【戯曲】闇の左手(ル=グウィン原作/オリジナル訳に基づく二人芝居)

[SF]

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宇宙のさいはて、極寒の惑星。スパイとみなされた地球からの使節は、ただ一人の理解者である現地人の宰相と、大氷原を横切って決死の逃避行を試みる。雪と氷に閉ざされた死の世界で二人を待ち受けるものとは……。
日本では『ゲド戦記』の原作者として知られるル=グウィンの、真の代表作『闇の左手』。その壮大な物語を、かぎりなくストイックな表現で二人芝居の朗読劇にしました。
未村明によるオリジナルの翻訳に基づいています。勝手な二次創作ではなく、正式に原作者の許可を得ています。生前に台本をお見せしたら、大変喜んでくださいました。
(人形は園英俊(そのひでとし)氏の作品です。)

(ここから小声)じつは既存の訳には、訳し間違いと思われる個所が多々あります。誤訳はともかく、固有名詞の発音は、この私の訳のほうが「正しい」です。というのはル=グウィンさんに(生前)直接お会いしてお訊きしたからです。また、ご本人による朗読テープも私は持っていて(残念ながら絶版)、随時確認しています。
例1.主人公二人のうち一人の名前は、「エストラヴェン」です。冒頭の「エ」にアクセントがあります。(ハ●カワ訳のように「えすとらーべん」ではありません。)
例2.もう一人の主人公ゲンリーの所属する惑星同盟の名前は、「エキュメン」です。同じく冒頭の「エ」にアクセントがあります。(ハ●カワ訳のように「えくーめん」ではありません。)

小説そのものの訳を載せることは出来ませんが、せめてこの形で、できるかぎり原作に忠実な訳でお届けしていきます。
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目次

完結 全48話

2021年05月08日 20:43 更新

  1. はじめに(この作品の取扱説明書)2021年04月29日
  2. プロローグ2021年04月29日
  3. 第一幕

  4. 第一幕(1)2021年04月29日
  5. 第一幕(2)2021年04月29日
  6. 第一幕(3)2021年04月29日
  7. 第一幕(4)2021年04月29日
  8. 第一幕(5)2021年04月29日
  9. 第一幕(6)2021年04月29日
  10. 第一幕(7)2021年04月29日
  11. 第一幕(8)2021年04月29日
  12. 第一幕(9)2021年04月29日
  13. 第一幕(10)2021年04月29日
  14. 第一幕(11)2021年04月29日
  15. 第一幕(12)2021年04月29日
  16. 第一幕(13)2021年04月29日
  17. 第二幕

  18. 第二幕(1)2021年04月29日
  19. 第二幕(2)2021年04月29日
  20. 第二幕(3)2021年04月29日
  21. 第二幕(4)2021年04月29日
  22. 第二幕(5)2021年04月29日
  23. 第二幕(6)2021年04月29日
  24. 第二幕(7)2021年04月29日
  25. 第二幕(8)2021年04月29日
  26. 第二幕(9)2021年04月29日
  27. 第二幕(10)2021年04月29日
  28. 第二幕(11)2021年04月29日
  29. 第二幕(12)2021年04月29日
  30. 第二幕(13)2021年04月29日
  31. 第二幕(14)2021年04月29日
  32. 第三幕

  33. 第三幕(1)2021年04月29日
  34. 第三幕(2)2021年04月29日
  35. 第三幕(3)2021年04月29日
  36. 第三幕(4)2021年04月29日
  37. 第三幕(5)2021年04月29日
  38. 第三幕(6)2021年04月29日
  39. 第三幕(7)2021年04月29日
  40. 第四幕

  41. 第四幕(1)2021年05月08日
  42. 第四幕(2)2021年04月30日
  43. 第四幕(3)2021年04月30日
  44. 第四幕(4)2021年04月30日
  45. 第四幕(5)2021年04月30日
  46. 第四幕(6)2021年05月01日
  47. 第四幕(7)2021年05月02日
  48. 第四幕(8)2021年05月02日
  49. 第四幕(9)2021年05月02日
  50. 第四幕(10)2021年05月02日
  51. 第四幕(11)2021年05月02日
  52. あとがき(ゲセンへの扉)2021年05月02日

登場人物

ゲンリー・アイ

地球出身。惑星同盟《エキュメン》の特使。惑星《冬》ことゲセンに単身降り立ち、カーハイド帝国の皇帝に開国をうながす。長身。性格は誠実で直情的。推定される容貌はアフリカ系。男性。

セレム・ハース・レム・イル・エストラヴェン


ゲセン出身。帝国カーハイドにおける《王の耳》(宰相に相当する最高実力者)。ゲンリーの使命の重要性をただ一人理解する。やや小柄(ゲセン人の平均的体躯)。性格は慎重かつ大胆。推定される容貌はアジアあるいはエスキモー系。中性(両性具有)。

ファンレター

夢中になりました

この小説が1969年に発表というのが驚異です。ラストのセリフが剛速球で胸に響いて、痛い。そして『あとがき』で、ああ、そうだったのかと……! 惑星ゲセンのために尽くした二人、しかもセレムはこんなにもゲンリーを守って……もう、切ない。セレムの日記を手にしたゲンリーも切ない。そして作中の詩がとても好きです。未村さんの翻訳のお陰ですね。『ゲセンへの秘密の扉』も楽しんでいます。(ネーミング、ぴったり)冬の惑星ゲセンにおける、文化人類学的なアプローチというか、その緻密に構築された世界に夢中になっています。

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本編だけでなく、あとがきも!

本編のすばらしさについては、もうこれだけ話題になっているので、今更私が何か言うまでもないですが、この「あとがき」!僅か700字にも満たないですけど、本当に名文だと思います!書かずにはいられない物語があると同時に、訳さずにはいられない、それも「今」やらなければいけない、そんな物語があるんですね。いつか、2021年の晩春、日本でこの朗読劇と抄訳が公開されたのが「始まり」だったと文学史に記される日がくるような気がします。また、そうなってほしいと心から願います! 「もっと『闇の左手』」の方も、ちゃんと ... 続きを見る

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読了

 同胞との握手のシーンが印象的でした。ぐーっとここで胸にこみ上げるものを感じました。原作では同胞とのふれあいはさらりと描かれていて見落としていましたが、台詞で語られることによって触れるっていうことの意味の大きさを感じ、あえて触れなかった、触れないことによって深く結ばれていた魂を再認識しました。最後の最後に、冷たくつきはなすセレム様が……。(ゲンリー、ショック受けてる場合じゃ無いよ、気がつけよぉ~涙、でも思うツボにはまってあげるのも結果的には愛かも)  最後のシーン、原作では描かれていない現代風 ... 続きを見る

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4幕6~8場を読了しました

 4幕6~8場はオリジナル展開ですね! セレム……。彼の冷静な判断と、根底に流れるゲンリーへの愛を感じます。原作より、セレムがゲンリーに対し能動的に「生きろ」と言っているようで、このオリジナル展開も大好きです。小説と戯曲、せっかく表現方法が違うのだから忠実になりすぎずに、書き手の主観やオリジナルがあった方が楽しいです。  戯曲難しいですね。実は学生時代、かっる~い気持ちで学生演劇のサークルに入り「脚本かきたいで~す」と言ってみたものの、全然書けず、そのうちピンスポットのスナイパーのような魅力に ... 続きを見る

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雰囲気のある朗読劇仕立て。

ル=グウィンだ!と思い訪問しました。 昔読んだけどほとんど忘れているみたい(笑)なので、初読のつもりで読み進めています。 チャットノベルで朗読劇仕立てにしてあるのが、雰囲気を盛り上げていると思います。

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さみしい(4幕5場まで読了)

過酷な氷原の旅から人里へ、ああ物語の終盤にさしかかっているなと感じます。 さみしさのあまり、私の心はまだ氷原を放浪中。 3幕からもう一度読み返して……さりげない昔話が氷の欠片のように心に突き刺さる。(泣) きっと完結しても、何度も何度も読み返すと思います。

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未村節炸裂の第三幕!

未村節炸裂の第三幕ですね! 「あ●●!」、最高です。深いです。ぜひ朗読劇で生の声で聴いてみたいです~(*^^*)

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ああ、ここ。これが読みたかった!(第3幕第7場まで読了)

 原作ではぼかされていたこのシーン。重要なところだと思うのですが、存外にさらりと流されていてちょっとびっくりしました。ええ~知りたい、二人の心の機微が……、その苦しい夜はそれからどうしたのっ。これは「その夜の二人の様子を思い描いて」とばかりに、作者が読者に想像の翼を与えたって事なのかなと思っていますが、その手の想像力が皆無な自分は悶絶するのみでした。ああ、願いが叶った、うれしい。あ、たまに入るちょっとコミカルな味付けも、シリアスな展開のほっと一息になって好きです。

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2幕14場まで読了

 2幕に入って、あ、未村節だ(喜)と思われるフレーズが目立ってきました。なんだか台詞が生き生きしています。原作では日記の中で淡々と描かれる逃避行ですが、会話で読むと二人のこころの波立ちが際立ってドラマチックです。そして会話に時折挟まれる風景描写の絶妙なこと。ああ、最果ての浪漫だわ~~とうっとりです。  第14場ではいまかいまかと待ち焦がれたあの「詩」がとうとう! 簡潔ですが二人の旅路を追いながら読むと感無量です。  それにしてもあの東洋の娯楽がまさか出てくるとは! 原作でもびっくりしましたが ... 続きを見る

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二人の会話から浮かび上がる「世界」

まるでハードボイルドの台詞みたいに削られ、凝縮された二人の短いやりとりの連なりから、広く深い「世界」が浮かび上がってきます。しかも、その「世界」というのが、これまで見たことのない「世界」なんですよね。続きが楽しみでぞくぞくします!第二幕第十一場の最後に出てくる「クレヴァス地帯」というのが、資料集の『古文書』の「歳経て氷に大いなる割裂(クレヴァス)を生ず」の場所になるのでしょうか。古文書のこの語だけ、ルビが外来語になっていてすごく印象的だったんです。

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小説情報

【戯曲】闇の左手(ル=グウィン原作/オリジナル訳に基づく二人芝居)

未村 明(ミムラアキラ)  mimura_akira

執筆状況
完結
エピソード
48話
種類
チャットノベル
ジャンル
SF
タグ
SF, ファンタジー, ル=グウィン, 戯曲, 脚本, オリジナル訳, 波乱万丈, 友情, 切ない, LGBTQ
総文字数
17,615文字
公開日
2021年04月24日 21:20
最終更新日
2021年05月08日 20:43
ファンレター数
15