終焉のラグナロク

作者 流転

[ファンタジー]

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厳密三人称~一人称、擬似。を織り交ぜながら初チャレンジしていきます。アドバイス等があれば、是非教えてください。
『神話をモチーフにしてますが、完璧なオリジナルなので、本物の神話とはかなり異なります』

──これは、最悪であり、最善な物語。

悠久を生きる神々。唯一満たされる事の無いもの、それは愉悦・快楽と言う恐ろしい欲求。

しかし、それを『理』として自分の胸の奥に秘め、善である為に務める。それが、永久という代償。

それに反し、己の欲求に忠実になってしまえば、もう戻る事が出来ない。その内容がどうであれ、闇に堕ちた神は、悪魔になることも無く、これから先の止まることの無い長い道を幽閉され続ける。その神々を堕神『だしん』と呼ぶ。

だが、ある事件が起きる。それは、来るべくして来たと言っても過言ではない。

──神々の黄昏『ラグナロク』である。

英神と呼ばれていたロキ。彼は自分が悪魔と神との掛け合わせだと言うことを知り『絶念』。

謀反を犯し、創造主である神オーディンを神殺しの槍『グングニル』で射貫く。

噴き出る血潮を浴び、ロキはある愉悦に気が付き染まる。それは『征服』そしてその先にある『快越』。

善の神でいる事を望む神。愉悦に浸り己が欲求に忠実であることを望む堕神。両者がぶつかるの必然なものだった。

──結果は、ロキの『呪法』を用いた堕神の完膚無きまでの勝利。

『呪法』と言う、楔を打ち込まれた善の神は意識に反し、ロキの忠実な下僕と成り下がる。

だが、希望は消えてはいなかった。逃げ延び、地に落ちた、僅かな神々。

そして、いつか、縛られた神々は願う。

──永遠からの解放『死』を。

彼等は、終わりを求める者に終わりをもたらし、ロキを止める事ができるのか。

それとも、神々の子である人が……。

──これは、最悪で救われない物語。

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小説情報

終焉のラグナロク

流転  ska4946

執筆状況
連載中
エピソード
6話
種類
チャットノベル
ジャンル
ファンタジー
タグ
魔法, 神々, 異世界, 異能
総文字数
54,140文字
公開日
2017年03月19日 12:17
最終更新日
2017年03月29日 21:55
ファンレター数
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