『星の彼方　絆の果て』シリーズ完結編！

《星の彼方》から現れた《原始の民》が、未開の惑星スタージアを切り拓き、彼らの末裔たる銀河系人類がその生活圏を銀河系中に広げて数百年。スタージアに残る人々は、その多くが秘かに精神感応的に《繋がって》銀河系人類社会を見守り続ける《スタージアン》であるということ、そして彼らが《星の彼方》に潜む超精神感応集団《オーグ》の干渉に備え続けてきたこと。それらの秘密を知るのは、人類でもごくわずかの人々のみである。

　銀河系人類社会の中心を銀河連邦が占めるようになって三百年足らず。連邦加盟国タラベルソが突然陥った通信途絶危機『大途絶』への対策として、連邦は人類が求めて止まなかった恒星間通信網を敷設すべく『銀河ネットワーク計画』を立ち上げる。一方、強力な精神感応力を持つ少女ウールディは、『大途絶』から逃げ出した双子の姉弟ファナとユタに出会う。彼らはやがて『銀河ネットワーク計画』が真に目指すものと交錯し、大きく関わらざるを得ない。その裏に潜むのは《スタージアン》の意思か、それとも――

　強大な精神感応力に翻弄されながら、銀河系に繋がりを求める人々の物語『星の彼方　絆の果て』シリーズ、堂々の完結編！

※前作『星の彼方　絆の果てⅠ【改訂版】』『星の彼方　絆の果てⅡ【改訂版】』の続編であると同時に、他サイトでの投稿済作品『星の彼方　絆の果て』（全五部構成）から第五部を抜粋し、若干の改稿を経て第六部と書き換えたものになります。
※『星の彼方　絆の果て【改訂版】』は全六部構成となっています。
Ⅰ：第一部～第三部
Ⅱ：第四部・第五部
Ⅲ：第六部
三つに分けたのは、三種類の表紙絵を使いたかったからです！
※前作未読の方のために、末尾に用語解説・登場人物一覧を追加しました。