妹の力!

[創作論・評論]

74

8,004

4件のファンレター

――兄なんて、ロクなもんじゃない。
これが、世の大多数の妹の、偽らざる心境ではないだろうか。
そのくせ、世間には仲睦まじい兄妹の物語が溢れているようで……。
※表紙は、あままつ様のフリーアイコンを使用させていただきました。

登場人物

登場人物が未設定です

ファンレター

妹への思い入れ

この論考、面白いですね! 私も「絆、絆」と言われると、息苦しさを覚えてしまう方です。まるで「家族で解決しろ」と言われているみたいで、これで公的支援を求められなくなってしまう人もいるんじゃないかと思います。駄目兄ちゃんがいる場合に限らず、家族だけでは解決できないことって多いはずなのに……。 中学だったか高校だったか、古典の授業で「妹背」の言葉を習った時に「え~やだやだ、きょうだいで結婚? ありえない」などと思ったことを思い出しました(笑)。日本人ってそれだけ「妹」に深い思い入れを持ってきたんで ... 続きを見る

返信(1)

目からうろこです

絆に、そのような意味が有るとは……。雰囲気に流されて、わかったつもりになってました。世間が使ってる意味とは全くちがいますね。 色々考察されてますね。このエッセイ面白いです。(*^。^*)

返信(1)

アカデミックな評論に感嘆……

「絆」という言葉の持つ本来のマイナスイメージ……日頃言語化できずにいた私の頭の中が少し整理されたような心持ちです。現在、医療と介護でメディアは「絆」の文字を呪文のように使いますが、「絆」にスポイルされてしまわないよう自戒しなければ、と。日頃忙殺されると、耳障りのいい言葉、わかりやすい論調に流されがちになってしまうと痛感させられ、刺激的な論考でした。(本文は言うまでもなく、他の方のファンレターも勉強になりました)

返信(1)

「家族の絆」を問う分析が素晴らしいです

大変面白く読ませていただきました! 兄妹愛と家族の絆をテーマにした『鬼滅の刃』の読み解き、素晴らしいです。 兄妹愛を題材とした作品は、ラノベもマンガも極めて多く、人気がありますね。兄妹愛ものがこれだけ好まれるのは、原初的な夫婦関係に重なるからではないかと思いました。イザナギ・イザナミは兄妹婚ですし、アダムとイヴも兄妹と言って差し支えないでしょう。イスラエルの民の始祖アブラハムと妻サラも兄妹です。中国にも洪水で人類滅亡後に兄妹(または姉妹)だけが生き残り、結婚して人類を存続する神話があります。 ... 続きを見る

返信(1)

小説情報

妹の力!

南ノ三奈乃  minano

執筆状況
完結
エピソード
6話
種類
一般小説
ジャンル
創作論・評論
タグ
妹, エッセイ, ノンフィクション
総文字数
12,314文字
公開日
2021年01月19日 18:04
最終更新日
2021年08月16日 16:55
ファンレター数
4