セリフ詳細

 文系の進路を選んだにも(かか)わらず、自然科学、取り分け地学への執着をとうとう捨てる事ができなかった理由は、私の心の中に「神秘への憧れ」とでも言うべき、ある種の自然崇拝が存在したからではないかと思います。私は今まで色々な鉱物を見てきましたが、このような美しい立体図形を創り出す自然の摂理に、しばしば驚嘆を覚えました。また、数々の化石から見えてくる地球の歴史を通して、想像を絶する世界の雄大さを私達は知る事ができます。世界中の様々な民族の神話では、神が天地を創造する過程や、自然界に宿る精霊などについて語り継がれていますが、これらの内容にはもちろん作り話の部分もあるにせよ、一面の真理をも含んでいるのではないかと私は思います。同時に人間の心すなわち精神もまた、いま流行りの脳科学だけで説明できるようなものではなく、肉体とは別個の実在としてあると私は信じてきました。私が地理学を研究しているのも、自然と人間の相互作用によって形成される地球上の景観を通して、そうした神秘性を感じ取りたいという意識に基づいているのではないかと思います。

作品タイトル:ちがくぶ!地球研究会

エピソード名:メタセコイア盛衰史 白亜紀の誕生から日本での復活まで

作者名:スライダーの会  slider

71|科学|連載中|46話|286,182文字

短編, 青春, 高校生, エッセイ, シリアス, 一人称, 女主人公, 群像劇, 現代, 一話完結

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 東京 渋谷区の、とある私立学校に「地学(地球科学)部」という部活があり、私達の世界である地球(岩石圏・水圏・大気圏)と宇宙に関して、主に自然科学的な探究を行っていました。地学部の部室である「地学教材室」は理科館4階にあり、地学部で過ごした日々、ベランダから眺めた天地の景色は、部員だった私達の大切な思い出です。

 やがて卒業し、大学に進学するなどした私達は、地学部の理念を継承した活動を続けるべく、渋谷区や横浜市 青葉区の大学を拠点とするサークル「地球研究会」を結成しました。地球研究会は、地理学・地学などを中心に、私達が暮らし生きる世界を学び、その中に存在する自我を見詰める、総合的ネットワークです。

 現在は、ここ「NOVEL DAYS」に公式ウェブサイトを開設し、國學院大学・法政大学・星槎大学などの学生・卒業生らが参加し、論文や随筆を投稿しております。大学の課題レポートとして執筆した小論文も掲載しているので、学業の参考になるかも知れません。アイコン・イラストの登場人物はフィクションですが、本文で取り扱っているのは現実世界のテーマです。


【詳細】

 地球研究会は、國學院高等学校地学部を母体とし、その部長を務めた卒業生らによって、2007(平成十九)年に「地球研究機構 國學院大学地球研究会」として創立された。國學院大学においては、博物館見学や展示会、年2回(前期・後期)の会報誌制作など積極的な活動に尽力すると共に、従来の学生自治会を改革するべく、志を同じくする東方研究会・政治研究会と連合して「自由学生会議」を結成していた。

 主たる参加者が國學院大学を卒業・離籍した後も、法政大学や星槎大学など様々な舞台を踏破しながら、探究を継続している。ここ「NOVEL DAYS」では、同人サークル「スライダーの会」が、地球研究会の投稿アカウントを兼任している。