みかん箱
各エピソード間に関連性はなく、それぞれで完結した、短編読み切り集(になることを目指しているところ)です。
各短編の〈あらすじ〉は「登場人物」のところにまとめています。
そちらの〈あらすじ〉を見て、読むかどうかを判断していただければと思います。
ジャンルは色々と扱いたいのですが、レンタルビデオ店で言うところの「アクション」みたいなものより、「ドラマ」みたいなものが、ほとんどになるでしょうか。玉石混交なんておこがましい。ほとんどが食えたもんじゃない代物だと思いますが、気になったものから味見していただければ、幸いです。
毎週火曜日更新を目標に、出荷し続けていきたいと思います。
→次回(自戒)の更新は3月第一火曜を予定しておりマス。。。(令和3年2月16日)
→3月16日より更新再開しました!(令和3年3月15日)
→おおう、最近やや不定期です(令和3年4月6日)。
「頑張ってください」という温かいものから、「クソつまらない」という辛辣なものまで、みなさまからのコメント・アドバイスなどなど、お待ちしております。
※自戒の為の落稿日メモ※
令和2年度
・1月26日・2月9日・2月16日・2月23日・3月2日・3月9日 (ええ、6回も。。。)
令和3年度
・4月6日
目次
連載中 全20話
2021年03月30日 07:00 更新
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令和2年度
- 第1話 「本は巡っていく」2020年10月06日
- 第2話「私の無限なべ」2020年10月13日
- 第3話「津山恋愛事務所」2020年10月20日
- 第4話「雨粒と星粒」2020年10月27日
- 第5話「チューブ・ルート・8」2020年11月03日
- 第6話「夜曜日の日」2020年11月10日
- 第7話「エレベーターが動き出すまで」2020年11月17日
- 第8話「血のないふたり」2020年11月24日
- 第9話「ココアは苦めで」2020年12月01日
- 第10話「彼女は空になった」2020年12月08日
- 第11話「小町ちゃんよ、永遠に。」2020年12月15日
- 第12話「クリスマス・モーフィング」2020年12月22日
- 第13話「ランドルトの環だけ残す」2020年12月29日
- 第14話「ままならない日々_近藤の場合』~とけない氷~」2021年01月05日
- 第15話「川に落ちた日」2021年01月12日
- 第16話「黄金色の小判型でサクサクとした衣」2021年01月19日
- 第17話「読みかけの本」2021年02月02日
- 第18話「三十三平米の荒野」2021年03月16日
- 第19話「『ヤツは四天王の中で最弱』と仲間に言われながら、勇者に倒された悪魔四‥2021年03月23日
- 第20話「記憶の暗がり〜序章〜」2021年03月30日
登場人物
こんにちは!
『みかん箱』 執筆者の三柑八朔です。
「登場人物」の場所を使って、各短編の簡単なあらすじを紹介していきます。興味のある作品を探す参考にしてください!
読んで面白かった作品には、「いいね」していただけると嬉しいです。
第一話 「本は巡っていく」
ジャンル:ドラマ、青春、ブックカフェ
吉田は、無人のブックカフェ”ABC”から金になる本を盗もうとしていた。高校生活を満喫するには金がいるのだ。しかし、彼を阻むように、自称:常連の女性はいつまでも「1万6千円」の本を読んでいる。早くその本を読み切ってくれ!果たして彼は、最後の高校生活を「せどり」で彩ることができるのだろうか。
第二話「私の無限なべ」
ジャンル:ドラマ、記憶、キムチ鍋
契約期間満了により、実質リストラされた藤村は、引越しを明日に控えたアパートで最後の晩餐をしていた。メニューはキムチ鍋。明日の朝まで気持ちよく飲み明かすつもりだったが、その気持ちとは裏腹に、真っ赤な鍋からチラつくのはあの忌々しい記憶ばかり。彼女は今夜のキムチ鍋を食べ切れるのか。
第三話「津山恋愛事務所」
ジャンル:ドラマ、恋愛?、パシリ
輸入雑貨の仕入れやら、ネットニュースの書き起こしやら、恋愛事務所の「恋愛」の二文字からは程遠い雑用・パシリを押しつけられる新人所員のリョーイチ。先輩所員サムさんの寿退所を受けて、トコロテン方式に所長ヌル子と「恋愛相談」の現場へ駆り出される。さすが、『恋愛成就率99%』は伊達じゃない!
第四話「雨粒と星粒」
ジャンル:ドラマ、お葬式、親族
「お母さんが死んだ」、瑞希はタクシーに揺られながら考えていた。熱気と湿気でむせかえる式場。お坊さんのお経を背景にして、知らない人たちがすすり泣く声、それとお焼香の香りと手に残るザラザラした感じ。なぜだろう、私だけ取り残された感じ。そういえば、叔母さんの優希さんも泣いていなかった。
第五話「チューブ・ルート・8」
ジャンル:ややSF、二人の男、ポテトチップス
オリオン座の三つ星が輝く冬の夜、サバンナの星空をプラネタリウムにしてレオとライオは歩いていた。二人の故郷へ繋がる全天候型道路「チューブ・ルート・8」。透明なトンネル状の道を歩くレオとライオの仲に一つの危機が訪れていた。ポテトチップスの『のり塩』。それが全ての始まりだった。
第六話「夜曜日の日」
ジャンル:実験小説?、交換日記、大学生
「僕はいつもね、そう、あれ以来、よく聞くレコードがあってね、レコードなんて君からすれば、ハイカラ気取りって言われるかもだけど、レコードというのはね、CDのように究極的には0か1かに変換されうる情報とは違って、0~1という幅があってでね。あぁ、ところでレコードのタイトルだけど、、、
第七話「エレベーターが動き出すまで」
ジャンル:ドラマ、タワーマンション、ハロウィン
ハロウィンの夜。希のマンションからは仮装行列が見える。今日に限ってテキパキと仕事を終える部下たちと、ハロウィンの人混みのおかげで、希は仕事帰りに夕食を食べ損ねていた。今から夕食を買い出そうと希がエレベーターに乗ると、運悪く緊急停止してしまう。見知らぬ”和服白ゴス”の女性と一緒に。
第八話「血のないふたり」
ジャンル:ドラマ、アンドロイド、夜のお散歩
夜行バスに揺られて、夜の街にやってきたアンドロイドの子供のルルとミル。雪が降る寒々とした街で、あてのない、探し物をしている。コンビニ、屋台、牛丼屋・・・。夜の街をめぐり、いろんな人とも出会うルルとミル。結局、探し物は見つからないまま、何を探しているのかもわからないまま。夜が明ける。
第九話「ココアは苦めで」
ジャンル:ドラマ、場所取り、他人のなれそめ
スキー同好会の山田たちは、明日のサークル勧誘会に向け、花見の場所取りを徹夜でしていた。何かと競技スキー部には見下されがちなだけに、イベントではそのパリピで存在感を示したい!そして今年こそ念願の女子部員を!そんな野望を抱く山田をよそに、同好会随一の草食系に彼女ができたとか?
第十話「彼女は空になった」
ジャンル:SFホラー?、アパートの隣人、雨
彼が毎日夕日を眺め、大雨の夜は雨に打たれ、快晴の朝は日差しに焼かれる理由。それは、彼の彼女が空になったから、人工惑星の制御装置の生体コンピューターになったから。人間と機械の恋は、かなわない恋。彼を現実に引き戻すため、そして彼女の野望を食い止めるため、行動をしないといけない。
第十一話「小町ちゃんよ、永遠に。」
ジャンル:ドラマ?、町おこし、マスコット
『みなさん、こんにちは!今日古町の特別広報部長の京小町です!今日古町と言えばジャガイモ!夏の新ジャガは、ほっぺが落ちちゃうくらい美味しいんですけど、名産品はそれだけじゃないんです!魅力いっぱいの今日古町を今日からたくさん紹介していきます!みなさん、どうぞよろしくお願いします!』
第十二話「クリスマス・モーフィング」
ジャンル:ドラマ、掌編集、クリスマス
時代も場所も登場人物も違う、クリスマスな掌編集。四畳半で凍える青年、サンタを待ちわびる子供、独り身の女性、そして、クリスマスも仕事の男・・・。決してハートウォーミングしないけれど、これを読んだ皆さんのクリスマスが、作中のどの登場人物よりも、少しでも良いものであることを祈っています。
第十三話「ランドルトの環だけ残す」
ジャンル:ドラマ、青春、身体測定
学校へ行って帰ってくる、いつもどおりの毎日。ただちょっとだけ違うのは、全校生徒がアンドロイドなくらい。そして今日も始まる人間ごっこ。そんな生活にサトーは辟易し始めていたが、例えアンドロイドといえども高校生ならば、ティーンエイジャーらしい悩みはあるわけで。退屈な一日が始まる。
第十四話「『ままならない日々_近藤の場合』~とけない氷~」
ジャンル:ドラマ、ラムバック、ある人の日常
一人で呑むようになったのはいつからだろう。大学の失恋から?仕事を始めてから?目の前のグラスは答えてくれない。近藤は不確かな意識の中で、明日飲むための感情を製氷棚に入れ、今日飲んだ昨日の感情をトイレに吐き出す。そうやって今夜も、彼女のままならない日々が終わ(始ま)るのだった。
第十五話「川に落ちた日」
ジャンル:ドラマ、川の流れ、感傷
桃に、河童に、オフィーリア。川に流されるものは古今東西、幾らでもあるといえど、まさか私が流されるとは。晴天の青空に、心地よくかぶさる草木、そして、体の裏側をヒンヤリとさせる川の水。それらは心地よく、とても良いものかもしれない。ただ、どうして私は川に流されているのだろうか。
第十六話「黄金色の小判型でサクサクとした衣」
ジャンル:コロッケ、コロッケ、コロッケ
「あれは確かにコロッケだったんだ。」「いや、間違いないね。」「まさかあれがコロッケじゃない、訳ないじゃないか。」「あれはコロッケなんだ。」「あああ。」「あれはコロッケコロッケ。」「間違いなくコロッケなんだ。」「ああああああ。」「何と言おうと幾ら否定されようと。」「あれは、あれは、」
第十七話「読みかけの本」
ジャンル:ドラマ、『雪国』、帰省
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」実家へと向かう特急列車の中で、いつものように浜村は『雪国』を開きます。帰省する時の習慣でした。読むといっても最初の十数頁、島村が駒子と再会する所まで。ただ、浜村にはそれだけで充分でした。故郷に帰るには、それだけで十分でした。
第十八話「三十三平米の荒野」
ジャンル:ドラマ、なんちゃって戦後、地下ボクシング
戦争の傷が未だ癒えず、柔らかな春雨からも、古いガソリンのような臭いがしてくる街で、肩寄せ合って生きる二匹の狼がいた。ボクサーの『タロウ撲師』と、その自称マネージャーのラン子。焼けた街で何かを探して生きる二人に、闇市を仕切るヤクザ達の抗争が、どうしようもなく巻き込んでくる。
第十九話「『ヤツは四天王の中で最弱』と仲間に言われながら、勇者に倒された悪魔四天王の一人である俺は、気が付くと異世界転生して女子高生と入れ替わっていた、まではまだよくて、その女子高生の友人が「エア神経衰弱を始めよう」とか言い始めて、仕方なく付き合っているんだけども、この状況を的確に表現できるいい言葉を教えてほしい」
ジャンル:ドラマ、転生もの?、トランプ
第二十話「記憶の暗がり〜序章〜」
ジャンル:SFもどき、記憶、プロローグ
人類は情報を保管する〈ROM〉人間と、その情報を活用する〈RAM〉人間の2種類に分けられていた。RAMとして生きていた山内は違法なROM人間オークションであるROMの女性と出会うが、脳には彼女の死んだ父の遺品が刻まれていた!これは山内と彼女がその父の謎に立ち向かうまでの序章。
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小説情報
みかん箱
- 執筆状況
- 連載中
- エピソード
- 20話
- 種類
- 一般小説
- ジャンル
- その他
- タグ
- 短編, 読み切り, 一話完結, ドラマ
- 総文字数
- 209,826文字
- 公開日
- 2020年10月03日 18:13
- 最終更新日
- 2021年03月30日 07:00
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