フィクションとは思いますが、黒機さんの欠片が見え隠れするよう、ドキュメンタリーを読んでいるようでした。 にじり寄る閉塞と分断と焦燥。いや、「断裂」か。その現実の中で、日本人、中国人の振るまいがとてもリアルで切なかったです。 コロナ禍から６年後の世界ですね、無担保無利子融資の元金据置期間は最長５年だから、その頃には返済が始まっているというリアルな設定……。その頃日本はどうなっているんだろうと警戒しています。取り越し苦労ならいいけど。 息づかいを感じさせるすぐそこの未来、これは黒機さんにしか書 ... 続きを見る

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ファンレターを失礼します。 敵対国…… そうですね。十分ありそうな近未来。 いや違う。今、地球のどこかで起きている物語。 見かけ、言葉、立場など違いは当然ありますが、 そういうものに翻弄されるのが庶民、ということでしょうかね。 「登場人物4人の恋愛物」として異色ながら、考えさせてくれる作品でした。 有り難うございました。

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