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文字数 252文字



大切なものの区別は
ついているはずだった
たった一つの宝物だったり
誰かとの絆だったり
友情とか愛情とか
そんなものは全力で
守り通してきた
でも何もここに残ってない
夢も希望も何もかも
誰かにくれてやった
いま僕は世界一
身軽な体になった
居場所すらない
でも今生きている
目の前でたくさん
消えていったのに
今生きている
その意味はどこにあるのだろう
考えても答えが出ないのは
まだ何か足りないから
ここにいて見つからないなら
きっとこの場所じゃないから
誰だって必ず終わるから
焦らなくてもいいから
とりあえず何処かで
朽ち果てるまで
花を咲かせよう

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