【7/20】 ダンゲロスSS(130) knaveryVS如月真琴
7月20日21時より試合開始!
130回目!本日も楽しんでいきましょう!
司会担当(敬称略):榎本レン
<ダンゲロスとは?>
「妄想を他人に強要する」能力を持った魔人たちが存在する世界。
手からビームが出る妄想をしてると手からビームが出るようになる。
大体、中学二年生くらいに魔人になるぞ。
ダンゲロスワールドは漫画・小説・ゲームなどで多方面に展開中!
<競技者>
・knavery
https://talkmaker.com/author/knavery/
いつも自殺することばかり考えている文学青年
・如月真琴
http://talkmaker.com/author/Like_Ryuku/
今は亡き東方二次小説の聖地、ノベスタ出身のSS作家。
百合とお酒とサブカル全般が大好き。ちゃんとオリジナルも書けます。
<スケジュール>
21:00~21:30 挨拶や簡単なルール説明、互いのキャラクター紹介など
21:30~22:30 執筆開始
22:30~23:00 感想戦
<ルール>
・21時の段階で、競技者二人がお互いに考えてきたキャラクターを発表します。
・21時半から1時間で、二人がそれぞれ「自分のキャラが相手のキャラに勝つショートストーリー(SS)」を大急ぎで執筆します。
・観客の皆さんは「登場人物」や「好きなセリフ」に☆を入れて下さい。
・最終的に「☆の多かった登場人物を作ったプレイヤー」「☆の一番多かったセリフを書いたプレイヤー」で勝敗が決まります。(キャラ投票・セリフ投票・コラボ作品への書き込みには会員登録が必要なので、お手数ですが観客の皆様は登録お願いします)
<補足>
・今回発表された2キャラクターは競技者両名、それぞれ自分の作品の中で使用する権利を得ます。
・今回執筆された両者のショートストーリーの著作権は各作者に帰属されます。
・また、優れた作品は共幻社より出版されるかもしれません。
詳しくは「共幻社×トークメーカー ダンゲロスSSトークノベル大賞」(http://talkmaker.com/award/dangerousss.html)をご確認ください。
目次
連載中 全4話
2018年07月20日 23:20 更新
登場人物
名前、衣笠三笠
性別、女
年齢、22歳
能力、アメニモマケズ
傘を鉄のように硬くする能力。
日笠は不幸体質で、よく雨に降られる。傘を常備はしていたのだが、その不幸体質が原因で壊れることが多かった。
それを煩わしく思い続け、硬い傘が欲しいと願って生まれた能力。
車に轢かれても壊れず、例え銃弾に撃たれようと壊れない傘になる。
性格
少し不幸体質な女性。
その中でも、特に雨に降られることが多く、しかも傘が高確率で壊れることに嘆くくらいに普通の女性。
なので、能力の発現時、日笠は泣いて喜んだ。しかし、傘があろうと、横風が強い雨の日など、濡れる時は濡れるという事、を思い出したのは次の嵐の日だった。
現在は雨を楽しむ余裕も出て来ている。
職業は天気予報士。出るとなかなかの確率で予報が外れてしまう、お天気お姉さんと本人からしたら不本意な形で人気を博している。
また、魔人なので生放送中にほかの魔人に襲われることもあるのだが、軒並み返り討ちにするくらいに戦闘力はある。(あくまで不幸体質なだけであり、ドジではない
それも名物コーナーとなってしまい、上には視聴率が取れると喜ばれているが、本人はなかなか深刻になやんでいる。
作者:knavery
「血の果てまで飲み干してやる!」
黒を宿し、朱に染まる断罪鬼
○空ノ音 葬(そらのね ほむら)
性別:女
東洋に棲み着いた吸血鬼一族の末裔。
真祖エリザベート・バートリーの血統を持つ最後の生き残り。
一見すると美少年にも思える美貌に見惚れない者は居ない。
一度記憶を失ったことがあり、幼少期のことを覚えていない。
両親は父親一人、それに心優しくて可愛い妹と暮らしていた。
彼らと顔は全く似ていなかったが、それは些末なことだった。
当時、彼女たちは中学校に通っていた。
周りの人間より太陽に弱く、足が速く、いつもお腹が空いている。
――自分が吸血鬼であることに気付くのに、時間はかからなかった。
血を吸わなければ弱ってしまう。
ああ、清らかな血が飲みたい。
お腹いっぱいに飲み干したい。
幸い、彼女はとても恵まれていた。
校舎裏に呼び出せば、それを断る生徒なんて誰も居ないのだから。
必要最低限の血だけで生活していたので、
吸血鬼が感染して大事になることは無かった。
――妹だけは特別、後天的な吸血鬼に染めてしまったが。
そうやって5年暮らしていたある日、
世界で大規模な吸血鬼狩りが始まってしまう。
彼らは外傷による死であれば何度でも蘇るが
現代の薬物投与によって脳髄ごと衰弱させられたら最後、
二度と目を覚ますことはない。
ひどく残虐な手段で狩りは行われていた。
1000人居たはずの吸血鬼たちは100まで減らされ、
魔の手が日本に伸びるのも時間の問題だった。
ついに恐れていたことが起きる。
朝起きると妹が見知らぬ男たちに連れられていく現場を――。
父親が引き渡す瞬間を目撃してしまった。
あと一歩間に合わず――。彼女は父親に激しく問い詰めた。
「妹はどこだ」と。父親は何も知らない、と返した。
次はお前だ、と。冷たい目が告げていた。
身内に裏切られた悲しさと、妹を奪われた悔しさ。
やり場のない怒りが込み上げ、世界を真っ赤に染め上げる。
右腕が異形の力に包まれると、父親だったものを一瞬で粉砕した。
――この腕は悪を。欺瞞を。嘘付きを、絶対に赦さない。
正義を。誠実を。清らかな世界を。
嘘付き共に――断罪を下せ。
18歳。少女は異能を宿して外へ出た。
妹とはもう会えないことを知りながら。
能力名:ローマ・ザ・ホリデー
嘘に反応して対象を一瞬で捕食する能力。
有効範囲は彼女の聴力が許すかぎり。
聞こえる音に嘘が含まれていれば能力は発動する。
右腕から影が伸びて、対象の肉体を食い荒らしてしまう。
なお、捕食行為は吸血も兼ねている。
厳密には彼女自身が操っているわけではなく、
異形の存在が嘘を赦さないのだ。彼女は器のようなものである。
それを彼女は「ローマ」と呼び、忠犬のように飼い慣らす。
――あるいは、彼に意思など存在しないかもしれない。
独りの寂しさが紛れるなら、それも些末なことだった。
もはや――理性も長く持たないだろう。
戦う動機:お腹を血で満たすため/嘘付きを断罪するため。
イラスト:らぬきの立ち絵保管庫様
作者:如月真琴
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