(三)-6
文字数 234文字
サトー博士は、その試作筐体を調達し、これにAIを搭載した。そして『ドーシン』の中でそれを育てる試みをした。数年間の運用後、さらなるデータを取るためにいくつかのパターンを用意したAIと量産化された筐体を用意した。そして約一二年前から学校に通う生徒の中にAIが混じることになったという。
AIやロボットは俺が生まれる前から存在していた。しかし、人間と同じように活動できる汎用型のAIロボット、アンドロイドの誕生は、二一世紀の中葉以降まで待たなければならなかった。
(続く)
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