ごちゃ×ラビBABYS!
前のエピソードへ「#25 健康診断クライシス!走れアイト、チョコの為に!!」
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文字数 2,894文字
今日から1週間、ベイビー達の健康診断が行われる。
アイトはベイビー達を診る担当のヘレンから、ベイビールームにいるドロアとゲイミを
連れて来るように言われたけど、二人はチョコレートに関して喧嘩をしていて
ドロアが部屋から飛び出すように何処かに行ってしまう。
アイトはゲイミと突然現れたゴラゴランと共に無事に居なくなったドロアを見つけ出せるのか…。
Volt_Fantasia
ゴラゴランちゃんの背中にアイト君とゲイミちゃんがしがみついています!
こっちはもう手が付けられない状態ですっ!!
応援の程、お願いします!!
ヘレンちゃん、今回もお願い出来るかしら?
ちょっと記憶は定かですけど、確か最近変わったニュースが報道されてたの覚えてます。
じゃあ、シルフィーナさん…行きましょう。
社内、廊下にて――。
ゴラゴランの「バブゴラァ!」発言によりスキルを暴発させながら
壁や社内にある植木鉢を壊し、まるで準備運動をしているかのように廊下を滞空していた。
社内が…、社内が壊れてしまう!!
だ、誰か助けてくれー!!!!
ほんの少し飛ばされてしまう。
ちょうどその時…、
階段を物凄い形相で駆け上って来たヘレンとシルフィーナさんに助け出される。
助けてくれてありがとうございます…!!
すみません。俺じゃ手が付けられないです…
暴れないの!! どうしたの…?
バブバ♪ バブブ!?(訳:何があったか教えてくれない?)
えっと、おしゃぶりは…。あ、あったわ…
ヘレンさん。ゴラゴランちゃんの足を抑えて!!
すぐそこにあるトレーニングルームの扉をぶち破り、右足をシルフィーナ、左足をヘレンが掴み
引きずられながら、以前修繕したばかりの窓をぶち破り外へと出始め
彼の背中をずっと掴んでいたアイトの手は痺れを切らし、
ゲイミ以外は1階にあるプールへと落下してしまい、
そのまま何も知らないでゴラゴランはドロアを助けに行って言ってしまった…。
****
ここは1階、プール――。
落ちて濡れた洋服を乾かしながら、ヘレン・シルフィーナの2人と
ドロアとゲイミの身に何があったのか一字一句話し始める。
ゲイミちゃんが"そんな訳ない!"って否定しちゃったのね…。
確かエディールベイビーの宅に来ている筈よ…。
確かエディールちゃんは…
その中には彼が閉じ込めた"ドロア"の姿が…。
チョコに塗れる…ってちょっと…
助けなさいよん。溺れるじゃない…。
確かにチョコレートに塗れたいとは言ったけど、話が違うじゃない…!
聞こえてるの、エディールちゃん!?
貴方がチョコレートが欲しいと頼んで来たので、望みを叶えただけです…。
安心して下さい。もう少しで彩りが加わりますよ…
さあ、チョコレートタンクローリーの中へ入るんだ…
ゴラゴラン…、そしてゲイミ…!
ゴラゴラン、ゲイミの前に黒いモヤッとした煙が立ち込める。
それと同時に、BABUの1階にあるプールで話をしているアイトの目の前にも黒い煙が発生する
現象が起きてしまい、禍々しいモノを感じ取ったシルフィーナは注意喚起をし始める。
そこから離れた方が良いわ…
だ、誰かに腕掴まれていて…身動きが…。
うわあああああああっ!!!!
それにしても、アイト君はちょっと不思議な存在ですね。
この頃、必要以上に誰かに狙われている気がしてならないのよ…
これはさすがに社長も黙ってないと思うわ…。
そして、その脅威は上空を飛んでいる彼等の元にも…。
ここは上空――。
誰にも気付かれないようにゴラゴランの足元に狙いを定めて腕を伸ばす。
バブブブブブ―――!!!!!
ゴラゴランちゃんだけでも逃げて!
私は大丈夫だよ。助けに来る日待ってるわ。じゃあね…
彼を守る為なら例えどんな事でも身を投げる覚悟…。
逞しい身体に惚れた彼だからこそ信じれる。
ゴラゴランを鷲掴みにして何処か遠くに放り投げながらもゲイミは
笑顔で黒い煙の中に消えて行き、チョコレートタンクローリーの中へと入り込んでしまう。
ここはエディール宅――。
チョコレートタンクローリーの中にドロアとゲイミが入った事を確認する。
ドロアさん、ゲイミさん…。貴方達はアイトさんに害を成す者。
彼の邪魔をしたら私が許しませんよ…。これは兄上と交わした約束なんです…。
では、兄上…。この2人の処理お願いします…
チョコに塗れたドロアとゲイミを何処かに連れていかれてしまう。
※ ドロアとゲイミは当分の間、登場致しません。
ただこの謎はきちんと"とある形"で回収させて頂きますのでお待ちください…。
この一件がバレないうちに、ちょっと無謀な形で彼を自宅に帰らせた…。
シルフィーナさんが私の存在に気付いたみたいだ。どうするんだ?
私達を助けてくれたアイトには色々と尽くさないといけません…どんな形でさえ。
貴方の幸せを守る為なら、どんな事でもさせて頂きます。例え悪事を働こうとも…
アイト宅――。
今までの流れを思い出して、少しずつ家の片付けをし始めながらテレビを付けようと
リモコンの電源ボタンを押すと、突如流れて来た臨時ニュースを食い入るように見始める。
ただ、そのニュース内容はかつてアイトが味わった"とある過去"に類似していた為
当時の事を思いながら、彼の目からは微量の涙が溢れていた。
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アイト
ひょんなことからBABUの新入社員になった少年。
ベイビー、未来とティムのファン。
シルフィーナ
BABUの人事部兼秘書の女性。