禁断の実を食べたものたち

作者 碧海コオ

[歴史]

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第二次世界大戦中の1942年5月31日深夜、乗員6名を乗せた日本軍の特殊潜航艇3隻がオーストラリア・シドニー湾を攻撃しました。
母艦はシドニー湾南方40KMの地点で待機していましたが、3隻とも帰還することはありませんでした。
数日後そのうちの2隻はオーストラリア海軍によって海から引き上げられ、シドニー要港司令官ジェラード・ミュアヘッド・グールド海軍少将の指示で乗員4名のための海軍葬が行われました。
最後の潜航艇は長い間行方不明となっていましたが、2006年に地元のアマチュアダイバーによって偶然発見されました。
いまでもこの日は日豪の歴史の大切な日と考えられており、オーストラリア海軍が毎年日豪双方の犠牲者のための追悼式典を行っています。

このお話は、敵兵である日本兵の海軍葬を行ったことで当時オーストラリアの人々から非難されたグールド海軍少将を、彼のメイドだったローズの目を通して描いたフィクションです。
現世にいたるまで評判の悪い海軍少将を調べているうちに思いついたお話です。
読んでいただけると嬉しいです。

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小説情報

禁断の実を食べたものたち

碧海コオ  KohAoi

執筆状況
完結
エピソード
22話
種類
一般小説
ジャンル
歴史
タグ
シドニー湾攻撃, 第二次世界大戦
総文字数
38,124文字
公開日
2022年10月19日 11:46
最終更新日
2022年11月12日 06:55
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