第１話

起）大ザンデス2重世界帝国は二つの世界から成り「門」によってつながれていた。門の鍵となる宝剣が盗まれてしまい、それを取り戻すために皇帝の家臣の門番の一族の少女レティス・フォ・ホールセンは宝剣のありかを知るという修道士と共に旅立つ。レティスの姉アミトは修道士のことを疑い、レティスを連れ戻そうと後を追う。

承）エンゼン州総督の妻ハスカは旅行中に盗賊に襲撃されるが、アミトに救われる。アミトはハスカの護衛をして彼女を総督府へと送り届ける。隣国の国王は反乱軍から逃げるためザンデス帝国エンゼン州へ亡命しており、反乱軍は総督と敵対し、ハスカの誘拐を企んでいたがアミトに阻止される。レティスは修道士に導かれエンゼン州にある古い「門」の近くに宝剣があると知る。

転）宝剣を見つけ、「門」を開けたレティスだったが修道士に宝剣を奪われる。修道士は宝剣を盗み出した犯人だったが、「門」の開き方が分からず、門番の一族に開かせるためにレティスを利用したのだった。修道士は反乱軍の一員であり、「門」からザンデス国内へ襲撃部隊を引き入れようとした。アミトの乱入でレティスは逃げられた。が襲撃部隊の侵入を許してしまう。

結）「門」から現れた反乱軍の目的は、紛争の解決のためにエンゼン州へ訪れるザンデス皇帝を襲撃し殺害することだった。アミトは危機を報告するが、襲撃部隊が皇帝に迫る。ザンデス帝国近衛兵団と皇帝用の装甲列車、エンゼン総督府軍が襲撃部隊に応戦する。激戦の中でアミトは修道士から宝剣を取り戻す。レティスは皇帝に迫る敵を良く防いだ。皇帝は敵に利用されていたレティスに恩赦を与えた。

あらすじ
二つの世界を支配する帝国と、世界をつなぐ「門」を守る門番の家の姉妹の物語。優秀な姉のアミトに憧れる少女レティスは盗まれた「門の宝剣」を取り戻すための旅に出る。しかし、宝剣を盗んだ犯人である修道士はレティスを利用し「門」を開けたいだけだった。活躍したいだけだったレティスの思いは利用され、ザンデス帝国に大打撃を与えるための陰謀が進む。二つの世界の平和を脅かす陰謀を姉妹は防ぎ、奪われた宝剣を取り戻す。