伊万里Ⅰ 科学者レオンの話

[歴史]

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 17世紀末から18世紀初頭を中心に、世界中に運ばれた古伊万里の皿や壺。
 そのうちの一枚のお皿にスポットを当て、オムニバス形式で追う物語を予定しています。

 こちらはその第1話目(全4話)。
 今から約300年前、ドイツ東部のマイセン窯においてヨーロッパ磁器が誕生しましたが、発明したのは錬金術師ベトガー。最近の研究で、むしろ共同研究をした貴族の存在が大きかったことが明らかになってきました。
 この辺の話は欧米の小説やテレビドラマではたまに取り上げられるようですが、そこに影響を与えた(?)肝心の日本ではあまり知られていないのではないでしょうか。
 というわけで、できるだけ史実に基づいて構成してみました。

 ヨーロッパは近世の始まり。キリスト教の価値観が色濃く残る一方で、多くの著名な科学者を輩出した、まれにみる時代です。そんな空気感もお楽しみいただけますように。
 時代考証等に間違いを発見されたら、ぜひお知らせ下さいませ!

(表紙画像)
アルブレヒト城(マイセン市)

(主要参考文献)
嶋屋節子「マイセン磁器誕生前史」『藝術研究 第19号』広島芸術学会
ジャネット・グリーソン著 南条竹則訳『マイセン』集英社
マシュー・スチュアート著 桜井直文、朝倉友海訳
『宮廷人と異端者 ライプニッツとスピノザ、そして近代における神』書肆心水
小林素子『近世ドイツの魔女裁判』ミネルヴァ書房

目次

完結 全32話

2021年09月24日 13:55 更新

  1. 一 ドレスデンの王宮にて

  2. 第1話 チルンハウス伯爵の苦悩2021年09月09日
  3. 第2話 懲りない男2021年09月09日
  4. 第3話 錬金術師ヨハン2021年09月09日
  5. 第4話 処刑される!2021年09月09日
  6. 第5話 国王の事情2021年09月09日
  7. 第6話 命がけの救助2021年09月09日
  8. 二 記憶の断片

  9. 第7話 生い立ち2021年09月09日
  10. 第8話 科学者になりたい2021年09月09日
  11. 第9話 不思議な若者2021年09月09日
  12. 第10話 真鍮の棒2021年09月09日
  13. 三 極秘の研究

  14. 第11話 山の古城2021年09月14日
  15. 第12話 錬金術をやってみよう2021年09月14日
  16. 第13話 だまされた2021年09月14日
  17. 第14話 その名はイマリ2021年09月14日
  18. 第15話 アルブム・エト・ペルーキダートゥム2021年09月14日
  19. 四 同時代の科学者たち

  20. 第16話 親友ゲッツへ2021年09月24日
  21. 第17話 スピノザ2021年09月24日
  22. 第18話 せめぎ合いと、決裂2021年09月24日
  23. 第19話 返信2021年09月24日
  24. 五 魔法か、科学か

  25. 第20話 赤い磁器2021年08月27日
  26. 第21話 イマリは科学2021年08月27日
  27. 第22話 奇跡のレンズ2021年08月27日
  28. 第23話 北方の嵐2021年08月27日
  29. 第24話 巨岩の要塞2021年08月27日
  30. 第25話 監禁2021年08月27日
  31. 六 乙女の塔

  32. 第26話 再会、そして再開2021年08月27日
  33. 第27話 灼熱の部屋2021年09月02日
  34. 第28話 石がもたらす魔法2021年09月02日
  35. 第29話 ホイレーカ!2021年09月02日
  36. 第30話 魔女狩り2021年09月15日
  37. 第31話 ヴェリータス・リベラービット・ヴォス2021年09月15日
  38. 七 解

  39. 第32話 Q.E.D2021年09月15日

登場人物

登場人物が未設定です

ファンレター

7~15話まで読みました

 チルンハウスの生い立ちが波瀾万丈で引きずられるようにして読みました。特にオランダ軍に志願して、フランス軍と対峙するところ、情景や心の動きがリアルに感じられました。(主人公が死ぬはず無いのに、ドキドキしました)天才だけど気まぐれなヨハン。実験している情景はとても興味深かったです。そして入れ込んだ彼から重大な秘密を吐露されてしまったチルンハウスが動揺する場面、こちらまで動揺してしまいました(笑)  チルンハウスの業績については、ここで詳しく書かれていたんですね。前回はいらないことを書いてすみませ ... 続きを見る

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すごい、18世紀のドレスデンだ

 6話まで拝読しました。マイセン関連の話なのですね。  冒頭から錬金術師のヨハンの処刑についての駆け引きに、ワクワクさせられます。ぐっと最初から掴まれる感じがありました。そして、つばめさんは日本だけではなく18世紀の海外(それもドレスデン!? 私には彼の地のイメージすらありません)までも、臨場感あふれる描写をされていて感嘆のため息です。  第5話、チルンハウスが国王に待ったをかけた時に侯爵が「侯爵だけが嘆かわしく額に手を当てている」これ、あっちゃ~って感じが出ていて思わず笑ってしまいました。 ... 続きを見る

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水瀬そらまめ様

そらまめさんの新しい表紙、楽しみ~♪ 私も試行錯誤中です。

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表紙のイメージって大事かも

わたしも明日、時間をかけて変更しようと思います。

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水瀬そらまめ様

こちらにも来て頂き、ありがとうございます! あの記事、助かりますよね~(笑)。 この表紙、歴史というよりホラーっぽい雰囲気になってしまったかな……やはりセンスの問題か(笑)。 せっかくなので試行錯誤してみます!

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あ!?

こっちも変わってる!わたしもあの記事を塾塾に読んで勉強中です!

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Sarumiさま

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました! 人生、つらいことは多いけれど、絶望はしなくて良いんじゃないかな? という思いで書いています。しかし私はラストで主人公を死なせてしまうパターンが多いなと、今さらながら気づきました(笑)。史実は変えられませんが、切り取る部分は変えられますから、構想を練るときに考える余地があるかもしれません。 次回はまたオランダ人が主人公です。よろしければまたお付き合い下さい。

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歴史を題材にしながら暗く重くならないのが良いですね!

悲しかったり、切なかったり、衝撃的だったり、心揺さぶられても、読後に爽やかな後味が残るところがいいですね。 重くないというのが「軽い」と言う意味でないことは、きっと他の読者さんにもお判り頂けると思いますが。 歴史を題材にしながらも、青空に舞うつばめみたいに軽やかな印象と言ったら良いでしょうか。 物語の続きを楽しみにしています。 追伸:私の『リトル・ウィング』にもエールを送ってくださり、ありがとうございます。 今夜このあと更新予定ですが、今回は苦手にチャレンジしてますので、率直なアド ... 続きを見る

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Sarumiさま

前後してしまい、すみません。 そんなにプロットをお持ちとは! 確かに作品からは物語のうねりを強く感じるので、そこがSarumiさんの強みかもしれませんね。これからも楽しみにしております!

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Sarumiさま

いつもありがとうございます! そう、こちらの「レオンの話」は間もなく終了しちゃうんですけど、すぐに第二弾を投稿する予定でおります。伊万里の皿が誰の手を介してやってきたのかを語るつもりなので、よろしければまたお付き合い下さい!

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小説情報

伊万里Ⅰ 科学者レオンの話

あおぞらつばめ  AOZORA-TSUBAME

執筆状況
完結
エピソード
32話
種類
一般小説
ジャンル
歴史
タグ
歴史, 一人称, ドレスデン, マイセン, ヨーロッパ, 近世, ザクセン, 錬金術, オムニバス, 美術
総文字数
73,583文字
公開日
2020年05月12日 14:15
最終更新日
2021年09月24日 13:55
ファンレター数
25