アルバイターと愉快なお客達

文字数 529文字

 モン(スター)カス(タマー)とまでは行かなくとも、サービス業には様々なお客様が来店します。店員が学生ばかりだとどうしても舐められるし。舐められなくとも、牛丼屋が故に
  
「牛丼並、つゆだくだくだくだくだくだくだくだくだくだく」
 
なんて注文も入る訳で。そして、「だく」の数だけ注文を繰り返し、厨房にも
 
「並、つゆだくだくだくだくだくだくだくだくだくだく、一丁」
 
と伝える。それから、「だく」の数だけつゆはかけられ、びっしゃびっしゃな牛丼は提供される。こういう注文は大抵が男子学生。若気の至りなのか悪乗りなのか。まだ、動画撮影が流行っていない時期だったから可愛いものでした。今だと、悪意を持とうが持たまいが、もっと酷い注文をする人も居るだろうし。
 そして、無料の紅ショウガ。これを、無料なのを良いことに空になるまで乗せるお客様。もう、それは牛丼じゃ無かろう、ただでさえ主張するショウガをそんなに乗せたら、牛肉の味分からないだろうよ……と。いや、「無料だから」と言う気持ちは分かる分かるが、牛肉の味するの? と。これは、スーツのおっちゃんに多い。紅ショウガで腹を満たしているのかは謎。何にせよ、ショウガが苦手な身には理解の出来ぬトッピングでした。
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