法蔵菩薩のたたずまい

文字数 322文字

法蔵菩薩の
たたずまいは美しく、
法を説く語り口からは
“青蓮華の香り”がただよい
全身の毛穴からは
“栴檀の香り”が立ち上りました。

それらの“香り”は広がって
世界のすみずみまで満ちたのです。


彼の姿形も端正に整って美しく、
〈偉人に顕れる数々の特徴〉も顕れて
えもいわれぬ素晴らしさでした。


その〈手〉は
常に“尽きせぬ宝”を施し続けました。

安心で包む衣服
飢えを満たす食事
尊く妙なる花々とその香り
天を美しく覆う傘
みなぎる力の天と地を巡るはためき…

数々の厳かな飾りの道具を出したのです。


このように
法蔵菩薩は、〈すべての人々や神々〉を超えた存在となって
どんなものでも
自在に掌より出すことが出来たのです。」
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