第21話 エルビス・プレスリー

文字数 2,351文字

『エルヴィス』(原題:Elvis)は、2022年公開のアメリカ合衆国の映画。エルヴィス・プレスリーの生涯を描いた伝記映画。バズ・ラーマン監督。オースティン・バトラーがプレスリーをトム・ハンクスがトム・パーカー大佐演じる。
主役のエルヴィス・プレスリー役にはアンセル・エルゴート、マイルズ・テラー、オースティン・バトラー、アーロン・テイラー=ジョンソン、ハリー・スタイルズが候補に挙がった。"アンチェインド・メロディ"を歌ったオーディション映像で印象付けたバトラーが最終的に役を勝ち取った 。

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エルヴィス・アーロン・プレスリー1935年1月8日 - 1977年8月16日)は、アメリカのロック歌手、ミュージシャン映画俳優。全世界のレコードカセットCD等の総売り上げは5億枚以上とされている、「世界史上最も売れたソロアーティスト」の第1位。「キング・オブ・ロックンロール」と称される。

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プレスリーの音楽によって多くの人々が初めてロックンロールに触れ、ロックンロールは一気にメジャーなものとなった。また、いままで音楽を聞かなかった若年層(特に若い女性)が、音楽を積極的に聞くようになり、ほぼ同時期に普及した安価なテレビジョンレコードプレーヤーとともに音楽消費を増加させる原動力になった。さらに、音楽だけでなくファッションや髪型などの流行も若者たちの間に芽生え、若者文化が台頭した。晩年はその活動をショーやコンサート中心に移した。

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エルヴィス・プレスリーは、その青年期にこそ輝いていた。ロックンロールに関しては、当初から誰の目にも明らかなことがあった。ファンも中傷者も一様に認識していたのは、プレスリーこそが変化を促進し、黒人と白人の双方のエンターテインメントに通じ、「貧しい南部の少年が20世紀の文化の象徴になる」人物であるということだ。のちにボブ・ディランが述べたように、「彼の歌を初めて耳にしたときは、牢獄から飛び出すような心地だった」

メンフィスのユニオンアベニューにあるサン・スタジオでレコーディングした最初の数曲は、新たな夜明けを期待させ、喜びと希望を宿す、力強い新世界を思わせた。

晩年のエルヴィスが肥満し、薬漬けになり、銃を持ち歩き、滑稽な衣装をまとってラスベガスのステージに出演しては中年女性に向かって歌い、汗まみれの安いスカーフを配る姿はぞっとする有り様だったが……成功とは裏腹に、その体は破滅を迎えていたのだ。

エルヴィスの名声の軌跡を振り返ると、この後の展開はほぼ不可避だったのではないかと思えてくる。新進のタレントは、成功によって蝕まれ、ついには破滅した。

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サン・スタジオを去ってからのエルヴィスは、レコーディングセッションのたびにずるずると流され、自分のルーツからどんどん離れていった。彼とサム・フィリップスの関係を壊し、ハリウッドに向かわせ、ルーツから引き離した張本人は、おそらく彼のマネージャーであったトム・パーカー大佐だろう。

彼が遺したものは、今やひどく色褪せ、安っぽいスター性にまみれ、悲しいほど不健全な道楽ばかりが目立ち、強欲に毒され、けばけばしい金儲け主義に染まっている。

彼はやがて、痛々しいほど凡庸で情けない映画に出演し、ラスベガスのステージでラインストーンだらけのお決まりの姿を披露し、肥満、薬、超心理学、孤独、狂気の迷路に入り込んでいった。

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エルヴィス・プレスリー

(1977年に42歳で急死。死因は処方薬の極端な誤用による不整脈と発表された)

米カンザス州のスティーヴン・キングズモア博士が、エルヴィスさんの美容師の友人から手に入れたエルヴィスさんの髪の毛をDNA解析した結果、片頭痛、緑内障、肥満を引き起こす遺伝子の変異のほか、心臓が厚くなって心筋が弱まる「肥大型心筋症」を引き起こす変異が見つかったという。

エルヴィスさんは晩年、頭痛、視力の低下、体重の増加に悩まされており、不整脈、疲労、失神、高血圧など肥大型心筋症に見られる症状を併発していたことで知られる。そして1977年には自宅のバスルームで死亡しているところを発見された。

キングズモア博士は、今回のDNA解析の結果によって、エルヴィスさんの死を彼自身の不摂生によるものだと非難することはできないことが証明されたとコメント。マーク・エヴァンスも「長い間、エルヴィスさんの死は、彼の過食やドラッグの乱用に原因があるとされてきました。もちろんそうした依存が健康にいいわけはありませんが、彼はDNAに問題を抱えていたようなのです」と続けている。

https://www.cinematoday.jp/news/N0061738

世界で最も訪問される墓(グレイスランド) エルヴィスの墓であるグレイスランドは、年間約70万人が訪れる墓。死後18年にあたる1995年には、歴代最多の753,965人が訪れた。アメリカの国定史跡。
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