことじゃないか?」
 テスは銃を抜いた。抜きながら身震いし、首を大きく左右に振った。
「……俺は化け物なんかじゃない」
「銃を抜いてどうする? 撃っても無駄だぞ。銃弾だろうがなんだろうが、あれは実体あるものは何でも喰う」
 形喰いは視界の限り黒く広がりながら押し寄せ、銃の射程範囲内に入った。テスの正面、つまり線路上、結界に守られていた直線上だけは進みが遅いことにテスは気が付いた。結界も、全くの無力ではなく、進行を遅らせるだけの力はあるらしい。形喰いの体は、線路の両側に延びた部分だけが、結界内の機関車に向けて突出していた。
 その不定系の黒い体の、線路に沿って突出した両側面が不意に持ち上がった。それは波濤のように見えたが、不可視の結界に沿って伸び上がり、狭い門のようになった。狭い門の両側の上端が、互いに反対側の上端を求めてじわじわとアーチ状に伸び、ついにくっついた。
 形喰いには実体がない。
 だから実体を求めて実体を喰うのだ。
 テスは直観で理解した。
 結界の高さの上限で、黒い影は突如、二つの大きな牙の実体を見せた。
 海獣の牙のようだった。緩やかにカーブする二つの牙は、いずれも影なる本体の中にあり、不意に象牙色の輝きを得て夕日を照り返した。
 進行を阻む力をかみ砕くべく、牙が大きく上に反る。テスはその牙を撃った。向かって左側にあるほうの牙に、弾丸が吸い込まれていく。一発、三発、五発、七発、九発、十発。十一発、十五発、二十発。
 二十発撃って、衝撃によって空中で動きを止めていた一対の牙は、ついにその左側を失った。砕けて影の中に落ちていく。
「あれは頭が良くない」キシャが喋った。「せっかく実体がないのが強みなのに、実体によって喰うことにこだわる。コンプレックスだよ。実体だけあり自我がない彩喰いが、記憶を喰って自我を得ようとするのと同じだ。あれは、どうしても、実体が欲しいんだ。ところでおまえは怖くないのか?」
 それだけ一気に言うのを、テスは右の牙に向けて撃ちながら聞いた。
「怖くはない」
 右の牙が砕け、影になって地を覆う本体の中に戻っていく。
「何故戦う? 何故他の乗客と一緒に列車の中で震えて過ごそうと思わない? あれに勝てると思うのか?」
 キシャは話を続けた。
「おまえはまるで、死に場所を探しているみたいじゃないか」
 煙突から噴きあがる煙の量が、突然倍になったようだ。煙の臭いを一層濃くテスは感じた。
「俺が怖いのは――」
 影が細く分かれて立ち上り、棘を持ついばらとなる。
「――キシャ、俺は何でも、何もかもすっかり忘れたわけじゃない。太陽の王国に夜が来た。夜の王国に朝が来た。俺たちは夜から逃れようと、朝から逃れようと、方法を探して戦った。俺が恐れるのは、キシャ」
 二本の半月刀を抜いた。
 警笛が無力に鳴り響いた。
 その音の中で、テスは叫ぶように言った。
「あてもなく旅を続けなければならないことが怖いんだ! いつか記憶を全部失って、廃人のようになって、右も左もわからずに荒野をさまよって、もう何もできずに――」
 半月刀を、柄頭の連結器で組み合わせ、実体化したいばらへと投げ放った。大気の力を付与されたブーメランは、物に当たっても失速したり落ちたりすることなく、いばらの壁を切り裂いて、移動し続ける客車の上のテスの手許に戻ってきた。
「じゃあ……キシャ、人間は……俺たちは……俺は、この夕闇の国で何をすればいい?」テスはブーメランを左手で受け止めた。「何と戦えばいい? どうすれば滅びを止められる?」
 形喰いは、次なる実体を見せ始めた。
 遠く、山を背景に、地平線から広大な麦畑が押し寄せてきた。豊かに穂をつけ、頭を垂れる稲が、破壊された結界の痕を覆い尽くしていく。
 麦畑による浸食は、影から立ち上る背の低い柵によってくい止められた。そして林が、柵と麦畑を視界から遮った。
 簡単には破壊できない実体たち。
 形喰いが手に入れた実体。形喰いに喰われた村が、テスの目の前で再現されていく。
 三角屋根を持つ家。畜舎。長い煙突を持つ紡績工場。家。家。家。教会堂。併設の施療院。そして家。家。家。牛乳配達員の自転車。往来を気ままに歩く鶏。
 それらの手前を先行する不定形の影が、ついぞ列車に追いつき併走を始めた。
 テスの右隣に、大きな水車を持つ製粉所が現れた。
 恐怖の悲鳴が聞こえた。足許、客車にいる人々の悲鳴かもしれず、かつて形喰いに喰われた人々の最期の声の残響かもしれなかった。それはレールの上を疾走する機関車の音、その警笛にかき消されながら、微かに、確かに聞こえた。
「実体を見せるなら……」テスは半月刀を鞘に収め、左手で消された村の家々を指さした。「実体で対抗できる」
 後ろを振り向いた。テスは背後に連なる客車の屋根屋根を見た。先頭にほど近い煙室を見た。その煙突から噴き上がる、太い黒い煙が風で左手方向に大きくなびいているのを見た。線路上の異常に気を配りながらも、機関室で加減弁を握りしめる運転士を想った。汗をかき、熱で目もくらみ、喉を痛め、酸素を求めて喘ぐような息をしながらなおスコップで石炭をボイラーに投じ続ける火夫を想った。想像を目で補いながら、黒光りする車体、その逞しい車輪と、煤けた窓を想った。
 そして目を閉じて、イメージを投げた。
 新たなる警笛が、疾駆する機関車の後方、形喰いの影から生まれた実体の中より鳴り渡った。新たな車輪。新たな車体。新たな窓。枝分かれして延びる新たな線路の上で機関車を走らせる、新たな運転士と火夫。
 テスは恐怖と悲鳴のイメージを投げる。家々を砕き、家畜を踏み潰し、何も見えず亡霊のようにさまよう村人たち、馬、それらを撥ねながら決して脱輪しない、強靭なる新たな機関車へと投げ放つ。
 枝分かれして併走する線路の上で、新しい機関車がテスのいる機関車に追いついた。その機関車の窓に、無数の人が張り付いていた。青ざめた顔。血を流す顔。土気色の顔。窓に顔と手を押しつけ、恐怖に表情を歪ませ叫んでいる。
 叫んでいる。
 形喰いの影に溶かされたかつての実体たち。人間たち。影の中で脈打ち、自我を失い、それでも再び実体化されれば、最期の時と違わぬ最期の恐怖を訴える、幽霊たち。
 テスはサイアに身を借りたキシャを両腕に抱き上げた。その重さを支えるべく、より一層強固な大気の足場を空中に作り、二段階に分けて飛んで、新しい機関車に飛び移った。
「サイア!」
 悲痛な叫びが不意にテスの耳を打った。
「サイア、サイア!」
 本来ある機関車を、テスは思わず振り向いてしまった。
 サイアの父親が、客車の窓から身を乗り出し、両腕をテスとキシャへと伸ばしていた。上半身をすっかり窓の外に出したその男の腰に、別の誰かの両腕が巻き付いて、外に転げ落ちんとするのを防いでいた。
 二つの線路は離れていく。二つの機関車は離れていく。もう、どうしようもなく……。
「サイア!!」
 父親の絶叫が悲しく遠ざかる。
 テスは自分のしたことの恐ろしさに凍り付いた。
 必ず返すから。
 遠ざかりつつある機関車に、テスは凍り付いた心で約束をした。この子は必ず返すから。
「こっちに来るぞ」
 キシャは、サイアの父の叫びを何とも思っていない様子だった。村が溶けていく。形喰いは大いなる影に戻り、結界で守られていない新しい機関車に集中し始めた。恐怖を追って、やってくる。
 影が、最後尾の車両に触れた。すると車両は音も立てず、煙も、粉塵も立てず、水のように溶け始めた。
 影の濃さ、脈打つ恐怖、無情の貪欲を映して、空の赤が濃さを増した。
「色彩が……」影は車両を溶かしながら、テスがいる車両へ迫ってくる。「死ん……でいく……」
「それで、こっちに引きつけたはいいが、どうするつもりだ?」後ろの車両を徐々に溶かしていく形喰いから目を逸らさず、キシャが尋ねた。「この列車を喰ったら、あれは、本物の機関車を追うぞ。必ず追いつかれる」
 テスは形喰いから目をそらし、キシャを見て答えた。
「もしも対抗手段がないのなら、お前は俺とサイアをおいて逃げているだろう、キシャ」
「……要領のいい奴め。私を使うとは……」
 二人が立つ車両から三両先の客車が溶かされ、消滅した。
「あいつらは実体のないものは喰えない」
 溶かし尽くす影が、二両先の客車の中ほどまで達した。
「拒否反応を起こすんだ。だから実体のないもので対抗すればいい」
「どうやって」
 形喰いが、一両先の車両に触れた。キシャからものを教わっている暇はなかった。
「私の記憶を使ってやる」一両先の車両の中央まで影が達する。テスはつい後ずさったが、キシャは動かなかった。
 そして、その車両も消滅し、二人が立つ車両が最後尾となった。
「この子供の体を使う」車両を連結する短い通路も消え、影が、二人が立つ車両の端に触れた。それでもキシャは恐れていなかった。「自分が選んだ戦いかたの結果を目に焼き付けろ」
 影は進み続ける。
 本を抱くために胸の前で交差していたサイアの両腕が、解き放たれた。テスは冷たい予感を胸に抱いた。
 思わず身を乗り出す。
「やめ――」
 本は足許に落下することなくサイアの頭上に浮いた。いつか沼のほとりで見たように、空中高くで重たげな表紙を開き、光を放った。
 光を浴び、キシャの爪先で、影の進行が止まった。
 そして、恐怖の目がテスを迎えた。
 サイアの両目に宿るのは、沼のほとりで見た十六歳の少女の目、八百年を経ていない、本来のキシャの目だった。
「あなたは」
 それでも、声は幼いサイアだった。体はサイアだった。細く短い子供の指を持つ手が、テスにむかって伸びた。
「あなたは……テス」
 テスは気付かぬ内に、縋りつくようなその手を取ってやろうとした。キシャの、サイアの手が、指先がふれあう直前、後ろ向きに遠ざかった。何らかの強い力が、後ろからキシャを引いていた。
 その体が宙に浮く。
 思わず口を開いたテスに、空中の書物から言葉が降ってきた。

〈あなたはあなたのしたことで、悲しまないでください。すべての起きることは主によって、予定されていたのですから〉

 文字として目に見えたようでもあり、声として耳に聞こえたようでもあった。そして、頭の中に自分自身の思念として浮かんだようでもあった。
「キシャ!」
 サイアの体が鉄の棒に張りつけられた。その胴に、吊り上げられた両腕に、空中で揃えられた両足に、誰の手にもよらず荒縄が巻かれていく。
 テスはもう客車の屋根の上には立っていなかった。
 砂が打たれた広場にいた。広場の中央に、火刑台が設置されている。サイアは、十六歳のキシャは、火刑台に縛り付けられていた。足許には薪が組まれ、獣脂の臭いを放っていた。
「キシャ?」
 広場の向こうには市場の通りが延びていた。だが、人の姿は見えなかった。
「キシャ!」
 火刑台に手を伸ばし、駆け出そうとしたテスの胸の前で、二本の槍が交差された。
 突如として広場が人の気配に満ちた。
 テスの前で槍を交差させるのは、二人の兵士だった。神官兵。神官兵たちが、円形に火刑台を取り囲んでいる。押し掛けた無数の群衆が、神官兵たちが作る円の外側にいた。顔、顔、顔。もう、広場の向こうの通りは見えない。
 広場の左右の端に、旗の列が掲げられている。矢の印。矢の家の御旗だ。テスの正面、そして振り返れば真後ろにも、射手の印の旗の列が掲げられている。射手の家の御旗だ。
 火刑台の下、組まれた薪の中央に、不可視の荒々しい手が本を次々と投げ入れる。本は薪の中央から溢れ、外側にこぼれ、周囲に散乱した。テスには表紙の金文字が見えた。
『亡国記』
 そして、夜に塗られた空を、白く輝く編み目が覆っていた。
 天球儀。
 夜の王国で、一つの処刑が行われようとしていた。群衆は火刑台の少女に口汚い罵声を浴びせていた。また何人かは、胸の前で手を組み、涙と祈りを捧げていた。
 火刑台の真上に浮かび、金色の光を放つ書物は、誰にも見えていないようだった。キシャはサイアの体で顎を上げ、夜空を、または、天球儀を見ていた。そのため下にいるテスには、彼女の表情は見えなかった。ただ、顎が微かに動いていて、彼女が何かを呟いていることだけがわかった。

〈白い花を集めてください。私のために〉

 暴力を期待する喧噪の中で、テスに言葉が降り注ぐ。

〈私が焼かれたその跡で、白い花を焼いてください〉

「タターリス・エルドバード」神官兵たちによる円陣の内側、火刑台の前、テスの正面に、瑠璃色の髪をした中年の男が現れた。「人の言う予言者よ」
 神官将の装束をまとう男は、中年に差し掛かっていたが、驚くべき美しさと魅力を放っていた。
 男は尊大に、侮蔑を込めて、テスに冷たく笑いかけ、言葉を継いだ。
「不確かな知識と邪念に基く憶測によって『予言』なる書を著し、()の大罪人の民衆煽動に荷担した罪は重い。しかし貴様は彼の者の居場所を密告し、我らに棄教を誓った。
 もし貴様が誓いを放棄し、忌むべき異端教徒なりの大儀と名誉を貫き、人としての責任を全うするならば、教祖と呼ぶ大罪人との死を許そう。または、この場で再度棄教を誓うなら、恥と不名誉にまみれた余生を過ごすことになろうぞ」
 テスは何と言うべきかわからなかったが、口が勝手に動いた。
「そうあらしめよ」動き続ける。「我、タターリス・エルドバードは改めて、キシャ・ウィングボウ並び彼の者の敷衍(ふえん)せしあらゆる教えに永久に背を向けることを再度誓う」
 男の表情に、軽蔑の色が濃くなった。彼は大仰に振り向き、槍で火刑台を指し、息を大きく吸い込んで、高らかに宣言した。
「ザナリス神官団シリウス・ライトアローの名に於いて、このスリロスの地にて呪われた生を享けしキシャ・ウィングボウ、暴動の煽動者、火と血に飢えた逆臣ウィングボウ一族の末裔の処刑を執行する!」
 空中より突如現れた弓の印の旗が、薪と本の上に掛けられた。弓の家の御旗。
 それが燃え上がった。
 今、火がつけられたのだ、と、群衆の前列から後列へと情報が伝播する。火はよく乾いた薪へと、簡単に燃え移った。薪から本へ、本から薪へ移るにつれ、白い煙が増えていく。
 煙の向こうに霞むキシャの姿は、まだ顎をあげて空を見上げていた。
 だがそれはキシャではない。八百年前に処刑された、十六歳の少女ではない。サイア。何の罪もない、ただ、テスの近くにいただけの、幼い少女なのだ。キシャが、サイアが、煙にむせ、咳き込み始めた。
「タターリス」恨みを込めた低い声が、火刑台から放たれた。「タターリス!」キシャは咳をしながら続けた。「何故裏切ったの」
 自分が選んだ戦いかたの結果を見ろと、キシャは言った。
 見ていられるわけがなかった。
「何故、何故!」
 火が、サイアの小さな足に届いた。テスは思わずきつく目をつぶった。
「何故!」
 キシャの絶叫が、容赦なく耳を刺した。
「主よ! 何故私を見捨て給う!」
 主よ!
 それを最後に、続く声はすべて絶叫に変わった。
「サイア」
 力が抜け、テスはその場でがっくりと両膝をついた。ストールの下から、紐を通した陶器の破片を引き出した。それを両手で挟み、胸の前で両手を組む。
 祈りの句はわからなかった。
 祈るべき相手もわからなかった。
 テスはむなしく繰り返す。
「ごめんな……ごめんな……」

〈私は煤の声で歌い、泣き濡れる人を慰めます。私は灰の声で誘い、大地の種子を芽吹かせます〉

 絶叫は容赦なく続き、テスは瞼の闇すら耐えられなくなりまた目を開いた。
 火刑台の向こう、人々の頭の向こう、真っ黒い影が焼かれている。実体なき記憶によって、形喰いが駆逐されていく。サイアの犠牲によって。

〈記憶たる霊の流れ、記憶たる霊の大河、記憶たる霊の脈動が、絶えず私を呼びます〉

 かつてキシャを焼き尽くし、今またサイアを焼き尽くす記憶の火が、彼女たちの魂を煙に変えていく。
 煙が天球儀に上っていく。
 天球儀になっていく。

〈鳥という善なる民が、私をまとい運ぶでしょう〉

 絶叫が終わった。顔にかかる熱風も、群衆の叫びも終わった。
 キシャの意識は、キシャの記憶は、ここで絶えたのだ。
 テスが実体化した機関車も消えていた。
 火刑台はなかったが、灰が降っていた。
 サイアの体は消えていた。
 跪くテスに灰が降り、赤土の地面に落ちて、積もることなく消えていく。
 頭上には、キシャの書物が、光を放ちながら浮いていた。テスがまだぼんやりしながら書物に目を移すと、行くべき方角を示すように、金の光の尾を引いて、右手方向へ消えていった。
 テスは、すぐに立ち上がる気になどなれなかった。
 天球儀のない空、濃い赤に染まる空を見上げている内に、これとは違う空、もっと自分が愛する空が、かつてあったような気がしてきた。
 だが、それがどのような空かはわからない。
 テスはのろのろ立ち上がり、膝頭の土埃を払った。
 きっと気のせいだ、と結論した。
 空とは赤いものだ。

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