信用と信頼

文字数 428文字

他人を信じるべきではない。
などと書き出せば、社会から爪弾きにされた者の負け惜しみであると思われて仕方ない。
“信じる“ことを一纏めに否定する訳ではないので、もう少しお付き合い頂きたい。
少し、初文に筆を加えなければならない。
明瞭な根拠がなければ、他人を信じるべきではない。
私はそう考える。
お役所や金貸しのような思考をしなければならない世の中を、些か憂いたい気持ちにもなるが、とかく、淀んだ風が荒ぶ現世現在で、軽はずみに隣人を信じることは難しい。
何かしら、指針となる物を持って、信じる必要が、悲しいかな出てくる。
話は結論に向かう。
さて、己に関してはどうであろう。
自分は、まだ何も成していないのだから信用に値しないと卑下する人が、見渡せば限りなくいる。
しかし、間違いなく、己に裏切られる事はない。
自分の腕が、訳もわからぬ方向に伸びる人は、あまり見たことが無い。
根拠がなくても、自信を持てば良いと思う。
きっと、自信と自己愛を持ってして開かれる道があるはずだと考える。
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