その日、卒業式を迎えた金山大悟は、高校三年間同じクラスで過ごした親友である武久やクラスの友人と高校生最後の時を過ごしていた。しかし、その輪の中には武久と同じく三年間を共にした瑞希の姿はなかった。卒業を目前に、父親の仕事の都合で海外に引っ越しをしてしまった瑞希。そして、その引っ越しを前に拗れてしまった大悟と瑞希の仲。その時の事を思いだし、後悔に大悟が憂鬱な気持ちでいたその時、瑞希からの手紙を荷物の中に見つける。そして大悟が選んだ答えとは……