恨めし屋

[ミステリー]

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闇夜に烏がカァと鳴く。
涙を浮かべて霊は呼ぶ。
恨みを晴らせと人を呼ぶ。
地獄に垂れる蜘蛛の糸、
掴んでみれば、虚無の世界。
生きるも死ぬも関係ない。
光を潜ればまた闇夜。
闇夜を潜ったその先はーー
霊界フィクサー
恨めし屋

登場人物

名前?


祐太朗、鈴木祐太朗ーーもういいだろ。

鈴木詩織です。


二歳上の兄、祐太朗ーーユウくんと一緒に『恨めし屋』をやってます!


年齢……えっと、一八……ウソウソ、三十二です……。


趣味は食べることと……後はナイショ。


よろしくぅ~。

速水敬介と申します。


年齢は四十三です。会社員をやっています。


この度は、亡くなった妻の麗子に会うために『恨めし屋』さんへと足を運びました。


色々と戸惑うことも多いですが、何とかやっています。


不束者ではありますが、どうかよろしくお願い致します。

速水麗子です。


年齢は……生きていたら四十でした。


というのは、もうこの世の人間ではないということです。


この度、詩織さんの身体を通して一週間だけ、現世に戻って来ました。


ですが……


いえ、何でもありません。


よろしくお願いします。

自己紹介か、面倒だな。


弓永、弓永龍だ。


所属は五村署刑事組織犯罪対策課強行係。


階級は警部補。


本来はコンビを組んで仕事をしなきゃならないんだが、上に嫌われていてね、ベテランからは煙たがれ、新人は上の指示でおれにつくことはない。


かっこつけたいい方すれば一匹狼だけど、柄じゃねえな(笑)


補足しておくと、ノンキャリだ。キャリア組も入ろうと思えば入れたんだが、まぁ、ノンキャリで上を目指すのも悪くはないだろうと思ってな。


ま、上からは嫌われてるし、昇進の見込みもないけどな(笑)


ちなみに祐太朗とは小学校から高校まで同じだったが、仲は良くない。


むしろ、おれのような優等生からしたら目障りな存在だったわけだが、まぁ、これも腐れ縁ってヤツだろうな。


年は、祐太朗と同じだから三十四だよ。


まぁ、よろしく頼むよ。

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小説情報

恨めし屋

ティヨーレ  beat_kaiji

執筆状況
完結
エピソード
14話
種類
一般小説
ジャンル
ミステリー
タグ
ハードボイルド, 悪趣味小説, 幽霊
総文字数
32,918文字
公開日
2020年01月18日 00:11
最終更新日
2020年01月20日 06:00
ファンレター数
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